

残業時間が少なく時間外給が多い都道府県ランキング発表! 1位はなんと奈良 / 2位は和歌山でワースト1位は長崎
世界的に見て、日本人は働きすぎだと言われている。日本の企業は残業や休日出勤が多いというが、同じ日本と言えども都道府県によって差があるようだ。
その一部を紹介したインフォグラフィックが話題になっている。それは「残業が少なく時間外給が多い都道府県ランキング」。つまり、残業時間の少なさと、時間外給与の多さがわかるのである。「残業代ってなぁに? おいしいの?(遠い目)」とか言っている場合じゃないぞ!
残業が少なく時間外給が多い都道府県ランキング
このインフォグラフィックを作ったのは、転職サイト『リクナビNEXT』が開設した労働に関するインフォグラフィックサイト『はたグラ』だ。同サイトによると、都道府県ごとの平均時間外給与と平均残業時間から導き出した独自の「ハッピー残業ポイント」からランキングを作成。このポイントが高ければ高いほど「残業時間が少なく、高い時間外給与がもらえている」ということなのだそうだ。
・1位は奈良
そのランキングの結果、1位は奈良県! 奈良県が残業時間が少なく時間外給与を多くもらえる県であるらしい。ちなみに2位は和歌山、3位は鳥取、4位三重、5位が福井だ。ランキング上位にはいわゆる「地方」が目立つ。ちなみに東京は32位、大阪は11位だ。
・最下位は長崎
一方で最下位だったのは長崎県だ。平均残業時間は1位の奈良より4.6時間多く、時間外給与は331円も安いという。ま、マジかよ!?
・時間外給与は基本時給の1.25倍
ちなみに時間外給与の基本計算式は以下のとおり。
1時間あたりの通常賃金×時間外労働などの時間数×法定割増率1.25倍
つまり、残業時間が少なく時間外給与が多いということは、奈良や和歌山の通常賃金もそこそこということなのだろうか?
・和歌山県出身者「でも仕事がありません」
むむ! それなら速攻で奈良や和歌山に引っ越したいところだが、和歌山県出身者によると「仕事自体が少ない」と、いう。また、企業によっても待遇も異なるし、現地の物価との兼ね合いも気になるところ。残業代だけで一概に「働きやすい県」と見るのは、まだ早いかもしれない。
だが、ひとつの参考になるデータであるとは言えそうである。これから就職する人は頭の隅に置いておいても良いかもしれないぞ。
【残業が少なく時間外給が多い都道府県ランキング】
1位:奈良
2位:和歌山
3位:鳥取
4位:三重
5位:福井
6位:宮崎
7位:島根
8位:徳島
9位:長野
10位:京都
11位:大阪
12位:沖縄
13位:石川
14位:新潟
15位:山口
16位:宮城
17位:群馬
18位:佐賀
19位:埼玉
20位:福島
21位:千葉
22位:秋田
23位:大分
24位:富山
25位:岐阜
26位:福岡
27位:高知
28位:神奈川
29位:栃木
30位:山梨
31位:香川
32位:東京
33位:熊本
34位:滋賀
35位:鹿児島
36位:愛知
37位:青森
38位:愛媛
39位:広島
40位:兵庫
41位:北海道
42位:岩手
43位:岡山
44位:山形
45位:静岡
46位:茨城
47位:長崎