ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

エンドロールのつづき

2024-04-29 | 映画 ア行
インドの田舎町で暮らす9歳の少年サマイは、学校に通いながら父のチャイ店を手伝っている。厳格な父は映画を低劣なものと考えているが、信仰するカーリー女神の映画だけは特別だと言い、家族で映画を見に行くことに。初めて経験する映画の世界にすっかり心を奪われたサマイは再び映画館に忍び込むが、チケット代を払えず追い出されてしまう。それを見た映写技師ファザルは、料理上手なサマイの母が作る弁当と引き換えに映写室から映画を見せると提案。サマイは映写窓から見る様々な映画に圧倒され、自分も映画を作りたいと思うようになる。

エンドロールのつづき 2021年/インド、フランス/パン・ナリン




パン・ナリン監督の自伝なんですね。
他の作品を観たことはありませんが、この映画では、インド映画には必ずある集団での歌やダンスがありませんでした。
そして、フィルムからデジタルへの変化と同様、もしかしたら、集団で踊ったり歌ったりがなくなりつつある変化でもあるのかなと思いました。
映写機がスプーンに、フィルムが腕輪(?)に、特にスプーンも、素手から道具を使うことへの変化かなとか、つい、繋げて考えてしまいました。
それ程、感動的ではありませんが、父親の成長と母親の優しさが描かれていて良かったと思いました。

で、勅使河原宏、小津、黒澤明、どうしてか小津監督だけ苗字だけでした。
この記事についてブログを書く
« ロスト・フライト | トップ | コンティニュー »

映画 ア行」カテゴリの最新記事