石野真琴のなんでもあり?

多趣味な石野真琴が、普段感じている事、将棋、祭り、甲冑等々、趣味の内容を描きます

波力発電「実用化にめど」

2009-03-29 20:38:51 | 趣味
 本日の東京地方の天候は快晴でした。もっとも雲が多くて取れ難く、花曇りのような薄い雲が広がっていましたが、日射量の観測から言えば良い天気でした。都心部の最高気温は12℃、最低気温は5℃。三多摩地域の最高気温は13℃、最低気温は3℃でした。今日も小金井公園には花見の人たちがたくさん繰り出していて、自分は朝行ったので場所取りしているのを見ただけでしたが・・・。
 今日はフリーマーケットも開いていて、相当な人数が出ていたと思います。4月4日・5日がピークでしょう。まだ肝心の桜がそれほど咲いていないようです。気温が上がれば一気に開花するのでしょうけど・・・。

 神戸大学などでつくる波力発電の開発チームが、すさみ町の湾内でしていた本年度の実験を終了した。チーム代表の神戸大大学院工学研究科、神吉博教授は「今回の実験で実用化できるめどが付いた。2010年中には商品化したい」と意欲を見せた。
 実験を進めているのは、神吉教授が01年から研究している「高効率ジャイロ式波力発電システム」。従来の波力発電より効率が良いという仕組みで、04年度からは神戸大学と鳥取大学、環境や発電関係機器を製作する「アルファ技研」(神戸市)で開発チームをつくって日本海側で実験してきた。太平洋側のデータも取りたいと昨年10月から今年2月まで、波力発電装置(幅15メートル、奥行き9メートル、高さ3.3メートル、重さ37トン)をすさみ漁港近くに設置して実験した。
 その結果、日本海側に比べ、一定の波が得られるという太平洋側の特性や実用化に踏み切れる装置であることが確認できたという。
 4月からは神戸大学の研究成果を生かそうとチームメンバーで設立したベンチャー企業「ジャイロダイナミクス」が波力発電システムの製造や販売を目的に、開発業務を引き継ぐ。「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)から助成を受け、整備や改造をした後、秋から最後の実験をする予定。場所は再びすさみ町を検討している。これまでは湾内に設置したが、次回はより強い波が得られる湾外で実験し、長期間のデータを取りたいという。
 神吉教授は「装置が高価なうちは普及は難しいと思うので、できるだけ価格を安く抑えるようにしたい。燃料が要らず、環境に配慮できることや公害も騒音もなく、漁業に影響が少ないことをPRしたい」と話した。

 原理的に言えば、「高効率ジャイロ式波力発電システム」と呼ばれる方式は、波の振動を直接発電に結び付けるので、非常に効率が良いのだそうです。従来の方式には色々な方式がありますが、いずれも波の振動を空気振動に変換したりと変換を繰り返して、発電システムを駆動するため、どうしても大きな波のエネルギーを損してしまいます。
 波力は面積あたりのエネルギーとして、太陽光の20~30倍、風力の約5倍とされています。日本は周囲が海であり、波力エネルギーはほぼ無限大なので、これを効率よく利用する事が出来れば、その効果は太陽光発電、風力発電より大きいと言えます。
 人の生活範囲は、山上にもありますがその大半が、海に面する平野部なので、送電効率も悪くはありません。
 まだまだ、新しいこの方式は、どのくらいの発電が可能となるのか判りませんが、太陽光発電、風力発電に比べて、常時発電が可能という意味で、人類の未来を切り開く発電方式となる可能性は充分にあります。

 日本は資源が無い、無資源国ですが、日本列島の周囲に広がる海、その海に広がる波で無限に発電が可能となれば、火力、原子力に継ぐ発電システムとなるかも知れません。

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