石野真琴のなんでもあり?

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戦艦大和部品で新エネルギー

2011-11-03 22:59:21 | 趣味
 東北大などが取り組む新エネルギー研究の一環として、太陽光を集めて熱を利用する「太陽炉」が宮崎県日向市の同大施設に完成し、このほど報道陣に公開された。光を集める鏡は、旧日本海軍を象徴する戦艦大和の探照灯用に製造された反射板。研究グループの小浜泰昭・東北大教授は「戦後約70年を経て活用できるのは感慨深い」と話す。
 同大などはマグネシウムの化学反応による新燃料電池を開発中。太陽炉を使い1200度以上で反応後の酸化マグネシウムを熱し、還元させてマグネシウムを再利用する計画だ。 
 太陽炉の場合、新エネルギーと呼ぶべきなのか・・・ちょっとそこに疑問があります。
 レンズで太陽光を集めて黒く塗った紙を焼くとか、反射鏡で光を集めて水を沸かすとか、良く知られた利用方法だと思います。
 東日本大震災後に、停電中に利用出来る方法として、傘のような反射鏡の中心に黒く塗ったタンクに水を入れて沸かし、レトルト食品を食べると言った記事が躍ってました。この反射鏡の中心に黒く塗った鍋をおいて、煮物を作ると言う事もあり得ます。実際、ガスを使用しないでベランダで調理していると言う話もあります。
 もちろん、この太陽炉の最大の敵は雲であり雨です。
 晴天なら比較的短い時間で、お湯を沸かすぐらいのエネルギーを供給出来る太陽炉ですが、曇天では役に立ちません。
 太陽電池と同じで、曇天なら食事をしないとか、その場合は電子レンジやガス台を利用すると言った事になります。太陽電池より予想がし易く、利用出来そうな範囲は多そうですが。

 この記事では新燃料電池を開発中で、その過程で発生する酸化マグネシウムを還元する為に太陽炉が使用され、マグネシウムの再利用に、太陽炉を利用すると言う事のようです。本来の眼目たる研究は新燃料電池で、その運用の中でローコストの太陽炉を利用すると言うことでしょうか。
 せっかくの新燃料電池を開発しても、例えば酸化マグネシウムを還元して使用する為に、新燃料電池が生み出す以上の電力を消費してしまったのでは、トータルではマイナスとなってしまう可能性もあります。
 本来、マイナスなっても燃料電池の容量が画期的に大きいとか、小型化に成功するとか、利点が大きければそれでよいのですが。

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