精神世界の旅

精神世界のいくつかの領域を探求します。

至高体験の事例:M婦人4

2007年03月13日 | 覚醒・至高体験の事例
M婦人の手記から(続き)

前回、M婦人の手記の中の「そっくりその場が自分の中に入ってくるような感じ」にあたるような表現が、他の至高体験者の報告にも見られることに触れた。もう一つ例を挙げよう。

臨死体験・気功・瞑想の中の覚醒・至高体験事例集>■「光」体験をともなう場合>◇W・S氏の体験である。

「世界全体が静かな眠りの中にあった。平和であった。私の胸に、存在するすべてのものへの静かな愛がひろがった。氾濫して映画館の内部を充たしていた浄光は、取りおさめられて自分の体内に移されたという感じがした。
 私は自分が、この世界の全体を上から蔽っているような気がした。世界は私の内部にあった。」

さて、M婦人の体験の続きである。

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3月8日(始めて二年目)
朝、起きて洗顔する時、水道から出る水の音に真実そのものが流れているのに気づき、コーヒーカップを受け皿に静かに置く時、かすかな”カチッ”という音にスーッとしした透徹感を感じた。

昼食を追え、静かな心境で座敷の中にひとり座し、ゆったりとした気持ちでお茶を入れる。(続く)