妙徳山神積寺は内供奉慶芳上人が開山しました。比叡山第18代座主慈恵大師に指示を仰ぎ、諸国巡錫の砌、正暦2年3月8日に田原の郷、辻川有井堂にて、文殊菩薩のお告げとその守護を得、一条天皇の勅により妙徳山を開き、薬師如来が本尊として祀られています。
年の初めには、「修正会」と呼ばれる正月行事があります。毎年1月の成人の日に行われ、正を修め、邪を払う意味をもち、神積寺の本尊薬師如来の使者「山の神」と家来の「青鬼」(文殊菩薩)「赤鬼」(毘沙門天)が邪気を払う所作を行います。
この行事は鎌倉時代より始められたと伝えられ、当時は勅使をむかえて1月8日に行われていましたが、江戸時代に1月15日(旧暦)となり明治以降は新暦の1月15日となり、現在は成人の日に行われています。
一般的、鬼追式と言っています。
妙徳山神積寺の入口には、新しい道が出来ています。鬼追橋と名前が付いていました。
本堂の階段下には、地蔵尊が祀られていました。私が子供の頃にはなかった様に記憶しています。
鬼追式が行われる本堂です。文殊会や花まつりなども行われています。
本堂の中には、木造薬師如来坐像(国指定重要文化財)や木造文殊菩薩坐像(町指定重要文化財)が祀られています。
鐘楼堂です。木造四本柱建切妻造瓦葺のお堂である。寛文3年(1663)に建立されました。
本堂の屋根には、鬼瓦がありました。山神の顔の様です。
他にも鬼瓦があります。
何故か鬼瓦の角が折れています。どの鬼瓦も折れています。
本堂の裏側の鬼瓦は角が残っています。
鐘楼堂の屋根には、山神の鬼瓦です。
獅子の瓦も有ります。
屋根に上がっている鬼瓦や獅子瓦、山神の瓦
それぞれ意味があるのでしょうね。
神積寺の山も紅葉が始まりました。
赤、黄色、緑が綺麗です。
公衆トイレです。御安心処と書いてありました。年を重ねると、本当に安心処ですね。
便器の処の注意書きです。
汚さない様に、一歩前にの意味です。
良いですね〜(^。^)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます