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少年時代、遊び仲間だったジミー、ショーン、デイヴ。あるときデイヴが車で連れ去られ、性的虐待を受けて帰って来る。それから25年後、ジミーの娘が何者かに殺され、同じ夜、血まみれで帰宅するデイヴ。刑事になっていたショーンが事件を担当することになり、3人の運命が改めて交錯する。(Amazon.co.jpレビューより)
2003年/米/クリント・イーストウッド
ようやく観れたって感じ。
『ミリオンダラー~』に間に合った・・・。『ミリオンダラー~』明日、観に行って来ます。
さて、映画の感想。
これ、ラストはこれでいいの?監督さん、このラストで私に何を思えって言うの?
デイブだけが不幸でいいの?あの少年時代の出来事から誰にも理解してもらえずに、ただひたすら心に“重し”をして、ただ息だけをしてこの年月を過ごしてきたんだよね。あの変態野郎を殴り殺した時だけ、たったあの瞬間だけ“重し”が取れたんだよね。これからだったんじゃないの?これからようやく生きる事ができたんじゃないの?こんなんでいいの?映画くらい、救われてよ。
この映画で復讐をしていいのはデイブだけだと思う。デイブはきちんと罪をつぐなったはずだと思うから。
涙、流れませんでした。これを書いている今こそ、泣きそうです。悔しくて・・・。
ただ、デイブが奥さんに疑われてる?と思ったシーンでウルッときました(私は一瞬たりともデイブを疑わなかったぞ!!!)。
奥さんにはデイブを抱きしめてあげて欲しかった。
私は完璧、デイブ目線で観てしまったので、ジミーが大嫌い。
ケイティが殺された時も、カウンターの上でオッサンたちに見てくれと言わんばかりに若さを露出するような娘だもの、殺されたって仕方ないくらい思っちゃったし。
なんと言っても、ラストのジミーの妻の愚かな台詞。バカじゃない?って感じ。どうしてそういう事を言えちゃうの?しかも、子供達にも父親の復讐を正当化・美化しちゃう?信じられない。しかも、デイブは犯人じゃないんだよ。自分たちだけスッキリすればいいの?
ジミーの奥さんだけじゃない、ショーンだってそうだよ。解ったんでしょ?ジミーが何をしたか。それなのに、奥さんに電話して平和を求めるの?じゃ~、デイブはどうなるのよ!
少年時代、誰が車に乗せられたか、もしかしたら自分だったかもしれないって思ったよね?人生に“もしも”はないよ、ないけど、ないからこそ、デイブを思いやる気持ちは生まれないワケ?
もう少し、メッセージのヒントが欲しかった。きっとジミーの奥さんの言葉が物語っているのかな?っていう気もするけど、あれだけでは伝わりにくいと思う。ただただ嫌悪感しか残らなかったもの。
ティム・ロビンス、今まであんまり好きじゃなかったけど、好きになりました。見事な俳優さんだと思った。ホントに見事だった。
ショーン・ペンは、以前にも増して嫌いです。すんません。
ケビン・ベーコン、いい表情してたと思います。
もう一人、デイブの奥さん、とても良かったと思います。ティムと同じくらい、素晴らしかったと思います。
この映画を観て、ふいに『スリーパーズ』を思い出しました。この間、BSでやっていたと思うけど、もう1回、観ておけばよかったな~。
※つい熱くなり過ぎて、あらすじがまとめられませんでした・・・。てへっ。
今日ちょうど「スリ-パーズ」観ました。
この映画と同様で納得出来なかったし、あと味悪かったです!
「ミリオンダラー・ベイビー」はあと味は悪くないと思うので
安心して観てきてくださいね(^^)。
「スリーパーズ」は見逃しちゃったよ(笑)
それも後味悪かったのかぁ~
原作も暗くて、だらだらしてて、最後はなんなの~?
これだったらもっと短くなる話だなあって思ってしまいました。
だから映画は観る気はなかったですよ。
「スリーパーズ」のほうがずっとずっといいな~。
そういえば、もう一回観たくなりましたよ。
ホントですね、愚かな人間ばかりでしたね。
『スリーパーズ』、実は私はけっこう良かったんですよぉ。少年院(?)での出来事があまりにもショックで、彼らの行く末が気になって仕方ありませんでした。私が復讐してやりたいくらいだったかも。
でも、かなり前に観たので、ちょっと忘れちゃってるので、当てにならないな~、私の感想。ふふふ。
きっとメッセージがあるだろうし、問題提起してるんだろうけど、もう少し解りやすくして欲しかったな~。
『スリーパーズ』、これも暗いのよ。子供達が可愛そうで・・・。
機会があったら観てみて~~。豪華キャストなんだけどね。
おお~、原作読んでましたか。原作も最後は何なのぉ~??って感じでしたか?そっか~、だらだらされると読む気も失せちゃいますよね。
映画は観なくて正解かな~。あ、でも、ティム・ロビンスの演技は観ても損はないような気がします。
そうそう、『スリーパーズ』、私ももう1回観ておきたいな~って思います。
本当に可愛そうでしたよね。ショックでした。
izumiさんが仰る通り、救いの無いディブでしたね。
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ミスティック・リバーとは、ボストン市街を流れるチャールズ川を意味すると聞き及んだことがある。
冒頭、ホッケーのボールが蓋の開いていた下水口に落ちて、3人が中を覗き込む。
ボストン付近の地図を見たら、球は多分、下水溝よりチャールズ川を通じ、マサチューセッツ湾に消えたと推測出来る。
この映画は、チャールズ河口から遡って市街への俯瞰風景で、25年の経過を象徴している。勿論球は遡って戻ることはない。
英語が苦手の私は、riverよりrを取り去ったriveを英和辞典で見たら「裂け目」という意味があった。
冒頭、生乾きのコンクリートに名前を刻むシーンがあるが、その後ディブだけが不幸な体験をする。
題名は、ディブと他の二人の間に、再び戻ること無い神秘な裂け目を意味しているのであろう。
というのが、私のTBの補足説明です。
アスカパパさんのコメントを読んで、改めて映画を思い出して泣けてきました。
やっぱりデイブが可愛そうですよね。どうして彼がこういう運命を背負う事になってしまったのか・・・。私は運命は受け入れるタイプなのでなんとも、・・・ですが。デイブにも受け入れて・・とは言えませんね。難しいです。どうすればいいんだろう。どうすればデイブは幸せに暮らす事ができたんだろう・・・。
裂け目・・・、それで納得しました。ラストのジミーとショーンが幸せそうにしているシーン、腹が立つけど、まさに裂け目を描きましたよね。
クリント・イーストウッド、実は『ミリオンダラー・ベイビー』がようやく集大成かなって思っていたけど、テーマの描き方の繊細さというか、巧さというか、センスは『ミスティック・リバー』で完成されていましたね。こういう映画もあるって事ですね。
酷評してしまって、自分が恥ずかしい限りです。
アスカパパさん、どうもありがとう!!
う~ん、上手く言えないけど、自分がちびっとだけ成長したような、映画の見方が増えたような、凄く心に残りました。感謝です。
これからも映画をいっぱい観て、いろんな事をいっぱい感じたいと思います。
この映画の何がそんなに評価を受けたのかな?
ティム・ロビンスの演技力は分かるのだけど・・。
原作はどんな感じなのでしょうか??
この映画でアメリカ人は何を感じとったのだろう・・。
甚だ疑問ばかり浮かぶ映画でしたね・・。
そうなんですよね、後味が・・・ですよね。
私なんて熱くなり過ぎちゃって、ホント、ダメです。
↑のアスカパパさんから頂いたコメントを読んで、もう一度落ち着いて観てみようと思ったんです。
深くて深くて、私にはまだ理解できないかもしれないけど、やっぱりテーマがあって、それを理解できる人っているんですよね~。凄いな~って思います。
アカデミー会員はプロって事ですよね。当たり前ですが・・・。それに、C.イーストウッドの人柄や情熱や仕事の仕方を知っているから評価も高いのかな~って思いますね~。個人的感情(仕事の付き合い?)も左右されるって言うし。
ティム・ロビンスは凄かったですね~。『宇宙戦争』にはびっくりだったけど!