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トルコ 学校でのスカーフ着用を認める

2008-02-10 23:50:49 | ヒジャブ、ファッション
スカーフ容認の改憲案を可決 トルコ、世俗派が権力の中枢に(共同通信) - goo ニュース





トルコ:イスラム女性のスカーフ学内着用を容認

首都アンカラで9日、憲法修正に反対する抗議デモを繰り広げた市民ら数万人=AP 【エルサレム前田英司】トルコ国会は9日、イスラム教徒の女性が頭にかぶるスカーフの大学構内での着用を認める憲法修正案を、賛成多数で承認した。イスラム系与党主導の政府は、スカーフ着用を「個人の自由」と定義し、修正に政治的意図はないと強調している。これに対し、世俗派の野党は国家の「イスラム化」につながると反発し、修正無効を憲法裁判所に訴える準備を始めた。昨年の国会混乱の引き金となったスカーフ問題が再び、「宗教対世俗」の対立に火をつけた形だ。

 憲法修正案は、与党・公正発展党(AKP)と右派の野党・民族主義者行動党(MHP)が提出した。国会承認に続き、ギュル大統領も近く承認する方針で、高等教育法を同様に修正後、発効する。

 世俗派はスカーフ容認が「個人の自由」にとどまらず、着用を強制する事態に発展しかねないと警戒している。首都アンカラの国会周辺では9日、市民ら数万人が集まり、憲法修正に反対する抗議デモを繰り広げた。

 トルコは国民の99%がイスラム教徒ながら、徹底した政教分離の世俗主義を国是としている。スカーフを急進的なイスラムの象徴と位置付け、これまで大学など公的施設での着用を禁じてきた。スカーフが着用できないことから大学進学をあきらめたり、外国留学を選択する女性も多く、今回の憲法修正は学生に限って着用を容認。世俗派の反発に一定の配慮を見せている。

 AKPは以前からスカーフ着用容認を「公約」しており、支持者の圧力も強まっていた。昨年7月の総選挙での圧勝で国会議長、大統領、首相の要職をすべて掌握し、今回の憲法修正につなげた。エルドアン首相は9日、「国会の決定は尊重せねばならない」と自信を見せた。

毎日新聞 2008年2月10日 19時15分 (最終更新時間 2月10日 19時22分)



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