ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

ジュリア

2011-01-12 | 映画 サ行


ジュリアとリリアンは幼なじみであったが、第二次大戦前夜、ジュリアは反ナチ運動に加わっていた。そんなある日、劇作家として成功したリリアンのもとへ、ジュリアが人を介して反ナチの運動資金を届けてくれと依頼してくる。
女流劇作家リリアン・ヘルマンの回顧録の映画化で、二人の女性の生涯にわたる友情と、作家ダシール・ハメトとのプライベートな生活を描いていたサスペンス・ドラマ。

ジュリア 1977年/米/フレッド・ジンネマン





リリアンとジュリアは幼なじみ、なんですね。
大晦日にジュリアと一緒に過ごしているからリリアンは養女か何か?と思って・・・。
といった感じで、冒頭の子供時代の状況がハッキリしなかったのと、一緒にロシアに旅行に行く予定だったカップルとか、途中の回想シーンに出てきた男性とか、説明がなくてちょっとモヤッとしました。

でも、気になったのはその辺りだけで、あとは夢中になって観ていました。
リリアンの常に気持ちに余裕のないところにイライラしたり、ドイツ行きの緊張感にはこっちまでドキドキでした。
そんなリリアン役のジェーン・フォンダは素晴らしかったな~と思います。
それと、登場シーンは少なかったけれど、ジュリアの存在感は抜群でしたね~。

戦争が背景となってはいるけれど、それがメインではなくて、深い友情が強く太く描かれているな~と思いました。
リリアン・ヘルマンの自伝だそうですが、ジュリアの子供が見つかってくれていたら、どんなに素晴らしかっただろうと、あの寂しげなラストとともに思いました。

この記事についてブログを書く
« アンストッパブル | トップ | 新しい人生のはじめかた »

映画 サ行」カテゴリの最新記事