なかちゃんずの山歩き+α

夫婦で仲良く山へ登っています。

【御坂】富士山の絶景を眺められる山・三ツ峠山(達磨石コース)

2015年11月18日 | 御坂

2015年 11月5日(木)

 

山梨に行ったので、富士山を眺められる山に登ろうと思った。

それで選んだのが「三ツ峠山」。

 

三ツ峠山は御坂山塊の中でも、よく登られている人気の山だ。

開運山、御巣鷹山、木無山を合せて「三ツ峠山」と呼ぶ。

最高峰は開運山の標高1785mである。

 

往路は、修験道の足跡を辿って多くの史跡が見られる達磨石コースとした。

 

 三ツ峠グリーンセンター。

三ツ峠登山の拠点として人気を集めている町営施設。
開運の湯、神鈴の湯は、三ツ峠の山中から流れ出る湧水を利用した名水の湯で、登山後のお勧めの湯として紹介されている。

(富士急行三ツ峠駅からグリーンセンターまで歩いて15分くらい。達磨石までは90分くらいで到着する。)

 

 周回するので、グリーンセンターに駐車させて頂く。

皇太子殿下の記念碑があった。

 

車を置いてグリーンセンターから車道に戻ると、三ツ峠登山道の標示とコース案内板がある。

ここから少し歩くと、グリーンセンターの向かい側に「三ツ峠案内所」があり、登山届けを入れるボックスがある。

 

道には説明板や案内板が多い。

 

舗装道を歩いていく、舗装道は達磨石の近くまで続いているので、タクシー利用も可能。

達磨石コースをピストンするなら、達磨石のすぐ下の方に5,6台止めるスペースがある。

 

舗装道が90°カーブする角に、山祇神社がある。 

 

また三ツ峠山の案内板があった。

 

 神鈴の滝遊歩道へ。

 

紅葉がきれいな遊歩道を歩く。

 

 神鈴の滝。

後方に見えている山が三ツ峠山だ。まだまだ遠い。

 

 3つのピークを持つ三ツ峠山。

左から木無山、開運山、御巣鷹山。

 

道脇に咲いてる花や紅葉を見ながら歩いていく。
 

 ここから、木橋を渡り登山道に入って行く。

 

 しっかりした木橋を渡る。

 

橋を渡った少し広くなった所に、達磨石があった。

(高さ1メートル、巾85センチの大きな自然石に梵字で大日如来を意味するアークという文字が刻まれている。)


やっと達磨石。(笑)グリーンセンターから徒歩50分。

 ここから登山道になる。

 

 ジグザグに続く登山道を紅葉を見ながら登る。

 

 ちょうど見頃の黄葉が美しい。

 

 

太陽の光を浴びていい感じ。

 

 

「 股のぞき」に到着。

 

 木が低かった時は、木の股の間から富士山を眺めたようだ。

もう木が成長してしまった。高くて股から覗けないな。(^-^;

 

 お^富士山が見える。

 

雪を少し被ってきれいな富士山。

 

 馬返し。

ここから急な登りになる。馬も登れないで返すくらいの急登なのか・・。

 

徐々に樹林も落葉してきた。

 

登山道に岩が多く見られるようになってきて、ちょっと展望がよい所に出ると愛染明王塔があった。

(愛染明王とは、縁結びの神様で良縁を願う人達の信仰が厚く、また愛染が藍染と同音のため、染物業者の信仰も集めた。)

 

八十八 大師まで祠や地蔵がある。

大きな岩につっかえ棒が目立つ。何処の山にもこんなのあるナ~と見ていたら。

 

 中の石に、何か書いてあった。

城山観音? よく判らない。

 

次の岩は「不二石」。

(富士石とも云われ、昔は鳥居などもあり信仰の対象だった。不死の願いが込められていると言われている。)

 

空胎上人の墓。

(江戸時代の後期に「空胎上人」が入山し改めて神鈴峰信仰が広められ、その後四代にわたって深められてきた。
達磨石は空胎上人の後継者が建立したもので、一つの山に対する信仰の想いが受け継がれてきた証だった。
 )

 

 空胎上人の墓の近くにあるお地蔵様。

 

 

このコース最大の見どころ八十八大師。斜面のずらりと並ぶ81体の石地蔵。

四国八十八か所の写しとして弘法大師を表している。

 

八十八大師をすぎると 、ずっと富士山を見ながら登るようになる。

 

大きな自然石に「南無阿弥陀仏」の文字が刻まれている。

 

 修験道の史跡「親不知」。

 

少し歩くとコブのような山が見えてくる。三ツ峠山だ。 

 

谷側の斜面が急な所には、ロープがはられている。
ここから深い谷を回り込んで歩いていく。

 

 このルート上、もっとも富士山の絶景が素晴らしい。

雲が段々と増えてきたのが気になる。

 

 登山道脇にも石碑があった。

 

 

石碑の近くには、名板があるので見落とすことはない。

 

 開運山の南をトラバースするように進んでいく。

 

 こちらの木橋は不安定。

大雨が降ったら、崩壊しそうな感じ。

 

昔は展望台があったようだが、今は崩壊してしまっている。

 

 愛宕尊と書かれているが・・。これなのか?

 

 

 三体の観音様。

 

 切り立ったすごい岩肌。

 

 

一字一石供養塔。

( 空胎上人によって造られたと思われる。自然石の文字塔。)


神鈴権現社へは、数メートル登る。

 

 登ったところにポツンある社。

 

 登山道に戻りトラバース道が続く。

 

登山道横に、無造作におかれている石碑。

 

 屏風岩。垂直近い険しい岩場をこれから登ろうとしているクライマー。

 

「ウチョウラン保護活動のお知らせ 」が何枚かぶら下がっていた。

 

 

 屏風岩の横を通過して登山道は山頂に向かって伸びる。

 

 かなり富士山に雲がかかってきた。

山頂で、隠れそう。(^-^;

 

 山頂近くまできて、木の階段。

左手の方へ登ると、三ツ峠山荘へ。

 

 右手の方の木階段を登って行く。

 まだ続く階段。

 

 登ると頂上山小屋「四季楽園」がある。

 

 四季楽園から、少し降りて、三ツ峠山方面へ向かう。

 

 山頂までは、あと少し急な道を登る。山頂近くにはNHKの電波塔がある。

 

 振り返ると御坂山、遠くに 南アルプス連峰が見えた。

 

 北アルプスには雪が被っている。

 

もっとズームして見る。

 

そして急いで山頂へ。

三ツ峠山に着いた~。

 

富士山は、雲に隠れた。予想的中。(笑)

 

 標高1786.1m。

 

 三角点のある山頂。

 

山頂からの展望は360°の大パノラマ。 左奥は八ヶ岳連峰。

 

河口湖をズームして見る、帰路はあそこまで~。

 

グリーンセンターから三ツ峠山頂まで3時間36分(休憩含む)。

他の登山コースと比べるとロングコース。

谷側の危険な所にはロープが設置されているが、積雪の状態により通過には注意が必要である。

富士山を眺めながら登るには最適のコースである。

 

 

 

 



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