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ジャコ・パストリアス(Jaco Pastorius)ファンサイト「じゃこのめ」管理者のブログ

フィギュア王でジャコを発見

2007-12-28 14:40:51 | 本と雑誌

今年ももうすぐ終わりですね。みなさまはどんな一年だったでしょうか?ここでは具体的に書けませんが、私もいろいろな転機が訪れました。来年もさらに激動の一年を迎えそうな気配です(そのへんは来年ブログにアップしていきたいと思います)。

ところで、先日近所のセブン・イレブンで何気に雑誌棚を眺めていたら『フィギュア王』というムックを発見しました。

フィギュア王 No.119 (119) (ワールド・ムック 701)
フィギュア王 No.119 (119) (ワールド・ムック 701)

別にフィギアが好きなわけではないのですが、表紙のキン肉マンに釣られてしまって…というのもウソなんですが、最近ジャコのフィギアが発売され、私のサイトでも記事立てしたこともあり、興味本位でつい手に取り、結果的に買ってしまった(笑)。

リアルなフィギュアのオンパレード!スゴ過ぎる!最初にに目を奪われたのは表紙裏の広告に載っていた『帰ってきた時効警察』のオダギリ・ジョー。

Real Action Heroes 時効警察 霧山修一朗
Real Action Heroes 時効警察 霧山修一朗

どうですか、このリアルさ。スゴい!今までフィギュアに興味がなかったんですが、こういうの見てしまうと感心します。欲しくはならないけど(笑)。

で、パラパラとめくると、おッ!9ページにジャコのフィギュアも大きく掲載されているぞ!なになに?このフィギュアの原型は似顔フィギュアの第一人者、寒河江弘が担当だと?(私はよく知らないのですが…^^)

伝説のアーティスト・フィギュアCD・シリーズ Early Years Recordings
伝説のアーティスト・フィギュアCD・シリーズ Early Years Recordings

それはそうと、このジャコのフィギュアは“Legendary Artists Figure Series”の中の一つであることがこの本で判明。もう一つの作品も同じページに掲載されていました。その「もう一つ」は、伝説のマエストロ、ヴィルヘルム・フルトヴェングラーだったのです。タクトを持って構える厳しい顔のフルトヴェングラー、これも良くできてます(下の写真は上半身しか写っていませんが当然全身のフィギュアです)。

伝説のアーティスト・フィギュアCD・シリーズ ベートーヴェン:交響曲第9番
伝説のアーティスト・フィギュアCD・シリーズ ベートーヴェン:交響曲第9番

ジャコと同じく六分の一サイズでベートーヴェンの第九を指揮した1942年のライブ音源CDとセット販売されるそうです。ジャコも『Early Years Recordings』とのセット販売だから、フルトヴェングラーも伝説のライブ音源なのかな?

それにつけても、この『フィギュア王』に掲載されている数々のフィギュアたちは実に精巧にできていて、飾るスペースがあればいくつか買ってみたい衝動に駆られます。集めたくなる気持ちもこのムックを見たら納得です。

それでは、よいお年を…^^。


マクブライド買いの『Day Trip』

2007-12-26 00:30:50 | 音楽

パット・メセニーの新譜『Day Trip』を発注しました。クリスチャン・マクブライド(b)、アントニオ・サンチェス(ds)との共演で、トリオ編成のアルバムは約8年ぶりのリリースだそうです。

Day Trip
Day Trip

「だそうです」なんて書き方になってしまうのは、好きなんだけれど最近は大御所扱いになってしまったメセニーにあまり興味がなくなってしまったのかも…。

大作だった『Way Up』は買ってしばらく聴いたらディス・クユニオンに売ってしまったし、ブラッド・メルドーとの一連のコラボ作品もFMで何曲か聴いていいなとは思ったんだけど買うに至らず…。

じゃあ今回はどうして買ったのか?それは「クリスチャン・マクブライドの参加」だったから。現代ジャズ界のファースト・コール・ベーシストでありながら、根っからのファンク感覚を併せ持つ技巧派との共演は大いに私の購買意欲を刺激しました。

マクブライドの最近の仕事としては日本企画盤のチック・コリアとの共演『モンクス・ムード』のようなアコースティック・ジャズがほとんどですが、自己名義の最新作では、前者とは対極に位置するDJも参加したファンキーなジャム・セッションまでも余すことなく収録した3枚組み『Live at Tonic』があります。

モンクス・ムード~セロニアス・モンクに捧ぐ
モンクス・ムード~セロニアス・モンクに捧ぐ

Live at Tonic
Live at Tonic

今回結成されたトリオは今秋から精力的に公演を行い、来春も引き続き活動をするそうで、突発的に企画されたスタジオ・セッションということではなさそうです。下はYou Tubeに上がっていた公演の模様。

この映像を観るだけでも期待が大きくなってしまいます(ここに紹介する以外にもいくつかの映像がアップされています)。

メセニーのギター・トリオはこれまでいくかアルバムがリリースされていますが、私の場合「メセニーのギター・トリオ」といえば真っ先に思い浮かぶのは当然ながら『Bright Size Life』です。この他にもメセニーのECM時代のアルバムが好きで今も多く所有ています。

Bright Size Life
Bright Size Life


S・クラークの旧作と新作(2)

2007-12-18 23:59:42 | Stanley Clarke

先日(もうかなり前のことですが^^)紹介したスタンリークラークの新譜『The Toys of Men』ですが、かなり良いです。

The Toys of Men
The Toys of Men

「戦争」をアルバムのテーマに据えたということでかなり力が入った6つのパートからなる一曲目《The Toys of Men》がカッコ良すぎます。近年映画のサントラ製作に携わっていただけあって、イントロの演出なども凝ってます。エレクトリック・ベース、アコースティック・ベースを織り交ぜた大作で幕を開けます。

スペイシーでスピード感が最高なベースパターンを繰り返す《Come On》、エレクトリックベースをガンガン弾きまくるドラムスとのデュオ《Bad Asses》、お得意のフラメンコ的なチョッパー奏法をアコースティックベースに持ち込んだベースソロ《El Bajo Negro》など聴き所満載です。

そのほか、1998年の自身のアルバム『If This Bass Could Only Talk』で使い始めたナイロン弦のアコースティック・ベースギターを今回のアルバムでも使用しているようで、アコギよりちょっと低音の効いたサウンドが色気があってグッドです。(アルバムのクレジットにはヴィクター・ベイリー・モデルと記されています。)

エレキ、アコースティックの両刀遣いのベーシストは、今ではそんなに珍しくありませんが、70年代にここまで精度の高い超絶技巧の奏者はWRの初代ベーシスト、ミロスラフ・ヴィトウスと、スタンリー・クラーク以外に思い浮かびません。このアルバムを聴いて、もうすぐ還暦を迎える(1951年生まれ)ことが信じられません。

ところで、今回このアルバムに収録されたラストナンバー《Bass Folk Song No. 6》は、先に書いた記事で紹介したファースト・アルバム『Children of Forever』収録の《Bass Folk Song》の再演と思っていましたが、アルバムのエピローグに相応しいアコースティック・ベースソロでまったくの別モノだったことも書き加えておきます。

Children of Forever
Children of Forever