中国が沖縄を奪う日
恵 隆之介 著 幻冬舎ルネッサンス新書 / 2013.8
沖縄に狙いを定めた中国は、もはや正論では止められない。
中国側の思惑通りに進む尖閣問題。
沖縄のメディアが報道しない真実。
姿をあらわにした習近平の野望。
日本に戦後最大の危機が襲いかかる!
中国はなぜ、執拗に尖閣諸島を狙うのか。中国はなぜ、苛立ち、焦るのか。
私たちの知らないところで、中国の沖縄略奪のシナリオは着々と進んでいる。
このままでは尖閣諸島は、10年以内にほぼ確実に中国の手に落ちる。
今後、日本は国としてどう対処すべきなのか。
迫りくる中国の脅威と、かつてないほどの日本の危機的な状況を、沖縄問題を熟知するジャーナリストが明らかにする。
第一章 すでに70%完了している!? 中国の沖縄略奪計画
第二章 つぎつぎと伸びてくる侵攻の触手
第三章 中国はなぜ執拗に沖縄を手に入れたがるのか?
第四章 習近平に操られる沖縄の親中派
第五章 沖縄戦後史のウソ
第六章 知られざる沖縄の“親中”ぶり
第七章 中国が沖縄・南西諸島を占領する日―日本は“今”何をすべきか?
『沖縄が中国になる日』と同じ内容でしたが、それより更に詳しく書かれていたと思います。
自分自身、おめでたい日本人なんだな~と思わず反省をしてしまうくらい、沖縄の現状と、中国の出方に驚かされます。
既に日本は平和ではないってことなんだなと思いました。
ですので、政府も国民も沖縄に過剰に気遣うのを止めるべきで、まず、補助金を減らすことから始め、沖縄出身者ではない警察官と自衛官を派遣してほしいです。
なんなら、自衛隊でもオスプレイを保有するとか、中国への抑止力として、日本も準備が必要だと思いました。
そして、仲井眞沖縄県知事から、辺野古滑走路の埋め立ての権限を剥奪し、日本政府の主導で行ってほしいと思いました。
仲井眞知事が横柄な態度で「沖縄は75%の…」と言い出したら、それこそ、補助金をカットぐらいの脅し文句を言ったっていいじゃないでしょうか。
今まで日本が平和だったのも、今後のまさかの有事に対しても、本当は日米同盟の強固が第一の抑止力なのは誰でも判っていることなんじゃないかなと思いました。
これはもう過激でも過剰でもなんでもなくて、戦争を回避するための必要なことなのだと思いました。
健全な沖縄県民には内側から立ち上がって欲しいですし、マスメディアはきちんと報道してほしいですし、それによって、国民は現状を知ることができ、一丸となれるんじゃないだろうかと思いました。
既に日本は平和ではないということを覚悟させられ、そして、日米同盟の強固も自衛隊のも戦争のための存在ではなくて、戦争回避のための抑止力だということを再確認しました。
追記:現在、米軍には中国系移民の子孫が続々と入隊しているそうです。将校にのぼりつめていく者も少なくはなく、将来、中国系移民の子孫が軍司令官になる可能性も出てきているということで、アメリカにもじわじわと侵略しているんだな~と思いました。
追記(12/3):改めて、中国の横暴さには呆れを通り越し、危機感を感じずにはいられません。今は、個人の“知りたい欲求”よりも、日本に重大な情報が入ってこないことに焦りを感じるべきだと私は思っています。アメリカはもちろん、周辺国と密に情報交換をせず、日本だけで何が出来るのでしょうか。自分たちが選んだ議員を信じず、後になってデモ行為で憂さ晴らしをするのは違うような気がします。ならば、きちんと選挙の時に見極めればよかっただけのことじゃないでしょうか。後になり気に入らないからと束になって絶叫し、周りの迷惑よりも個人の不満をさらす時代ではないと思います。国の危機を感じ、国益を第一に考えなければならないのではないでしょうか。野党も含め、あまりに平和過ぎると思います。