クライマーズ・ハイ
横山 秀夫 著 文芸春秋 / 2003.8
北関東新聞の記者・悠木は、同僚の安西と谷川岳衝立岩に登る予定だったが、
御巣鷹山の日航機墜落事故発生で約束を果たせなくなる。
一方、一人で山に向かったはずの安西は、なぜか歓楽街でクモ膜下出血で倒れ、
病院でも意識は戻らぬままであった。
地方新聞を直撃した未曾有の大事故の中、全権デスクとなった悠木は上司と後輩記者の間で翻弄されながら、
安西が何をしていたのかを知る。
一気に読みました。
久し振りに大満足の1冊です。
スピード感が違いました。
最初は登場人物が多くて少し戸惑いましたが、いざ、物語が始まるとその魅力に一気に取り憑かれたような、そんな印象です。
まさしく、私もクライマーズ・ハイを経験したかのように、脇目もふらず、一心不乱に読み進めたのでした。
この小説で描かれている日航機墜落事故は実際に起こった事故であり、誰もが知っている事実である為に、フィクションである事を忘れ、物語がよりリアルに感じます。
バリバリの(?)サスペンスでもミステリーでもない本作に対し、これ程までにドキドキし、のめり込んだ背景には、フィクションでありながらも事故のリアルさと、なんと言っても著者・横山秀夫氏の勢いがあったからだと思いました。
主人公の悠木和雅が日航機墜落事故に翻弄されながら、自分自身や社会を見つめ、そして、そこに立ち向かう姿や一つ一つ出す答えに緊張感があり、目が離せませんでした。
事故から17年後の今と、その17年前との切り替え方がとてもスムーズで、その点も読みやすかったです。
読後は、悠木の乗り越えた事への爽快感と、作品とは別に、著者の書き終えた・・という気持ちと、私の読み終えた・・という気持ちがどこかで繋がっているような、そんな気持ちになり、不思議な涙が溢れてきました。
本当に、久し振りに圧倒された小説でした。
『(哲ちゃんの)心の本棚に残したい10冊』に選ばれた作品でした。
よかった~。相変わらず健さん不器用
中国の風景も綺麗でした。人と人のつながりは言葉が通じずともいいもんだと改めて実感。観客が少ないのは残念でした。
おお~~~、観てきたんですね~。
良かったですか?
健さん、相変わらず不器用? おお~、健さん、素敵~~♪
チャン・イーモウの映像はとにかく美しいですからね~。それも楽しみの一つですね。
えっ?観客、少なかったんですか?そっか~~、う~ん、そっか~~。
私は、来週かな~。先に『オリバー・ツイスト』を観たいし、あ~ん、『ミュンヘン』も始まっちゃうし、う~、でも、絶対に観に行きます!
ご報告、どうもありがとう!楽しみです♪