リビアの最高指導者・カダフィ大佐は22日、首都・トリポリで反政府デモが広がる中で一時流れたベネズエラへの国外脱出説について、テレビを通じて否定した。リビアで反政府デモが始まってからカダフィ大佐の発言が伝えられるのは初めて。しかし、政府や軍部内から離反する動きが続出している。
ロイター通信によると、トリポリに飛び火した反政府デモに対し、治安当局の銃撃に加えて、軍用機による空爆も行われている。
こうした中、リビア国連次席大使が21日、アメリカ・ニューヨークで「カダフィ大佐は退陣しなければならない。もう十分です。彼は国民が退陣を望んでいることを理解しなければならない」と述べるなど、政府内からカダフィ大佐を公然と批判する声が出ている。
また、軍部内でも、将校のグループが同僚の兵士にカダフィ大佐を追放するために民衆に加わるよう呼びかけたとの情報もあり、政権内部でも亀裂が広がっているもよう。
リビアの話は・・・記事通りとして、今回はリビアを事実上支配している、カダフィ大佐の「大佐」について考えて見たいと思います。
大佐というのは軍の階級の1つです。そしてその階級の詳細はその軍により違う場合が多いようです。リビア軍の規模が判りませんが、大佐クラスで一国の兵を纏める事が可能なのです。
旧日本陸軍では、士官で高位から陸軍大将、陸軍中将、陸軍少将、陸軍大佐、陸軍少佐、陸軍大尉、陸軍中尉、陸軍少尉、陸軍准尉、ここから下士官で陸軍伍長、陸軍上等兵、陸軍一等兵、陸軍二等兵となります。海軍の場合は下士官は伍長ではなく兵曹長、その下に海軍上等兵曹、一等兵曹、二等兵曹、その下に兵として水兵長、上等水兵、一等水兵、二等水兵があるようです・
では、自衛隊の場合はどうかと言えば、陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊毎に、将、将補、1佐、2佐、3佐、1尉、2尉、3尉、准尉、曹長、1曹、2曹、3曹、士長、1士、2士、3士となっています。将は2階級で佐官、尉官は1=大、2=中、3=少と見れば分かり易いかも知れません。
大佐といえばどの程度の地位かと言えば、陸軍では連隊長、海軍では戦艦、航空母艦、巡洋艦等の大型艦の艦長か、隊の司令官、空軍では群司令となります。
連隊といえばその上は旅団、その下は大隊で、第二次世界大戦後の連隊の人員数は3000名程度ですが中佐が連隊長の場合が多いようです。旅団ならば1,500名から6,000名程度の兵員によって構成されるようで、元々は准将が、第二次大戦後は大佐が連隊長を勤める場合が多いようです。
3000名から6000名の兵員を指揮する階級です、将官に劣るとは言え、その階級は決して低いものではありません。
ロイター通信によると、トリポリに飛び火した反政府デモに対し、治安当局の銃撃に加えて、軍用機による空爆も行われている。
こうした中、リビア国連次席大使が21日、アメリカ・ニューヨークで「カダフィ大佐は退陣しなければならない。もう十分です。彼は国民が退陣を望んでいることを理解しなければならない」と述べるなど、政府内からカダフィ大佐を公然と批判する声が出ている。
また、軍部内でも、将校のグループが同僚の兵士にカダフィ大佐を追放するために民衆に加わるよう呼びかけたとの情報もあり、政権内部でも亀裂が広がっているもよう。
リビアの話は・・・記事通りとして、今回はリビアを事実上支配している、カダフィ大佐の「大佐」について考えて見たいと思います。
大佐というのは軍の階級の1つです。そしてその階級の詳細はその軍により違う場合が多いようです。リビア軍の規模が判りませんが、大佐クラスで一国の兵を纏める事が可能なのです。
旧日本陸軍では、士官で高位から陸軍大将、陸軍中将、陸軍少将、陸軍大佐、陸軍少佐、陸軍大尉、陸軍中尉、陸軍少尉、陸軍准尉、ここから下士官で陸軍伍長、陸軍上等兵、陸軍一等兵、陸軍二等兵となります。海軍の場合は下士官は伍長ではなく兵曹長、その下に海軍上等兵曹、一等兵曹、二等兵曹、その下に兵として水兵長、上等水兵、一等水兵、二等水兵があるようです・
では、自衛隊の場合はどうかと言えば、陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊毎に、将、将補、1佐、2佐、3佐、1尉、2尉、3尉、准尉、曹長、1曹、2曹、3曹、士長、1士、2士、3士となっています。将は2階級で佐官、尉官は1=大、2=中、3=少と見れば分かり易いかも知れません。
大佐といえばどの程度の地位かと言えば、陸軍では連隊長、海軍では戦艦、航空母艦、巡洋艦等の大型艦の艦長か、隊の司令官、空軍では群司令となります。
連隊といえばその上は旅団、その下は大隊で、第二次世界大戦後の連隊の人員数は3000名程度ですが中佐が連隊長の場合が多いようです。旅団ならば1,500名から6,000名程度の兵員によって構成されるようで、元々は准将が、第二次大戦後は大佐が連隊長を勤める場合が多いようです。
3000名から6000名の兵員を指揮する階級です、将官に劣るとは言え、その階級は決して低いものではありません。
もっと上級階級はあるはずですよ。
自分の記憶が確かなら、彼自身がエジプトのナセルに心酔していて、ナセルが大佐のときにエジプトを独立させたのでそれに倣ったとかと記憶してましたが。
とか言っても自分も記憶曖昧ですが(笑)
カダフィなら、元帥で大将でも好きな階級を名乗れたわけで、本当に大佐の階級にあったとは思えません。
今回は、単に「大佐」と言う階級に焦点を当てて見てみました。
自分に取って「大佐」と言えば、やはり日本海軍の戦艦を預かる艦長(少将の場合もありますが)と言うイメージがあります。
それにしてもリビアは、国軍が動かないですね。反体制派は武器がないから傭兵部隊と戦えない、と言う話もあるようです。
国軍が動かないと、カダフィが復活してきますよ。