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名トレーナーと言われたフランキーのもとへ、女性ボクサー・マギーが「トレーナーになって下さい」とやってに来た。最初は断っていたフランキーだったが、マギーの熱意と垣間見せるセンスの良さに、トレーナーを引き受ける事に。
2人で目指してきた頂点に手が届いたその時・・・。
ミリオンダラー・ベイビー 2004年/米/クリント・イーストウッド
観て来ました。
泣きましたよ、嗚咽を堪えるのが大変でした・・・。
※ネタバレしてないと思うけど、微妙にネタバレかも??
ボクシングを選んだマギー、名トレーナーと言われたフランキー、110試合を成し遂げたスクラップ。
それぞれが抱えているもの、抱えてきたものというより、私は、ラストのマギーの願い、フランキーの愛、スクラップの深みが全てだと感じました。ネタバレになっちゃうので書かないけど、誰もが自分がマギーだったら、フランキーだったら・・・と考えたと思います。
解りやすいストーリーと、俳優さんたちの素晴らしい演技と、ラストの泣き、お金を出して観る価値のある映画らしい映画だったと思います。
映像的にも「ほっほ~~」と唸らせるシーンがありました。ジムや病院での光の使われ方がとっても素敵でした。『第三の男』まではいかないけど、『市民ケーン』の1シーンを思い出しました。
私が、1番印象に残ったのは、スクラップの心の深さでした。あのタイツくんへの心の深さ、人間なかなか“待つ”事ができないものだと思います。帰って来るのを待つという意味ではなく、一歩を待つ、というか・・・。私も待てる人間になりたいです。
それと、一つだけ気になったのですが、ベルトを持つ人間があんな卑怯な事はしないと思います。何より、反則をするような者がタイトルを獲れるワケがないと思うんだけど・・・。
なので、マギーもあんな目に遭うとは思えないんだけど。試合の中での・・・というのはもちろんあり得る事だけど。
私、ボクシング好きなんです。ボクシングを語らせるとうるさいです。
クリント・イーストウッドが描いたマギーは、私の好きなボクサーでした。ハングリー精神ですよ。全てはファイトマネーです。
普通のボクサーは稼げてくると、金銭感覚が麻痺してくるし、周りの人間が違ってきちゃうと思うんです。そんなワケでかつてのハングリー精神を忘れて、今まで育ててくれたトレーナーを裏切る事ができちゃうんですよね。
マギーは違いました。スクラップの口添えを断り、全てを手にする事ができる程のファイトマネーより、フランキーとの信頼をとったんですよ。信頼できるトレーナーに巡り会い、お金よりも何よりもトレーナーを信じきる。だからこそ、フランキーは決断したんだと思います。
ボクサーが何を信じて闘っているのか、神様でもトレーナーでもないと思います。信じられるのは自分だけ。血のにじむような練習で自分に勝ち、リングの上で相手に勝つ。
でも、この映画のマギーは、自分以外に、もしかしたら自分以上にフランキーも信じる事ができた。ボクシングに出会えて、信じられるトレーナーにも出会えて、これで良かったんだと思います。マギーは確かに生きたんだと、そう思います。
ヒラリー・スワンクが演じたマギー、すごくいい子でしたね。
演技も完璧で素晴らしかった♪
お客さんの食べ残しを持ち帰るところでもう好きになっていました(笑)。
私にはマギーがマラソンランナーの高橋直子とちょっぴり重なって見えましたよ。
やっぱりハングリー精神なんですよね。
ふたりの絆が素晴らしかったゆえに、あの家族には腹が立ちます!
そうそう、タイツくんが戻ってきてちょっと救われました。
ホント、そうですね~、マギーはいい子でしたね。
筋肉の仕上がりには驚きました。凄いですね、ホントに。
うんうん、食べ残しのシーン、それを食べるシーン、食べ方が良かったですね。味覚関係なしにとにかく栄養を摂ろうっていう感じでしたね。
そっか~、Qちゃんもただひたすらって感じですよね。
ハングリー精神、今の日本のボクサーに食べるのにも困って・・・なんて若い子いるのかな~?そこから始まるのに・・・って思うんだけど。だから近年、いいチャンピオンが出ないんですよ。あはは、ボクシングの話しはヤバいわ、私。
あの家族、ホント、腹が立ちましたね。信じられない。やっぱりマギーにはフランキーがいて良かったですね。
タイツくんもこれからきっと頑張るだろうなぁ、なんて思ったりして。
TBさせてもらいました。
TB&コメントありがとうございます。
おお~、タイツ君、人気ですね~。
ボクサーとは!といった意味でキーポイントでしたね。
うんうん、そうですね、スクラップの懐の深さが伺い知れましたもんね。
久々に熱いものがこみ上げて来ました
好きなシーンはジムでフランキーがマギーのトレーナーを引き受け、握手するところ。
光と影のコントラストが印象的でした。
病院のラストシーンは辛いな~
しかし、すごいTBの数ですね。
記事に感銘を受けた人が(私も含めて)それだけ居るということですね。
izumiさんスゴイ!
こちらからもTBさせてもらいます。
私、もっと泣きたかったですよぉ~。家で観るときは思いっきり泣きます!tatsuoさんも次回おうちで泣いて下さい。
あ~ん、あのシーンは良かったですね~。それに握手の前、マギーらしさが出てましたね。可愛い!って思いました。フランキーも渋々・・・の中に含むものがあって良い表情でしたよね。
病院はね・・・。もぉ~、泣いちゃいますよ。
うんにゃ~~~~、TB、そんな凄くないっすよ!TB返しにお邪魔させてもらったところなんて凄かったですよぉ~~~。
いや~~~ん、そんなぁ~、照れるべさ~~。プププ。
支離滅裂の自己満足な感想でやんす・・・。
よかったぁ~!!
うんうん、泣いたか、泣いたか。うふふ~。
この映画は凄い反響で、且つ好評ですが、クールなのは私ぐらいかな?。
でも自分の心に正直でないと、映画評は成り立ちませんので、私の本音の感想文をTBさせていただきました。
イーストウッド監督より2才も若いアスカパパでした。
うふふ~、“しくしく”だなんて。
ボクシングはですね~、ただの殴り合いではないと思うんですよぉ。もちろん、殴り合いと思って観ていらっしゃるファンの方もいると思うけど、リングに上がるまでの努力と、孤独な闘い、んもぉ~~~、精神の闘いでもあるんですよぉ~~~。えへへ~、すみません。
こんな私ですが、K1は見ません。あ、プロレスももちろん見ません。
お相撲とF1とボクシング。バレーボールとオリンピックが好きですかね~。
おっ!長くなってしまった。
拝読させて頂きましたよん。
そうですよぉ~、自分が感じた事を書くのが楽しいですよぉ。
「愛は試練・・・」、う~ん、なんだか重みがありますね~。
ラストはフランキーの責任感もあったと思います。椅子を引いていれば・・・と。あれだけ汚い事をしてきたチャンピオンだもの、何があってもおかしくない!と予想できたはずだすよね。その点は、私はちょっと厳しい目で見てしまいました。