じわりじわりと気になっていた作品。
これちなみに、午後の参観日(小学校)の為
一日お休みして、午前9時から鑑賞しました。
朝から??って感じのスリラーサスペンス物。
大画面でみるのに、かなり勇気が要りました。
この監督さんの「オールド・ボーイ」が、あまりに衝撃的だったので。
だからこそ、観たかった。
ニコール・キッドマンが好きなのですが、
彼女って今回のような、嫌な(冷たい)役がよく似合う。
夫が謎の死を遂げたわりに、淡々としてる。
不思議な関係の親子。
ミア・ワシコウスカ(娘)の透明感が儚げでもあり、
五感が過敏な役が、これまたよく似合う。
サスペンスと言う意味では、展開は予告をみた感じから
改めての驚きはないのですが(突っ込みたい箇所もあるものの)
映像で魅せる研ぎ澄まされた感覚。焦燥感。
少女から大人への変貌の恐怖みたいなものが
びしびし伝わった。
ピアノの連弾のシーンはエロイ。
靴(サイズ違いの並んだ絵やピンヒール)の小道具も効いている。
チャーリーおじさんは「シングルマン」のマシュー・グード。
あの作品の時は、色気はそんなに感じなかったけど(コリン・ファースに目が奪われてた?)
三角関係の重要な役、2人の女優に見劣りせず。
何だか、今もあの世界観がじわじわと来てます。
あの後、どうなるんだろう・・昔読んだグリム童話のような余韻。
ちなみに平日の9時と早い時間帯で
かなりマニアックな作品なので、また貸切できると思いましたが
意外や?他の観客が3名おりました。残念です。
会員は1000円の日だったからかしら?
かなりよかったんですけど、どう表現しようかと思っているうちにどんどん他の映画が来てしまいました。
靴の場面はよかったですね。このベッド&靴のシーン、彼女の置かれた環境をよく表してました。
「モネ・ゲーム」と悩みましたが、こちらを映画館で観てよかったです。
話題は変わりますが、ジョアンのパンの事日記に書きましたが
roseさんのblogをリンクを貼らせていただきました。
事後報告でごめんなさい。