こだわりの農業

土作りから栽培・収穫まで無農薬・無化学肥料(自然農法)で露地草生栽培を実践するわが家を紹介します。

こんなものか・・・

2006-01-14 23:57:19 | きょうのひと言


ニッポン食育フェア
へ行ってきました。
正直な感想を述べると・・・
非常に書きづらいことなのですが、ひと言で言えば「こんなものか」という印象でした。

国の機関や業界団体、企業の取り組みは、さすがというか食育と企業(業界)のPRが
両立されている良いものだと思いました。
体験も多くあり、食を学ぶという意識を持たずに知識を身につけられる工夫が
多くあったと思います。

うちの息子と娘は、生まれて初めて”そば打ち”を体験させてもらったり、バナナのDNAを抽出する実験をさせてもらったりで、かなり興奮状態(大喜び!)。
子供たちの好奇心をうまく使った学習だったのではと、感心しました。

それに対して、食育の一翼を担うはずの「学校給食」と「生産団体」の出展は驚くほどお粗末!!
全国の給食の中から”珍しいもの”を集めて展示していたり、食材のレプリカを展示しているのはいいのですが、説明はほとんど無し。あげく、栄養士もしくは食育担当の教師らしき人たちは、試食コーナーばかりにいる!!国や行政機関、業界団体(企業)の頑張りとは裏腹に、本当に頑張るべき方々が、遊びに来ているという感じ。

さらに生産団体の方は、食育ではなく、”地産地消”というコンセプトなんでしょうが、
単なる農産物の即売会をやってるし・・・。生産者は、売ることしか考えてないのではないかと本気で思ってしまうほど情けなく思いました。
せめて、生産の様子や美味しい食べ方の展示くらいはあっても良いのではないでしょうか?そういえば、何か催事があると必ず”農産物即売会”が開催されているような気がします。単なる人寄せイベントばかりしていて、食育や食の安全などあるはずもないと思います。

いい試みと、考えのない”今まで通り”のブースが混在している不思議な空間でした。
それにしても子供たちよりも、おじさん、おばさんの来場が多かった(午前中は)ということは、もしかして、関係者の来場が多かったということなのでしょうか?

食育と声高におっしゃる関係各位の皆様。ぜひもっと仕掛けのある”こだわりのある”出展を来年は是非お考えください。現場の方々の意識の低さが際だつだけで、しらけしゃいますから・・・。何なら、来年協力しますよ!

すみません、別に他意はありませんが本当にがっかりだったんです。

Comments (2)
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気晴らしかねて

2006-01-14 08:38:29 | きょうのひと言
きょうは1日雨の予報。
昨夜も少し降ったみたいで、この週末予定していた作業はちょっと難しそうです。
明日は朝から晴れるようなので、朝からみっちり作業をやるつもり。

そんなわけで、きょうは潔く作業を止めて、有楽町で今日と明日開催される「ニッポン食育フェア  -第3回食育総合展-」へ
これから家族で出かけてみようと思います。

最近「食育」という言葉があちこちで使われていますが、私にとってはどれも「?」。
言葉に踊らされているような気がしてなりません。自分が考える「食育」と主催者側が考える「食育」のギャップを知ることができればいいと思います。

食をはじめ、いろいろなものが多様化している今、1つの考え方ですべてをまとめてしまうのにはかなりムリがあると思います。
いろいろな考え方やニーズを知り、新しい発想を取り入れたりすることは、これからの農業経営には絶対不可欠なものだと思います。
そして結果的に、自分たちの考えがより強固なものとなれば、それが経営方針という大きな柱になるし、
またそれが「こだわり」にも通じて来る。

多くの情報の手にして、その中からできることとできないことを区別すればいいわけなので、展示会や展覧会は私にとってすごく魅力的な情報収集の場となっています。

それでは、行ってきます。これから行けば、10時の開演に充分間に合います。
混む前に会場内を見てしまうつもりです。
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