きのう著作を紹介したように、歴史的事実を冷静に客観的に見ることの
できる韓国人はいるのである。
韓国の元外交官にもそういう人がいて、著書を読みたいと思っていたが、肝心の
名前を忘れてしまった。在日にも鄭大均(てい たいきん)のような人がいる。
1910年~1945年の日本統治時代を経験した韓国人で、当時のことを覚えて
いる人はもう70歳代後半以上になっている。その前の李氏朝鮮時代の悲惨さを体験した
お年よりはもういない。きのう紹介した筆者の中にも、日本統治時代に日本語で教育
を受けた人がいる。当時のことを肌身で知っているから、反日の風潮に惑わされること
がないのだろう。
同じような経験をしたお年よりは大勢いるはずだ。1948年の独立後も、日本統治時代を
悪く言う韓国民はまれで、多くがその時代を懐かしんでいた、と何かの本で読んだことがあ
る。当時は、そのことを周りにも話し、子供にも語り聞かせていたに違いない。
きのうも取り上げた、日本で活躍する評論家の呉善花(オ・ソンファ)は戦後、済州島生ま
れだが、wikiの記載によると、「戦前に日本生活経験のあった母親からの影響もあり知日家で、
片言の日本語を披露しては島民に喜ばれていたと語っている。そののち、主に学校教育によって
反日主義に傾倒したが、来日しさまざまな葛藤を経て知日派へと移行していった」という。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%89%E5%96%84%E8%8A%B1
反日教育の浸透によって、日本統治時代を経験していない子供たちが反日思想を植え付けられ、
それにつれて、周りの大人たちも親日的な発言をしづらくなっていった。そんな空気が醸成され
ていったのだ。新聞など反日マスコミの影響は大きかったろう。「天皇」を「日王」と
表記する新聞がだんだん増えて、今はほとんどが「日王」になったそうだ(小中華思想の表れ
である。中国はきちんと「天皇」と表記する)。
韓国独立後の初代大統領、李承晩は、朝鮮の独立運動家だったこともあって、日本を嫌悪し、
反日教育の先駆けとなった。その後、反日教育に拍車をかけたのが、2003年に就任した
盧武鉉(ノ・ムヒョン)である。1946年生まれ、日本統治時代を知らない最初の大統領だ
った。歴史的事実を無視した反日の妄想、日本嫌悪の感情が増幅の一途をたどり、今では誰も
統御できない妄想国家になってしまった。
中国では江沢民が1994年に始めた愛国主義教育が、反日の流れをつくった。習近平もその
衣鉢を継いでいる。初めは政治・外交のカードとしたかったのだろうが、時に学生らの反日デモが
政権が手を焼くほどエスカレートすることがあるのは、ご承知の通りだ。
中韓の国内(とりわけ感情先行の韓国)に蔓延する反日。日本にとっても厄介だが、中韓にとっ
ても、国家を蝕む致命的な病ともなりかねない。中国は将来の民主国家化に希望を託すことが
できるかもしれないが、韓国の反日自家中毒を解毒する方策はあるのだろうか・・・。
*先に名前を挙げた鄭大均を紹介すると、
1948年生まれ、母は日本人。日本国籍を取得し現在、首都大学東京教授。
著書は多いが、私は「在日・強制連行の神話」(文春新書、2004年)に
学び、「姜尚中を批判する「在日」の犠牲者性を売り物にする進歩的文化人の
功罪 」(飛鳥新社、2011年)を面白く読んだ。
できる韓国人はいるのである。
韓国の元外交官にもそういう人がいて、著書を読みたいと思っていたが、肝心の
名前を忘れてしまった。在日にも鄭大均(てい たいきん)のような人がいる。
1910年~1945年の日本統治時代を経験した韓国人で、当時のことを覚えて
いる人はもう70歳代後半以上になっている。その前の李氏朝鮮時代の悲惨さを体験した
お年よりはもういない。きのう紹介した筆者の中にも、日本統治時代に日本語で教育
を受けた人がいる。当時のことを肌身で知っているから、反日の風潮に惑わされること
がないのだろう。
同じような経験をしたお年よりは大勢いるはずだ。1948年の独立後も、日本統治時代を
悪く言う韓国民はまれで、多くがその時代を懐かしんでいた、と何かの本で読んだことがあ
る。当時は、そのことを周りにも話し、子供にも語り聞かせていたに違いない。
きのうも取り上げた、日本で活躍する評論家の呉善花(オ・ソンファ)は戦後、済州島生ま
れだが、wikiの記載によると、「戦前に日本生活経験のあった母親からの影響もあり知日家で、
片言の日本語を披露しては島民に喜ばれていたと語っている。そののち、主に学校教育によって
反日主義に傾倒したが、来日しさまざまな葛藤を経て知日派へと移行していった」という。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%89%E5%96%84%E8%8A%B1
反日教育の浸透によって、日本統治時代を経験していない子供たちが反日思想を植え付けられ、
それにつれて、周りの大人たちも親日的な発言をしづらくなっていった。そんな空気が醸成され
ていったのだ。新聞など反日マスコミの影響は大きかったろう。「天皇」を「日王」と
表記する新聞がだんだん増えて、今はほとんどが「日王」になったそうだ(小中華思想の表れ
である。中国はきちんと「天皇」と表記する)。
韓国独立後の初代大統領、李承晩は、朝鮮の独立運動家だったこともあって、日本を嫌悪し、
反日教育の先駆けとなった。その後、反日教育に拍車をかけたのが、2003年に就任した
盧武鉉(ノ・ムヒョン)である。1946年生まれ、日本統治時代を知らない最初の大統領だ
った。歴史的事実を無視した反日の妄想、日本嫌悪の感情が増幅の一途をたどり、今では誰も
統御できない妄想国家になってしまった。
中国では江沢民が1994年に始めた愛国主義教育が、反日の流れをつくった。習近平もその
衣鉢を継いでいる。初めは政治・外交のカードとしたかったのだろうが、時に学生らの反日デモが
政権が手を焼くほどエスカレートすることがあるのは、ご承知の通りだ。
中韓の国内(とりわけ感情先行の韓国)に蔓延する反日。日本にとっても厄介だが、中韓にとっ
ても、国家を蝕む致命的な病ともなりかねない。中国は将来の民主国家化に希望を託すことが
できるかもしれないが、韓国の反日自家中毒を解毒する方策はあるのだろうか・・・。
*先に名前を挙げた鄭大均を紹介すると、
1948年生まれ、母は日本人。日本国籍を取得し現在、首都大学東京教授。
著書は多いが、私は「在日・強制連行の神話」(文春新書、2004年)に
学び、「姜尚中を批判する「在日」の犠牲者性を売り物にする進歩的文化人の
功罪 」(飛鳥新社、2011年)を面白く読んだ。