石野真琴のなんでもあり?

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女子高生の「天皇陛下写真投稿」で議論

2014-06-15 23:59:59 | 趣味
 天皇、皇后両陛下が私的な旅行として栃木県を訪れた際に、地元の女子高校生が両陛下の写真を撮影してツイッター上に公開した。その行為の是非をめぐってネット上で議論になっている。
 両陛下の自然な笑顔がうつっていて「いい写真」と称賛する人が多いが、一部から「非常識」「肖像権に問題がある」という意見も出たからだ。写真を撮影してネット上にアップすることに問題はあるのか。
■「一般庶民に対してこんなカメラ目線で応じてくれるのかよww」
 両陛下は2014年5月21日、東京発の新幹線で栃木県に入り、1泊2日で足尾銅山鉱毒事件にまつわる地域を視察した。訪問の様子は各新聞社によって報じられたほか、現地に居合わせた人がスマートフォンで写真を撮影して、何枚も写真がアップロードされた。
 「栃木駅に天皇陛下が来た!! 」「天皇様と目線合って手も振ってくれた♪「最寄り駅で天皇皇后両陛下様に お会いできました!ほんま びっくり」「天皇皇后両陛下見た 警察ヤバかった笑」
 などのコメントとともに駅構内を歩いて移動する両陛下や、スマホのカメラを向ける人々の写真がネット上に出回った。
 それらの写真の中でツイッター上最も反響を呼んだのが、ある女子高校生が「小山駅に天皇陛下いた…ベストショット撮れた…;_;」とアップしたものだ。両陛下を正面から近距離で撮影した写真で、目線も撮影者に向けられている。天皇陛下は柔らかな笑顔で右手を振り、皇后さまも隣でほほえんでいる。
 ネットでは、「一般庶民に対してこんなカメラ目線で応じてくれるのかよww」「こんなに素敵な表情を浮かべる天皇皇后両陛下を、報道写真では見たことがない」「陛下が携帯のカメラに向かって手を振ってくれたとか、一生自慢できるレベルw 信じられん」といったコメントが多数書き込まれたが、「自分がやった事、非常識な行動だと認識してますか?」「陛下に対してもう少し敬意を払ってください。同じ日本国民として本当に恥ずかしい」「Twitterにアップしたのは肖像権とかの問題がある」という声も寄せられた。
 ネットでの反応の大きさに驚いたのか女子高校生はツイッターアカウントを非公開にし、別のユーザーが転載した写真がリツイートされ続けている。
 宮内庁「制限などはしていない」
 カクイ法律事務所の石井邦尚弁護士に、公人の撮影に関する一般的な話として聞いた。例えば内閣総理大臣の写真を撮影してネットに公開する場合、私的な旅行の最中であっても、「肖像権侵害にならない可能性の方が多いでしょう」と話す。
 「表現の自由が上回るでしょうし、人権侵害についても同様です。ホテルの部屋などよほどプライベートな場所であれば別の話になりますが、写真を撮影できる場所に著名人がいて、他の人も写真を撮影しているとなると、暗黙の許諾を与えている面もあると判断される可能性があります」
 仮に写真公開の許諾を得られていないと判断された場合でも、裁判になったとしたら公益目的と認定される可能性が高いという。

 天皇陛下の写真撮影・公開について宮内庁の報道室に問い合わせると、「一般の方がブログなどで個人的に楽しむ分には制限などはしていないです」と担当者は答えた。「失礼のないように、常識的な範囲で載せる」分には問題ないそうだ。

 確かに戦前であれば天皇陛下の写真を撮って掲載などすれば、それだけで不敬罪が成立するかも知れません。
 今でも天皇陛下に対しては、「天皇」と呼び捨てにはせずに必ず陛下を付けます。一千年もの長い間、この国を支配してきた大王家とその血統に対する尊敬の念は。変わらないと言えます。
 しかし、天皇家は象徴天皇となり、開かれた皇室を目指して、庶民目線に立とうとしています。
 親しげに写真に収まってくれた天皇陛下のお姿を、インターネット上で公開する事は、天皇家の御意志に反しているとは言えないと思います。

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