ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

どすこい(仮)/ 京極夏彦

2006-05-07 | 本 京極夏彦


  どすこい(仮)

  京極 夏彦 著     集英社 / 2000.2



  炸裂する京極ギャグ! 
  『パラサイト・イヴ』をはじめ話題のベストセラー本をベースにした、
  メタでベタなギャグが、あなたを笑死させます。
  一撃必笑、京極夏彦新境地! 
  おすもうさん好きの人も必読!


  『四十七人の力士』 新京極夏彦
  『パラサイト・デブ』 南極夏彦
  『すべてがデブになる』 N極改め月極夏彦
  『土俵(リング)・でぶせん』 京塚昌彦
  『脂鬼』 京極夏場所
  『理油(意味不明)』 京極夏彦
  『ウロボロスの基礎代謝』 両国踏四股






だはは~~~~~!!!
京極さん、やったわね~といった感じでしょうか。
発売当時の2000年に購入済みだったにもかかわらず、今頃読んだという無礼者のワタクシ。
だって、だって~~、矢鱈重いし(手に取るのも憚れる!)、しかもパロディでしょ?って馬鹿にしてたし・・・。
だかしかし、気がつけば、表紙も陽に焼けちゃってるし、おまけに埃もかぶっちゃってるし・・・。
ってなワケで、パラパラと読んでみることにしたのであります!
本が重たいのでアームチェアのアームに本を乗っけて読みました。
とても、手で持って読むのは疲れます。

読み始めは、むむむっ!これは京極さんのお遊びね~~って思ったけど(ちょいと引き気味)、ところが、思いのほかスラスラ~~~っと読めちゃったので、結局面白かったということだと思われまする。
ホント、クダラナイっちゃ~クダラナイのですが、実は実は面白いのですありますよ!
思わず笑っちゃって(何ヵ所も)、かなりアヤシかったことでしょう~。←ワタクシ

でもって、この単行本『どすこい(仮)カッコカリ』の後に、ノベルス版の『どすこい(安)カッコヤス』が発売され、文庫の『どすこい。ドスコイマル』も発売されています。
ノベルス、文庫共に、しりあがり寿氏の新作マンガが掲載されているそうなので、ちょろ~~~っと見てみたいですね~。
それと、集英社で見つけた、『どすこい(安)』の宣伝サイトが面白かったので、興味のある(面白好きな)方はご覧あれ~~~!!

どすこいっ!!


帯に、京極さんにパロられた作家さんたちのコメントがあったので、おまけで書いておきましょう~~。

『パラサイト・デブ』
 → 『パラサイト・イブ/瀬名秀明』  ○『デブめの夏』書いてもいい?

『すべてがデブになる』 
 → 『すべてがFになる/森博嗣』 ○『太めの夏』を昆布で書いてリベンジかな(笑)。

『土俵(リング)・でぶせん』 
 → 『リング/らせん/鈴木光司』 ○京極く~ん、今度会ったら「高い高い」してあげるからね。天まで届け。

『脂鬼』         
 → 『屍鬼/小野不由美』 ○やだなあ、怒ったりしませんよ。うふふふふ。

『理油(意味不明)』 
 → 『理由/宮部みゆき』 ○念願がかなって、とても嬉しいです。

『ウロボロスの基礎代謝』
 → 『ウロボロスの基礎論/竹本健治』 ○『純正音律』では覚悟してね(泣)。


ふふふふ、実はその昔、何冊もの単行本や文庫本、特にコミックが、うちのハナの餌食になっていたのです。
お留守番をさせられた時、私が出掛けた途端、脱兎のごとく階段を駆け上がり、2階の書庫(単に使ってない部屋なだけ)にあるガラス扉のない本棚の1番下の段にある本を引っ張り出し、また1階の居間に掛け戻り、メチャメチャに齧り壊していたのでありました。
この『どすこい(仮)』は、流石のハナもこれを引きずり出すことが出来ず、本棚の中に置かれたままの状態で、下の方だけ齧られていたのでありました・・・。
恐るべしうちのハナ、恐るべし『どすこい(仮)』なのであります!


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