文庫版 邪魅の雫 / 京極夏彦 著
講談社文庫 / 2009.6
江戸川、大磯で発見された毒殺死体。2つの事件に繋がりはないのか。小松川署に勤務する青木は、独自の調査を始めた。一方、元刑事の益田は、榎木津礼二郎と毒殺事件の被害者との関係を、榎木津の従兄弟・今出川から知らされる。警察の捜査が難航する中、ついにあの男が立ちあがる。百鬼夜行シリーズ第9弾。
関口くんが行動的で、しかも、まともに喋っていて驚きました(笑)。
榎木津の縁談と結末には少し驚きましたが、前作で感じた無理矢理感を感じ、更に、煙に巻かれた感もあり、もはやこれまでか…と大変失礼なことを思ってしまいました。
次はどうなってしまうのだろう?とちょっと心配です。
でもって、京極堂シリーズ9作の復習はこれにて終了(番外編も読むべきだったかと心が揺らぐけど…)。
さー、新作『鵺の碑』、いつでもこい!!頼むからきてくれ!