1960年代の韓国。軍事クーデターを経て、新しい政権が誕生する。大統領官邸のお膝元の町で理髪店を営むソン・ハンモは、ある日、大統領の理髪師という大役を仰せつかる。緊張を強いられながらも誠実に務めを果たし、やがて、町でも一目置かれる存在になるが、北朝鮮武装ゲリラ侵入事件が起きて、状況は一変する。彼らが下痢をしていたため、同じ症状の国民は「マルクス病」とされ、スパイ容疑で次々と逮捕される破目に。運悪く、ハンモの長男・ナガンも下痢を訴えて…。
大統領の理髪師 2004年/韓/イム・チャンサン
これは絶対に観たかった映画でした!
面白かったぁ~。
も~、声出して笑っちゃいました。
ソン・ガンホ、本当に凄いです!!も~、本当に凄い!!
前半は笑ってばかりで、後半は悲しい出来事があり、ラストはきちんと感動で終わらせてくれていて、ソン・ガンホのお陰ではあるけれど、映画的にも良かったと思います。
これは、大統領の理髪師である父親とその息子のお話です。
息子が歩けなくなったのは拷問(拷問のシーンはコミカルに描かれてはいるけれど・・・)が直接的な原因ではなくて父親への不信感が原因だったと思うので、父親が大統領や権力と決別した途端に歩けるようになっても不思議はないと思いました。
心とはそういうものなんだろうと思います。
大統領の理髪師という誉れと共に、尊敬する大統領の側に居られるということ、国家権力の近くにいる自分に対し、父親にもおごりの気持ちがあったはずです。
大統領という大きな大きな存在が謙虚で誠実なはずの父親の何かを曇らせていたのかもしれないし、竜の目を削るということは大統領との決別を意味しているのであって、父親を試すべく試練だったのだと思いました。
反面、大統領と理髪師の交流もちらりと描かれていて、それはそれでそれもありかな?と思いましたが・・・。
本当に、しつこいようですが、ソン・ガンホは凄いです!!
あ~、面白かった♪
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韓国の芸達者な役者さん達を、ここ数年で、だいぶん知るようになってきましたが、この映画を考えると、彼以外に、キャスティングが考えられませんね。
こちらこそ、TBありがとうございました。
コメントまで頂けて嬉しいです。
ソン・ガンホ、本当に凄かったですよね~。
仰る通り、他の役者さんであの役・・・と考えると思いつきませんね。
ソン・ガンホ、恐るべしですね!