石野真琴のなんでもあり?

多趣味な石野真琴が、普段感じている事、将棋、祭り、甲冑等々、趣味の内容を描きます

燃費「20.3キロ」義務へ

2011-08-25 21:39:44 | 趣味
 本日の東京地方の天候は雨後曇と言った感じでした。アメダス情報によると都心部では早朝4時には雨が止んでいますが、府中のデータでは正午まで雨が降っていたようです。陽が出た時間が少なく気温はそれほど上がりませんでした。都心部の最高気温は29℃、最低気温は26℃。三多摩地域の最高気温は29℃、最低気温は24℃でした。週間天気予報による東京地方の明日は晴後曇、明後日は曇時々雨、明々後日は晴時々曇、月曜日は曇、火曜日は曇時々雨、水曜日は曇時々雨、木曜日は曇時々雨となっています。

 経済産業省と国土交通省は19日、乗用車の新たな燃費基準案を発表した。20年度までに全車種平均で09年度実績比24.1%改善するよう義務づける。同時に車両の重量区分で規制する現行方式から、メーカーごとに販売台数を加味した全車種平均で達成を求める方式に改める。得意車種で燃費改善を進めると基準をクリアしやすくなり、日本メーカーの国際競争力強化につなげる狙いもある。一般からの意見を募った上で来春の導入を目指す。【和田憲二、米川直己】
 09年度に国内で販売された新車の平均燃費は、ガソリン1リットル当たり16.3キロ。現行基準は15年度までに同17キロの達成を求めているが、新基準はさらに20.3キロへの向上を義務づける。ハイブリッド車(HV)は対象に含めるが、販売台数が少ない電気自動車とプラグインHVは対象外とする。
 HVの普及などで燃費水準は改善が進んでいるが、省エネと温暖化対策の観点から一段の向上を求める。世界的には、欧州連合(EU)が「20年までにガソリン1リットル当たり24.4キロ」の基準を決定。米国でも「25年までに同23.1キロ」の基準案が先月発表された。測定方式などが異なり、単純比較はできないが、経産省は「日本の新基準は欧米並みに厳しい」としている。
 一方、一部車種で達成できなくても、メーカーごとに販売台数を加味した全車種の加重平均で達成すればよい欧米方式に変更。すべての重量区分で基準を満たすよう求める現行制度では研究開発投資が分散しがちだったが、新制度は「メーカーが独自技術を生かして特定車種に集中投資できるようになり、全体として燃費改善も進む」(経産省)という。
 海外生産・販売の比率が高いメーカー側は既に世界基準を前提に新車開発を進めており、トヨタ自動車は主力のHV「プリウス」や小型車などでは新基準をほぼ達成している。ホンダもHVでは全車種が既に新基準を達成済み。日産自動車や三菱自動車も今後、新型の低燃費小型車を投入する予定で、各メーカーとも今後発売される小型車は新基準をクリアする見込みだ。
 原油高を背景に低燃費小型車の需要は世界的に高まっている。日本メーカーは売れ筋の小型車を重点的に開発することで新燃費基準の達成とともに国際競争力の強化も図れる。
 ただ、メーカーによっては、技術力に差があり、マツダと富士重工業はトヨタからHV技術の供与を受け、HVの開発を進めているが、新燃費基準の導入によって、こうした技術提携が広がる可能性もある。また、大型車は新基準の達成が難しい車種も多く、車種の絞り込みを迫られる可能性もありそうだ

 基準つまり測定方法にもよりますが、ガソリン1リットル当たり、20.3キロと言うのはかなり厳しい条件であると言えます。
 従来は燃費は一定の速度(日本では普通自動車の制限速度の上限である時速60キロ)でテスト走行を行った結果(定地燃費)を燃費としていました。
 この数値はあまり役に立たない事が良く知られています。日本では時速60キロで巡航出来る道路がほとんどないからです。
 自分が車を購入して14年ぐらい乗りましたが、時速60キロである程度の距離を巡航した記憶は、東北の太平側の一般道を巡航した時だけです。
 そして、市街地の道路を普通に走ると、この燃費の数値の半分程度しか走れない事に気が付きます。市街地の道路では発進・加速。減速・停止を繰り返すため、60キロ巡航に比較すれば、燃費はどうしても悪くなります。状況によっては半分とかそれ以下とか。
 現在は市街地を想定した10項目の走行パターンを想定した10モード燃費、そして郊外を想定した15項目の走行パターンを加えた10・15モード燃費です。
10モード燃費測定 アイドリング状態 (20秒) 20km/hまで加速する (7秒) 20km/hをキープして走行 (15秒) 20km/hから減速して停止 (7秒) アイドリング状態 (16秒) 40km/hまで加速する (14秒) 40km/hをキープして走行 (15秒) 40km/hから20km/hまで減速 (10秒) 20km/hから40km/hまで加速 (12秒) 40km/hから減速して停止 (17秒)
15モード燃費測定 アイドリング状態 (65秒) 50km/hまで加速する (18秒) 50km/hをキープして走行 (12秒) 40km/hに減速して走行 (4秒) アクセルをオフにした状態 (4秒) 40km/hから60km/hまで加速 (16秒) 60km/hをキープして走行 (10秒) 60km/hから70km/hまで加速 (11秒) 70km/hをキープして走行 (10秒) 70km/hから50km/hまで減速 (10秒) 50km/hをキープして走行 (4秒) 50km/hから70km/hまで加速 (22秒) 70km/hをキープして走行 (5秒) 70km/hから減速して停止 (30秒) アイドリング状態 (10秒)

 記事にはありませんが、10・15モード燃費として、1リットルあたり20.3キロは、かなり厳しい数値であることは間違いありません。
 日本国内ではこれで本格的にHV車か、低排気量車が走り回る事になるものと思われます。
 数値としては・・・実際には1リットルあたり15.0キロ程度まで上がる・・・であれば良いところではないかと思います。

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