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ジャコ・パストリアス(Jaco Pastorius)ファンサイト「じゃこのめ」管理者のブログ

久しぶりにC・マクブライドの話題

2011-10-30 00:23:09 | Christian McBride

私が好きなベーシストの一人、クリスチャン・マクブライドの新作『Good Feeling 』が今月リリースされました。

Good Feeling
Good Feeling

このアルバムは、2009年リリースの前作『Kind of Brown』から打って変わってビッグ・バンドで臨む意欲作。過去作に収録されていた2曲のセルフカヴァーを含む全11曲。

そして11月には、様々なアーティストとデュオで演奏し、ひと月に一曲のペースでiTunesから有料配信されていた全13曲を一枚のアルバムにまとめた『Conversations with Christian』をリリースします。

Conversations With Christian
Conversations With Christian

MP3配信もあり

参加しているのは、ラッセル・マローン(g)、ジョージ・デューク(p)、チック・コリア(p)、ディー・ディー・ブリッジウォーター(vo)、レジーナ・カーター(vln)etc...故ハンク・ジョーンズp)、スティング(p)の名前も!(上記リンクMP3配信のページでデュオの相手が分かります。試聴も可能)

マクブライドは『Kind of Brown』をリリースしたタイミングで来日した2009年、丸の内コットン・クラブで公演前に高野雲さんのラジオ番組のインタビュー取材で、iTunesプロジェクトについて語っていました。

Kind of Brown
Kind of Brown
このアルバムのライナーは高野雲さんが書いてます。

この時、雲さん、キングレコードさんのご好意により、ワタシも取材現場への立ち入りを許可されまして、当日のステージも観覧できました。
そのときの興奮のレポート記事


そして、その日のステージ、実は客の中にワタシが入ってます。

うーん、マクブライドのパワフルでグルーヴィーなアコースティック・サウンドが聴けるのは実に嬉しい!でも、たまにはエレベもガッツリ弾いて下さい。たとえばこのアルバムくらい。

フィラデルフィア・エクスペリメント
フィラデルフィア・エクスペリメント


じゃこのめ動画<2011-10-29>

2011-10-29 12:07:11 | じゃこのめ動画

今週の動画は1978年にペンシルバニア州レディングで開催されたWRのステージ。曲は今週も《ティーン・タウン》です。

この動画では、ジャコの十八番フレーズもでてくるし、ウェインのソロが熱い。でも、この曲でいちばんの働き者は、やっぱり、ピーター・アースキンに他なりません。終始あのテンポでリズム・キープするのは大変でしょうね。

この動画、ジャコの研究家として良く知られているリック・ショウのライブラリーからの出典です。お宝ザクザクの彼のサイトも、ぜひご覧ください。
http://www.ricksuchow.com/


じゃこのめ動画<2011-10-22>

2011-10-22 15:20:48 | じゃこのめ動画

今週の動画も番外編。マーカス・ミラーとヴィクター・ウッテンのライブ音源。曲は先週に引き続き《ティーン・タウン》です。

二人の音の違いもハッキリしているし、このアレンジ、カッコイイ!!こんな風に演奏されたらジャコも喜ぶことでしょう。

マーカスはこの曲が好きなのでしょう。自身のアルバム『Sun Don't Lie(キング・イズ・ゴーン)』と、

Sun Don't Lie
Sun Don't Lie

全ての楽曲に加わったケンウッド・デナードのアルバム『Just Advance』でもとり上げられていました。これはたぶんマーカスの意向だと思います。

Just Advance
Just Advance

さて、今回の音源で気になる点が一つ、これはいつのものか?YouTubeに詳細説明がありません。私の推測ですがS.M.V.の『Thunder』の世界ツアー時の音源では?と思っていますがどうでしょう。

Thunder
Thunder

日本にも3人でビルボードに来たはずですが、この時も演奏したのかな。情報がある方コメントください。


じゃこのめ動画<2011-10-8>

2011-10-15 12:47:27 | じゃこのめ動画

今週の動画は番外編。《ティーン・タウン》に歌詞をつけて歌ってます!

歌詞にはジャコはもちろん、パット・メセニー、ジョニ・ミッチェル、ジョー・ザヴィヌルといった名前も…。

ケヴィン・クラフトという方が、ジャコに敬意をはらって歌詞をつけ、歌いました。バックのカラオケも自分でつけたみたいです。素晴らしいですね。

それはそうと、着ているTシャツも気になります(笑)。

以下は歌詞&クレジット(YouTubeにもあり)

TEEN TOWN

This is the town just for kids in their teens
Only a sound if you know what I mean
It's hip!

I really dig the way that Jaco Pastorius played on his jazz bass
He could strike a mellow tone or if he wanted he could jam it at a fast pace
Digital delay
And an awful lot of good technique
Playin' a new way
I especially like what he's done with Metheny
And then again his work with Joni Mitchell's pretty outrageous too
It's really too much!
When you consider his influence in music
Got to be extra funky
The tone of life!

So now I know you dig exactly what I mean when we're cruisin' Teen Town
(Cruisin' the street, groovin' the beat)
It's the total groove I'm likely to be feelin' any time I want to get down
Feel like dancin'
Every time I listen to this song
Really entrancin'
I especially like what he's done with harmonics
(Playin' notes I never heard)
It's apparent his fretless is not diatonic

This is the town just for kids in their teens
Gettin' around really makin' the scene
This is the town just for kids in their teens
Only a sound if you know what I mean
Know what you mean

Now you're cruisin' through the town
It's the coolest place around
Hey, now you're playin' in the town
It's the coolest sound I've found
(Now you're playin' in Teen Town)

Cool it!
I am cruising

You know that Shorter and Zawinul
Didn't write the lyrics to this melody of Jaco's
But since their jammin' is outasite
It's a pleasure to write
(Oh yeah)

Funky as funky can get
Funky as funky can get

Really jammin'!
(Very cool!)

This is the down town
Cruisin' Teen Town

***********
Jaco Pastorius: Music
Kevin Kraft: Lyrics, vocals, drum machine, keyboard
Overdubbing: TEAC 3340S reel-to-reel 4 track (a fossil)


Stay hungly, Stay Foolish.

2011-10-09 00:00:28 | 日記

プライベートでApple製品には大変お世話になっています。メインで使っているのはiPod-Touch。iPod+iTunesのおかげで、私のミュージック・ライフは大きく変わりました。

シゴト上でもAppleにはお世話になってまして、デザイナーの制作ツールといえばMacintosh(Mac)。私が初めて使ったのはCentris650、OSは漢字Talk7からです。あれから何年経ったんだろう…。

実は今、僕のPCはWindowsです。シゴトでもMac使っていません。それでもAppleの話題はいつも気になるし、シゴトのにAppleがもたらした影響は計り知れません。

手作業の上手さがイラストレーターやデザイナーの評価の一つだった時代を、Macを中心としたソリューションが大変革をもたらしました。作業はマシンに。クリエイターはテクノロジーが実現する表現を追求する時代に入ったのです。

手作業がキライだったワタシが今までデザイナーを続けてこれたのは、ハッキリ言ってAppleのおかげです。元を辿ればApple共同創業者、スティーブ・ジョブズのおかげといえます。

10月5日の訃報には驚きました。肉親でも、親しい親戚でもないのに、なにか心に穴が開いた悲しい気分になりました。そしてこの日、ジョブズの有名なスピーチの一部が何度もTVで流れました。


プレイボタンを押して再生が始まると、コントロールバーに「CC」の文字が現れます。
この部分クリックすると画面下に和訳が現れます。

「Stay hungly, Stay Foolish.(ハングリーであれ。バカであれ。)」バカであれというのは、スピーチの中にあった“自分の直感を信じて、自分にに忠実に、他人を気にせず貫け”というメッセージなのだろう、と当日のあるニュース番組でキャスターが解説していました。

そうだよなー。この言葉を忘れずにシゴトをして行きたいです。

ちょっとタイムリーではないですが、僕もAppleとスティーブ・ジョブズの功績に敬意を表したいと思います。

Jobs
今日サファリで開いたAppleのサイト。
Appleのサイト

普通の会社なら、創業者が亡くなって自社サイトのトップページにこんなことをするでしょうか?こういうことができるのがスティーブ・ジョブズのカリスマ性であり、Appleの社風の表れですね。日本にもこのくらいの会社が出てきてほしいです。

「Stay hungly, Stay Foolish.」