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ジャコ・パストリアス(Jaco Pastorius)ファンサイト「じゃこのめ」管理者のブログ

ロボ556には笑った

2008-03-30 01:10:48 | 日記

いやーひさしぶりに面白いアニメを見ました。そのアニメは『ケロロ軍曹』。先週(3/22)放送分の『ロボ556』には笑い転げました。

ロボ556(ロボットにされた宇宙探偵小五郎)はレギュラーのキャラではありませんが、彼が出てくるストーリー展開はいつも素敵です!登場するときの高笑い、オーバーなリアクション、彼とセットで登場するか弱い妹ラヴィとの会話、彼らはいつも食べ物もなく、電気も止められて貧乏だけど逞しい。

彼ら兄弟が出てくるストーリーはいつも面白いのですが、今回はさらにシュールさ満載!ロボ556の目がビヨ~ンと飛び出したり、首が爆発して吹っ飛んだり(吹っ飛んだ後またニョキッと生えてくる)…もう放送できるギリギリの感じもあって、全国で何万人もの子供が見ていると思うと、少し過激すぎ?な感じもしましたが、まぁいいでしょう。

ユー・チューブで探してみたら、その放送の一部を編集したものが上がっていたので、このブログにもリンクしておきます(このデータを上げた人は、登場キャラの女の子「ナツミ」が目的で編集したようですが…^^)。

ほんとうは全編お見せしたいです。

ユー・チューブにあること自体、著作権的にどうなんでしょうか?


ベン・シドランのモントルー・ライブ

2008-03-28 01:00:56 | 音楽

先日記事に書いたベン・シドランのモントルー・ジャズ祭のライブ盤が届きました。

ライヴ・アット・モントルー(紙ジャケット仕様)
ライヴ・アット・モントルー(紙ジャケット仕様)

ベン・シドラン(vo, p)、マイケル・ブレッカー(ts)、ランディ・ブレッカー(tp)、マイク・マイニエリ(vib)、、スティーヴ・カーン(g)、トニー・レヴィン(b)、スティ-ヴ・ジョーダン(ds)という豪華なメンバーで全6曲。

amazonに曲目リストがないため記しておきます。収録されているのは#1《Eat It》、#2《Song for A Sucker Like You》、#3《I Remember Crifford》、#4《Someday My Prince Will Come》、#5《Midnight Tango / Walking With The Blues》、#6《Come Together》。

#1, #2, #5はシドランのオリジナル。#3, #4は言わずと知れたスタンダード・ナンバー。#6もおなじみのビトールズ・カバー。#3, #4はインスト曲。他は全てベン・シドランのヴォーカルによる上質なAOR。都会の夜のライブといった趣で実にクール。

オススメはランディ・ブレッカーとシドランのデュオによる#3《I Remember Crifford》と、エモーショナルなマイケル・ブレッカーのソロが聴き所の#6《Come Together》。これは買って良かったー。


フィギュア現物を拝見!

2008-03-25 00:03:15 | Jaco Pastorius

タワーレコード新宿店でジャコのフィギュアの現物を発見しました。レジ奥の棚にサンプルとして飾ってありました。

伝説のアーティスト・フィギュアCD・シリーズ Early Years Recordings

大きい!台座の高さだけで4cmあるので実物はホントに大きく感じます。ウワサ通りかなり精度が高いフィギュアであることが遠目にもわかります。とくにベースのペイントの剥がれ具合がリアル。じゃこのめで紹介しているページの写真より実際の彩色はトーンを押さえた感じがしましたが、これはサンプル展示品だったからやや退色したからかな…。でも飾るために作られたモノがそんなに簡単に退色するはずもないと思うので、もともと落ち着いたトーンなのでしょう。

数量限定の予約販売です。つまり注文後に作られるようなので、その場では買えないみたいです。いやー、私も部屋に飾るスペースがあれば欲しい!


ボナ&ウッテンの新譜を試聴

2008-03-19 00:08:45 | 音楽

今日新宿に用があり、帰りにタワーレコードに立ち寄りました。最近CDはネットで買うことが多いので久々の店舗訪問です。いくつかのレコメンド盤を試聴コーナーで聴いた中で、エレクトリック・ベース好きの私としましては、特設コーナーが設けられたリチャード・ボナとヴィクター・ウッテンの新譜をチェック。

ボナ・メイクス・ユー・スウェット
ボナ・メイクス・ユー・スウェット

ボナにとっても初のライブ盤で、前作『Tiki』までの楽曲の中から選ばれた全8曲。ホーン・セクションが加わったライブならではの熱気が生々しく迫ってきます。

ジャケ裏をチェックしながら、しばらくその場で聞き込んでいると、このコーナーのディスプレイのてっぺんに手書きで大きく「7曲目の神業スラップに昇天…」みたいなコピーが書いたPOPが目に入りました。CDが置いてある所にもPOPがあり、そちらには“昇天する”スラップはイントロにあることが書き添えてあります。

ショートカットして7曲目に聴き入る。ふむふむ。ふつうに良いスラップじゃないか…。ということで、私は昇天しなませんでした(笑)。

というより、ボナってそもそもスラップが売りの人じゃないし。彼の魅力はつぶやくような自身のヴォーカルと、アフリカの大地の匂いがプンプンするバッキングの妙が良いわけで、自身のアルバムではベースを“聞かせる”タイプの人ではないと思うんです。どちらかといえば客演アルバムのほうが超絶技巧を駆使するタイプの人。

今回のアルバムも一連のスタジオ盤と同様にアフリカン・ポップのライブ盤ととして楽しむのが正解。もちろん随所にベース好きにはグッとくるフレーズがちりばめられていることも付け加えておきましょう。ベースのソロプレイを期待して買うと失敗します。念のため。

Palmystery
Palmystery

同じ特設コーナーのボナのとなりには超絶技巧派ベーシストの最右翼、ヴィクター・ウッテンの新作が登場していました。前作『Soul Circus』から約3年ぶりのオリジナルアルバム(ゲストでリチャード・ボナも参加)。

ウェザー・リポート的なイントロの一曲目からしてすごく期待して聴き込みました。いいじゃないですか!コレも!フレットレスでのプレイや、お得意の超絶スラップ等、ベーシストとしての存在感をしっかりキープ。ボナのライブ盤とは一味違ったファンク要素テンコ盛りの演奏。

技巧派ではあるけれど、それを披露するための作品になっていないところがウッテン作品のよい所。ヴォーカル・ナンバーも織り交ぜ、前作同様にポップなアプローチを見せながらも、今回はよりクールに仕上がっています。

つーことで、二つとも欲しいなーと思いながらも、今日買ったのはこれらではないのでした(ってここまで引っ張って「別かよ」の声が聞こえますが^^)。二つのアルバムを試聴コーナーで約一時間聴いてしまった(^^ゞ。


アリスタ・オールスターズ三部作

2008-03-12 00:57:51 | 音楽

マイケル・ブレッカーが亡くなり一年が過ぎ、遺作『Pilgrimage』がグラミーを獲得したことは記憶に新しいところです。私もマイケル・ブレッカーは大好きで、ジャコと共演したアルバムはもちろんのこと、かなり思い入れがあります。

Pilgrimage(聖地への旅)
聖地への旅

最近よく聴いているのは、1978年のモントルージャズ祭のために、マイク・マイニエリ(vib)、ウォーレン・バーンハート(key)、マイケル・ブレッカー(ts, ss)、ランディ・ブレッカー(tp, fl-h)、スティ-ブ・ジョーダン(ds)、トニー・レヴィン(b, stick)、スティーブ・カーン(g)らで結成されたアリスタ・オールスターズのアルバムです。

ブルー・モントルー(紙ジャケット仕様)
ブルー・モントルー(紙ジャケット仕様)

ブルー・モントルーII(紙ジャケット仕様)
ブルー・モントルーII(紙ジャケット仕様)

アリスタ・オールスターズはその名の通り、当時のジャズレーベル「アリスタ」に在籍していたスタープレイヤーを中心に結成されたバンドで、後に結成されるステップス・アヘッドの布石となりました。

この二枚のアルバムはブレッカー・ブラザース名義ではないにせよ、彼らの足跡の中でも名演に数えられるアルバムだと思います。曲によりゲストでラリー・コリエル(g)、エディ・ゴメス(b)が参加しています。

私の好きな曲としては、アルバム・タイトルを象徴する清々しさのI-#1《Blue Montreux》、歴代の収録の中で最も高速テンポになったI-#2《Rocks》、マイケルのテナー・ソロに心打たれるバラードI-#3《I'm Sorry》、コリエルの熱演が光るII-#1《A Funky Waltz》、ゴメスが加わりアコースティックな佇まいに変貌するII-#3《Uptowned》、マイニエリの代表作II-#4《Love Play》など。(このほかにも佳曲が盛りだくさんです)

蛇足として、これら二枚は1999年に日本初CD化されたものですが、実際のライブ音源にマイク・マイニエリがスタジオ編集でオーヴァーダヴするなど大幅に手を加えたというらしいです。私が聴いているぶんにはそんなことはたいした問題ではありません。二枚とも違和感なく仕上がっています。

さて、このアリスタ・オールスターズは、同ジャズ祭で“ドクター・ジャズ”ことベン・シドラン(vo, key)のバックを務めました。その模様を収録したシドラン名義の『ライヴ・アット・モントルー』も上の二枚と同し1999年にリリースされています。

ライヴ・アット・モントルー(紙ジャケット仕様)
ライヴ・アット・モントルー(紙ジャケット仕様)

私はこのアルバムだけは、また来たときに買えばいいや。と、放置していましたが。次に来たときには店頭から消えていました。非常に悔しい思いをしていましたが、昨年、上記三部作が揃ってリイシューされていることがわかり、シドラン作品を先日注文したところです。

CDや本は“迷ったときには買う”ことにしないとダメですね…^^。