翡翠色 オパール色 風の声

おひとりさまの人生 感じて 考えて 味わって(?)
草花とメダカに癒され生きています

パズルの日

2010-05-15 | ただの物ではないの
                     今年も無事に、母の残した牡丹が咲いてくれました!



いつになく、お日様のご機嫌がよかった今年のゴールデンウィーク。(・・・って、話題が古すぎ!?)

天気がいいと、なんというか、やる気がでます。
お陰で、HDDに録りためた海外ドラマや映画をみる事なく、みっちりと、つまった休日を過ごしました。

  映画「プレシャス」を観に行って、その後デパート巡りをして、慣れないサンダルで足が痛くなったり、

  (翌日は、足腰が痛くてダウン )

  空き家になっている実家に掃除をしに行き、荷物の仕分けをしていたら、ずっと探していた毛皮のショールを発見したり、

  友人宅のワンコと散歩していたら、出会った大きなラブラドールにメス犬だと勘違いされて押し倒されかけたり、

  そして、実家から引き上げて来た段ボール箱いっぱい食器を、我が家にいかにして収納するか・・・


     
  昨秋、この色と形に、カタログで見て惚れ込んで、今年初めて、チューリップを咲かせてみました


えー、実のところ、私は大の食器好きであり、洋服はまず衝動買いはしませんが、
食器や雑貨に一目惚れする事が多々あるのは、認めざるを得ない事実であります。

以前の住まいは、本当に狭かったし、食器棚と言えば、元夫が独身時代に買ったスリムなの1つ。
素敵な食器と出会う度に、泣きの涙で、自分にこう言い聞かせていました。


    欲しがりません、越すまでは!! 


そして、現在の住まいに越す時、嬉々として食器棚(というか、引き出し)を買い、
さぁ、これから好きなだけ食器を集めるぞー! と張り切ったのですが、
意外に元夫の食器棚は、見た目より収納力があったようで、
新しい食器棚は、あれよあれよと言う間に、それまで持っていた食器で一杯になってしまいました。


                    


その後、母が実家のリフォームをする時に、納戸にしまってあった箱入りの食器を処分すると言うので、
それは勿体ないと飛んで行き、金目の、いぇ、よさげなお皿やカップのセットを
かなりの量引き取りました。

母が「これ高いの?」と聞く度に、「そうでもないよ」と曖昧に答え、
アラビアのカップや、ジノリやロイヤルドルトンのお皿、香蘭社の大皿、etc...を
何食わぬ顔で我が物にしたわけです。
もちろん、母の事ですから、「これはイギリス王室御用達の・・・」なんて教えようものなら、
「じゃあ、これはうちにとっておくわ」と言いかねませんからね。


元来、割れない限りは食器の処分が出来ない私。
それだけに、100円ショップやノベルティなどの食器は、安易に持たないようにしています。
あくまでも、厳選の上!?

実家から、せしめた、いぇ、貰った食器を入れる為に、食器棚の中を整理し、
1個1個置いていたカップも、重ねたりして、なんとか収納。
さすがに満杯です。


     
  フリル状の花弁が、チューリップっぽくないのですが、芯の部分はまぎれもなくチューリップであります



それから月日が流れる事5年。
母は亡くなり、築40年超の狭小住宅の実家は私が相続したのですが、
住むにはかなり手をいれなければならず、とりあえず空家にしていたら、段々とカビ臭くもなって来て、
いよいよどうにかしようと、重い腰を上げ、家財道具の仕分けを始めました。

そして、またもや食器を物色。
我が家に足りない小鉢類、カトラリー、それから金目の、いぇ、よさげな食器の数々を
ピックアップしたら、平型の段ボール1箱分になりました。

ここで、お気づきの事かと思いますが、すでに我が家の食器棚は満杯です。

おぼろげに思っていたのは、お茶や飲み物など、食品のストックを入れている棚にはまだ余裕があるので、
ガス台の下の引き出しにある、お米やパスタ類を、棚の方に移すかなー・・・という事。

   しかし!

ニンゲンの「無理矢理何かをする」時の能力というのは、「ただならぬ」ものがあるんです。

後生大事にとってあった、ちょい欠けグラス2個を処分して、
あれをこっちに動かし、これをそっちに動かし、またそれをどっかに戻し・・・ 
世界選手権並の難問のパズルに挑戦です。

・・と、していたら、いつの間にか、なんだか収まってしまったんです、全部・・・
まるでブラックホールのような食器入れであります。

 

 
         おはずかしや~・・の食器棚です

まっ、重ね過ぎは認めますけど。


これまでに実家で見慣れた食器達も、うちでみるとなんだか新鮮で、引き出しを開けるのが楽しいです。

これで、どれだけ人が来ても、取り皿やカップに困る事はないわ!

・・って、うちにそんなに大人数は、入れないんだけど、まぁ、いっか!?

・・って言うか、根本的に、あんまり料理しないよね、この人・・・うぐぐ・・・


 そうして、また物が増えて行く・・・・果てしなく・・・ブラックホールに飲み込まれながら・・・


   





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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (tomsworks)
2010-05-15 17:18:15
いつもブログ拝見しています。tomsworksと申します。

この度、当社運営のブログランキングサイトを開設いたしましたので、
ランキングにご参加いただければと思いコメントさせていただきました。

以下のアドレスからアクセスできますので、ご興味がございましたら
是非ご参加をご検討ください。

住まいるブログランキング URL:http://www.suma-blo.com/

よろしくお願いいたします。
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スバラシイ! (sora)
2010-05-15 18:36:56
私も器ものが好きで、若い頃はうちで鍋パーティーなどよくやったりなんかしていたせいもあって、
一人暮らしには似つかわしくない量の食器がありました。
今は必要最小限だけを持ち、食器棚すらないのでコーンのかごに重ねてしまってます。
他のは全部、実家の納戸で寝ています・・・。
学生の頃買ったのは安物ばかりですが、
1枚だけ知り合いの作陶家さんの1品作の角皿を持っています。
サラダやパスタを盛るときれいかなーと思いましたが、
もったいなくて使えず、玄関で、これまた焼き物の動物が皿の上に鎮座しております。
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コメント、ありがとうございます! (翠のお返事)
2010-05-16 10:37:52
 tomsworksさん、いらっしゃいませ!

稚拙な私のブログを、いつも読んで下さっているとの事、ありがとうございます。
インテリアや住まいには興味がありますが、ランキングには参加する気持ちはありません。
コミュニティのようなところだといいのですが。
でも、時々、のぞかせて頂きますね。


 soraさん、いつもありがとうございます!

このブログをUPしてから、改めてこの食器の写真を見て、なんだか反省しちゃいましたよ。
多すぎる・・・
実家の食器や衣類は、かなり人に差し上げた残り物だし、自分で買った物は、1/10もないと思うんですけど・・

本当は、soraさんのように、少数精鋭で、最低限必要なお気に入りをだけと暮らせたら、と、ふと思い立って処分してしまいそうで、自分でも、ちょっと恐ろしいです。



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見習いたいです。その標語!(爆) (Harry Potter)
2010-05-16 12:36:43
がんばりましたね!翠さん、パズルというのはよくわかります。円形ってほんとにロスが多く収納には困りますもんね。私も食器好きのDNAをしっかり持ってます。母は物欲を「正当化」するために「嫁入り道具」と称してノリタケのディナーセットや香蘭社の夫婦茶碗とかお急須とお湯のみセット、漆器(!)のお茶碗、江戸キリコのグラスなどをどっさり持たされました。当時の私には全く価値もわからず未開封のままで実家に出もどってマス。私も「欲しがりません建てるまでは!」を標語に節約に励みます。
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収納はパズル!? (るちぃる)
2010-05-16 20:11:36
びっくりしました。。。その食器の量に(笑)
ブログにも、よくMINTON製のカップやお皿がアップされていたので、
お好きなブランドなのかな~と思っておりました。
が、和洋それぞれ充分過ぎる程のバラエティーですね!

私は、飽きっぽいので白で統一していますが、
ブランドやメーカーは。。こだわっておりませんです。
同じく最近は料理をさぼり気味ですので、上の食器しか使わなかったり。

それにしても、牡丹やチューリップの堂々とした晴れ姿に(?)圧倒されました。
翠さんが手塩に掛けた作品達ですものね。本当に良い季節です



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わたしも同じ・・・ (ぼんぼりん)
2010-05-17 12:35:55
食器の衝動買い・・・わたしもよくあります・・・
食器フェチといいますかまたも出会ってしまったみたいなんて勝手に思いこんで(笑)収納もないのに
私の住んでいるところから、車で1時間くらいのところで、火祭りという陶器祭が年に2回くらいあるんですが、翠さんを連れてってあげたいデスうふふふっきっと一緒に大興奮デス
お母さんも使った食器達も、翠さんにまた使ってもらえて本当に幸せですねすごく沢山の食器が重なりあってキレイに収納されいて、収納も上手だな~って見ていて気持ちいいですし
なんだか嬉しいな~

お母さんの牡丹ずっと咲くの待っていました。
まだかな?まだかな~って
翠さんのブログアップされるの待っていましたよ
本当に綺麗な深紅の牡丹ですね大きいのが二輪も・・・感動です
ありがとうございました今日はとっても良い日デスまた来年見せてくださいね^^
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牡丹 (やく)
2010-05-17 13:30:26
ゴージャスな牡丹に翠さんのお母様を想像しました。
そしてこの食器たち
きっと翠さんは有形無形のお母様の形見をついでいらっしゃるのでしょうね。
その証拠か(?)翠さんの選ばれたチューリップも超ゴージャス。


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コメント、ありがとうございます! (翠のお返事)
2010-05-18 21:25:52
 Harry Potterさん、こんにちは!

事の始まりは、英国に住んでいた友人が、結婚祝いに贈ってくれたロイヤルドルトンのカップとお皿をでした。
これが、毎日、ガチャガチャと使っているのに、まったく欠けたりせず、とにかく扱いやすい!
それからすっかりハマりました。25年近く経った、今でも現役です。

ハリポタさんも、食器、きっとお好きだろうと思っていましたよ。
親御さんが好きな物って、ちゃんと受け継がれますよね。
実家の納戸には、嫁入りの時に持って行くようにと、頂き物や父が買った(母ではない)いい食器が沢山眠っていましたが、
新婚家庭は狭いマンションからスタートし、それを持って行ける余裕無く、
やっと今になって陽の目を見たかというところです。
やっぱり、食器は使ってあげないとね。引っ越ししたし!?


 るちぃるさん、こんにちは!

実は、もっとあるんです・・・大皿などは、写真をUPしていないもので・・・
ちなみにミントンは、パン皿1枚以外は、全てカードのポイントで貰った物なんです。
まぁ、ハマったと言いましょうか・・・

本当は、朝鮮白磁と信楽焼の柔らかな白い器で揃えたいところなのですが、もう後戻りも出来ず!?
柄物の食器は、色の悪い料理もごまかせる気もしないでもなく!?

時々ブログに登場する、るちぃるさんのキッチンの美しさは、
そのすっきりした色使いからなんだと、納得しました。


 ぼんぼりんさん、こんにちは!

そうそう、食器って、出会うんですよね。
完全に一目惚れの感覚です

ぼんぼりんさんのお宅、以前、ブログでお料理が並んだ写真を拝見しましたが、
どれも素敵な器ばかりで、さすがのセンスと感心していたんですよ。
それから、ミニ盆栽の器も、上手に使っているし、見習いたい事だらけです。

陶器祭り・・それはもう、大興奮ですよ、きっと!
陶器は扱いにちょっと気を使わなければいけないので、登場頻度は落ちますが、
やはり食べ物が美味しそうに見えるのは、土を焼いた器のように思います。

牡丹は、1年分の渾身の力を込めて、ここぞとばかりに咲いている感じです。
この写真は、早く目覚めた朝、強い光の中に2輪目が咲いたところで、本当に艶やかで感動的でした。
また、来年も咲いてくれるように、ちゃんとお守りしなくちゃね。


 やくさん、こんにちは!

思えば、母は私よりずっと華のある人でした。
いつもお洒落をして、ピンクが大好きで、夜な夜な遊びに出掛けて!?
右下の食器の中の赤っぽい器は、母が使っていた飯碗なのですが、内側も外側もびっちりと桜模様で、実家の食器の中でも、ひと際目立っていました。
言われてみれば、確かにこの牡丹の花のような人でした。
私も少しは受け継いでいるのかしら?顔は似て来たかも!?
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