私は県議会議員ですので、福島市議会が議決した事に公式にどうこう言う事は差し控えますが、一市民として感想を述べます。
議会が否決するという事は市民がそのように判断していると捉われかねませんし、中間処理施設の設置などについても、一つの判断材料にされてしまう可能性もあります。
そういう意味では正直ショックです。
除染を進める事が国際社会からの信用を取り戻す事になりますし、除染を進めるためには置き場(管理施設)の存在は必須であり、しかも早急に設置しなければなりません。
県としては仮置き場の設置を求めていますが、最終的な管理施設の存在が無ければ、仮置き場の設置も困難を極める事は明白です。
意見書の全文を記載します。
議案第百八号
放射性物質に汚染された廃棄物や除染に伴って発生する汚染土などの最終処分地の早期決定を福島県に求める意見書
本議案を、福島市議会会議規則第14条の規定により提出致します。
平成23年9月29日
提出者
福島市議会議員
大内雄大
阿部 享
菅野輝美
丹治仁志
田畝誠司
放射性物質に汚染された廃棄物や除染に伴って発生する汚染土などの最終処分地の早期決定を福島県に求める意見書
福島市民の多くは、東京電力福島第一原子力発電所の事故により、放射性物質の汚染された廃棄物や汚染土砂の処理・処分について閉塞状態に陥っている。
この状況を打破するために、国・県の指導のもとに市町村は除染などの実施計画を住民に示すために、不断の努力を日々重ねているが、市町村の自助努力にも限界がある。
福島県は市町村を支援するためにも、早急に最終処分地を決定し、県民の安心・安全を確保するとともに、市町村の信頼性維持に今以上に協力する事が求められる。
福島市民は、生活環境から幾らかでも放射線量を少なくしたいと切に願っていることから、自身の生活空間周辺が仮置き場になる事にも、最終処分地になる事にも反対の思いを抱くのは言うまでもない。
何より震災から半年経過しても見通しの立たない東京電力福島第一原子力発電所20キロメートル圏内の警戒区域に住居を有する方々が、仮に帰宅可能になったとしても、生活環境や経済活動の支援も明確でないままの状態では、未来に不安を抱いて毎日の生活を送らざるを得ない現状を改善しなければならない。
新たな一歩を踏み出すためにも、福島県として決断を下すべく将来のビジョンを明確に提示する事が何よりも重要である。
よって警戒区域自治体住民の心情を十分に考慮し、生活復興を第一に考え、福島県に対し、東京電力福島第一現sに緑発電所周辺を早急に最終処分地として定める事を断腸の思いを持って要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
福島県知事宛て
(提案理由)
放射瀬物質に汚染された廃棄物や除染に伴って発生する汚染度などの最終処分地の早期決定を福島県に求めるため本意見書を提案する。
双葉郡内の方々にも配慮し、福島市民の切実な願いが書かれているわけですが、なぜ否決されたのか不思議としか言いようのない、そんな思いを抱かざるをえません。
議会が否決するという事は市民がそのように判断していると捉われかねませんし、中間処理施設の設置などについても、一つの判断材料にされてしまう可能性もあります。
そういう意味では正直ショックです。
除染を進める事が国際社会からの信用を取り戻す事になりますし、除染を進めるためには置き場(管理施設)の存在は必須であり、しかも早急に設置しなければなりません。
県としては仮置き場の設置を求めていますが、最終的な管理施設の存在が無ければ、仮置き場の設置も困難を極める事は明白です。
意見書の全文を記載します。
議案第百八号
放射性物質に汚染された廃棄物や除染に伴って発生する汚染土などの最終処分地の早期決定を福島県に求める意見書
本議案を、福島市議会会議規則第14条の規定により提出致します。
平成23年9月29日
提出者
福島市議会議員
大内雄大
阿部 享
菅野輝美
丹治仁志
田畝誠司
放射性物質に汚染された廃棄物や除染に伴って発生する汚染土などの最終処分地の早期決定を福島県に求める意見書
福島市民の多くは、東京電力福島第一原子力発電所の事故により、放射性物質の汚染された廃棄物や汚染土砂の処理・処分について閉塞状態に陥っている。
この状況を打破するために、国・県の指導のもとに市町村は除染などの実施計画を住民に示すために、不断の努力を日々重ねているが、市町村の自助努力にも限界がある。
福島県は市町村を支援するためにも、早急に最終処分地を決定し、県民の安心・安全を確保するとともに、市町村の信頼性維持に今以上に協力する事が求められる。
福島市民は、生活環境から幾らかでも放射線量を少なくしたいと切に願っていることから、自身の生活空間周辺が仮置き場になる事にも、最終処分地になる事にも反対の思いを抱くのは言うまでもない。
何より震災から半年経過しても見通しの立たない東京電力福島第一原子力発電所20キロメートル圏内の警戒区域に住居を有する方々が、仮に帰宅可能になったとしても、生活環境や経済活動の支援も明確でないままの状態では、未来に不安を抱いて毎日の生活を送らざるを得ない現状を改善しなければならない。
新たな一歩を踏み出すためにも、福島県として決断を下すべく将来のビジョンを明確に提示する事が何よりも重要である。
よって警戒区域自治体住民の心情を十分に考慮し、生活復興を第一に考え、福島県に対し、東京電力福島第一現sに緑発電所周辺を早急に最終処分地として定める事を断腸の思いを持って要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
福島県知事宛て
(提案理由)
放射瀬物質に汚染された廃棄物や除染に伴って発生する汚染度などの最終処分地の早期決定を福島県に求めるため本意見書を提案する。
双葉郡内の方々にも配慮し、福島市民の切実な願いが書かれているわけですが、なぜ否決されたのか不思議としか言いようのない、そんな思いを抱かざるをえません。
除染の基本は汚染したものを集めてなるべく体積を減らし(=高レベルのものを作る)、それを安全に保管すること。厳しいかもしれませんが、汚染したものをより汚染の低いところに持ち出す行為は(農産物を作ることも含め)迷惑です。
PS 半年たったというのに、除染の基本すら議員の多くは理解できていないのですね。悲しいです。
意見書をよく読むと、同じ県内で「汚染された土砂を押しつけ合う」ことを市議会として県に求める内容であり、この構図は、福島県外の人々が、福島県の汚染されたものを県外に持ち出すなと言っているのと全く同じ。
私は南相馬市民だが、このような意見書が否決されたことて、福島市議会にはまだ良心が残っていると感じた。
あなたの意見とは逆に、このような意見書は、「可決されるほうが不思議」と考える。
なぜなら、被害者であったはずの福島市民が加害者になる危険性をはらんだ意見書だからである。
あなたが、本気でその意見書に賛同するなら、「一市民」などどいう表現で逃げずに、「県議会議員」として、「第1原発の近くに放射線で汚染された土砂の最終処分場をつくらせてほしい」と双葉郡の住民1人1人を説得すべきではないのか?
私には双葉郡の住民にそんな話をすることは、「あなたたちはもうふるさとに帰れないのですよ」と言っていることと同じに思える。
それでも「双葉郡の人たちに配慮した」意見といえるのだろうか?
最近の枝野ですが、地元の運動会や、大宮アルデージャの試合を観戦したりしているそうです。
福島の皆さんのことを思えば、そんなことはできないと思うのですが・・・・。
運動会では、すごい人だかりだったそうです。
枝野に握手をもとめる人の神経には、自分には理解できません。
民主党さいたま市議の熊谷氏のブログ
運動会の記事(枝野の写真入)
http://kumachan55.sblo.jp/article/48301301.html
Jリーグ観戦のブログ
http://kumachan55.sblo.jp/article/48281692.html
福島のことを考えれば というありがたい話ですが、何分にも長期戦なのでどっかで息抜きしないとやっていけない気がします。これから何年もかかります。私たちの世代でどこまでできるか?
南相馬市民の方へ
南相馬も除染してますが汚染土はどうしているのでしょうか?仮置き場は見つかったのでしょうか?何もしなくても無くなるならじっくり話し合いすべきでしょうが、一日でも早く除染するにはどこかにおいとくしかありません。極力放射能が他に悪影響を及ぼさないよう防御して汚染物を早く集めることの方が重要ではないでしょうか。
冷静に何をすべきか考えるべきです。
渡利では、市に任せず、自宅に穴を掘って表面土を埋めてる人もいます。
みんなそうした方がいいのでしょうか?
隣地の雨樋下の苔は 75マイクロシーベルト もありました。隣だからしらんふりするしかないでしょうか? 置き場所ないからと放置されるのも困りますねえ。みんなが一斉に除染に協力しないとよくなりません。
汚染土は極力移動させないで済む県内に中間貯蔵施設をつくらないとダメです。(仮置き場も市町村ごとに早急に、見つけられないときは除染しないと明言する)住民同士の対決になりますが仕方ないです。
福島市もほかの市町村も困り果て、互いの利害の対立さえ生まれています。
何で被災地の中で決めさせるような構図になってるんですか?
県に意見書など出しても意味ないですよね?
判断する能力すら怪しいし、結局は権限も財源も国のものです。
これは国が決めなきゃならんことですよ。
国民の代表として総理大臣が決断しなきゃ収まりません。
細野大臣を現地対策にあてがって知らんぷりしていませんか?
ほかにも除染とか農作物とか県民の健康とか、原発事故でもたらされた問題は山ほどあるのに、国の大臣たちは何をしようとしているのかまったく見えてきませんよ。
いしはらさんには、県民の代表である県の議員として、それも政権与党に籍を置く議員として、国の人たちに県民にちゃんと説明をさせてくださいよ。
よろしくおねがいします。