ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

蜜蜂と遠雷

2021-05-04 | 映画 マ行
3年に一度開催され、若手ピアニストの登竜門として注目される芳ヶ江国際ピアノコンクール。かつて天才少女と言われ、その将来を嘱望されるも、7年前、母親の死をきっかけに表舞台から消えていた栄伝亜夜は、再起をかけ、自分の音を探しに、コンクールに挑む。そしてそこで、3人のコンテスタントと出会う。

蜜蜂と遠雷 2019年/日本/石川 慶




原作はまだ読んでいませんが、映画では描かれなかったところがたくさんあるんだろうなと感じ、これはぜひ原作を読まなくちゃーと思いました。

塵くんがよかったです。
主演の女優さんは、私としては違和感を感じてしまい、これもぜひ原作を読まなくちゃーと思った要因でもありました。


『永訣の朝』は、賢治の大切な妹トシさんへのこれまでの思い、死を直前に迎えても兄を思う優しい妹、二人で助け合った日々、別れが辛いのは当然だけど、でもそれを乗り越え助けてくれるのが宗教、その宗教を感じないと無理だと思います。
このあまりにも大きな賢治の心とトシさんとの思い出と、それを上回る宗教を他人が表現するのは無理だと思いました。
別れを恐れず、死を恐れず、心穏やかにそれらを迎えられる宗教を理解というか、心と体に感じなければ理解は難しいように思います。
アメユジュトテチテケンジャ、この言葉に収まりそうで、絶対に収まることのない、壮大な世界と景色をどうやって理解し表現できるのだろう?とちょっと思いました。
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