2014年3月12日 No.2547 農民戸籍は不便です
わたしは過去２５０人に余る中国人女性と大和男との海外国際結婚をお世話してきた。とかく海外国際結婚にはトラブルが多い。概ねその離婚率は５０％にあまると思う。その、理由は結婚してその国に永住して子供を産み、まぁまぁ夫と仲良く生活をしていくケースと、結婚を手段として先進国へ出稼ぎに行くケースに大別される。
幸いわたくしは私の生まれ故郷・安東をベースに結婚で日本に嫁に行きたい女性を募集してきた。先ほども申したように結婚で日本に行く場合は概ね二つのケースがあることは承知頂けると思います。前者のケースでも離婚はありえるが、概ね３５%どまりだが、後者のケースは１００％の離婚があると思ってもいいでしょう。
その理由は出稼ぎ移民、それも殆んどが性産業に纏わる仕事に従事するため夜も遅く、場合によっては性産業の当事者になる場合、夫なんて邪魔な存在となるので、なにかと理由をつけて離婚間違いない!! あるいは逃げられる。 海外国際結婚業者に高い金を払って結婚しても嫁さんがいなけりゃ高い買い物。業者には結婚後は個人の問題、二人で上手くやってね！と逃げられる。タマッタもんじゃない！
それを防止するには私が口をすっぱくするほど、結婚したい女性の家庭訪問を行なう事といっていますが現状の海外国際結婚を取り巻く環境では先ず無理だと思います。それは日本の海外国際結婚業者が、現地女性の募集にはタッチせず現地業者任せというところから海外国際結婚の悲劇が増大しているのです。
だいたい現地の海外国際結婚業者は、桂林～上海～大連～瀋陽～ハルピン、等の大都市にあり結婚したい中国人女性の実家は事務所から、５時間～２４時間と遠く、先ず家庭訪問なんて出来ない相談です。我田引水で恐縮ですが、ONYXグループでは大都市とは違い人口２５０万人の小さな市に事務所を持ち、ONYXグループで採用している社員が面接に当たり、何時でも家庭訪問が出来る体制になっています。
当然ONYXグループの社員（通訳）が同行しますので、結婚したい中国人女性との母親等家族の人たちとも話が出来ますので、遠く離れた日本に結婚で行く目的は大よそ分かり、後者のケースつまり片偽装結婚の被害には間違いなく免れます。
ところで中国には生まれた所に戸籍が出来、戸籍をそう簡単の移動することは出来ません。ご存知の様に中国は広く、農民の方々も多く居られます。世界の現状を見ても都市化の現象には歯止めをかける事は難しい現状です。だからという訳ではないのでしょうが、中国には都市戸籍の農民個性があり、簡単に都会に移り住むわけには行かないようです。
ところで人間、寒いところより暖かい所を好むもんです。まぁ丹東も寒いのですが黒竜江省よりましです。私は桂林やアモイに黒竜江省出身の知人がおりますが、大連、丹東にも多くの黒竜江省出身の家族が移り住んで居られます。丹東在住の女性で結婚を希望し、お見合いして、家庭訪問して、初めて戸籍が黒龍江省にある事が分かり、戸惑う事が（出費等で）ありますが慶事に出費や労力を惜しんではいけません。そんなことでハルピンまでは結婚登録や、結婚式で３回ばかしハルピンを訪れました。 冬のハルピンは寒いですね！
戸籍が黒竜江省チチハルから丹東に簡単に移動できれば、無駄な時間や金を出さずに済むのですが中国政府には中国政府の都合もあるのでしょう。まぁ致し方ないか？
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