収納が無い！

　仕事柄、間取の図面なんかを作ったりするのだが、HPに載せるため、実際に写真を撮りに行く。
そんな中で感じたこと。今住まいで人気なのは、フローリング仕立ての洋間である。
図面を作る時、和室のように、６畳とか４畳半ではなくて、㎡数で書くが、日本人にはピンと来ない。
そこで、一応畳数も入れるのだが、５．６畳とかしかも頭に「約」がついて、中途半端な広さ表示である。
　それはさておき、洋室は例えば、主寝室には大きめのクローゼット、他の部屋には主寝室の半分のクローゼットがついている。
これが大半であるが、私思うに、子供部屋の場合、ベッドを置いて学習机を置いたら、書棚はどこへ置くのだろう・・・。
それに、季節の衣類は奥行７０㎝はあるクリアボックスなのに、クローゼットには入るまい。　和室があれば押入れにしまうところだが、和室の無い家もある。
　新築物件もいろいろ見てきたが、いつも思う。収納が無い！
物が多くて言うのではなくて、季節物の収納場所が無いのだ。狭い敷地にめいっぱい建てるから、階段下も収納が無い。和室は畳が傷んでくるとボロボロ剥けて面倒だけど、奥行きのある押入れは嬉しいよね。
　私もどちらかといえば、洋室派だが、万年床のベッドは嫌い。だからクローゼットは押入れくらいの奥行きがあって、フローリング。そこに布団を敷くのが私流の考え方。布団さえ片付ければ部屋は広くて清潔でしょ。
　さて近頃、トランクルームとやらが人気らしく、どこもいっぱいらしい・・・