ただの映画好き日記

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ミラダ 自由への闘い

2020-09-04 | 映画 マ行
共産主義が浸透していた時代のチェコスロバキア。政治家であり人権活動家でもあるミラダ・ホラーコヴァーは困難をものともせず、信念を貫くために戦っていた。

ミラダ 自由への闘い 2017年/チェコ、アメリカ/ダヴィト・ムルンカ




誰の気持ちを思えばいいのか、とても悩ましく少し苦しかったです。
ミラダを支持したい気持ちと、でもそのミラダの行動によって苦しい思いをしている家族の気持ち、ミラダと共に闘いけど、でも、家族を標的にされ屈するしかないミラダの仲間、どの立場もどの気持ちも理解できるからこそ複雑な気持ちになりました。

そんな中、最も印象的だったのが、共産主義に不自由を感じない国民たちでした。
ミラダの裁判直前に、ミラダの妹を罵った人やミラダに「国賊」と野次った人は、共産主義に騙されて人生を終わることに気付かず、本当に哀れだなと思いました。

ミラダ役の女優さんが素晴らしかったです。
特に、声のトーンに圧倒され、声の演技が需要ようなのだなーと始めた思わされました。
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