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女性の直面する厳しい現実 Ⅱ
神は女性を男性より劣る者として創造されましたか。
いいえ,そうではありません。創世記 1章27節には,「神は人をご自分の像に創造してゆき,神の像にこれを創造された。男性と女性にこれを創造された」とあります。
ですから,人間は男性も女性も,創造当初から,神の特質を反映する能力を付与されていたのです。アダムとエバは,感情面や身体面での造りは異なっていたものの,
二人とも同じ使命を与えられ,造り主の前に同じ権利を享受していました。
『神は2人を祝福し,こう言った。「子を生み,増えて,地上全体に広がりa,地球を管理しなさい。また,海の魚,空を飛ぶ生き物,地上を動くあらゆる生き物を治めなさい」。神は言った。「私は,地上にある,種を付ける全ての草木と,種のある果実を付ける全ての木を,あなたたちに食物として与える。また,地上のあらゆる野生動物と,空を飛ぶあらゆる生き物と,地上を動くあらゆる生き物に,緑の草木全てを食物として与える」。そしてそのようになった。その後,神は造った全てのものを見た。それは非常に良かった。こうして,晩になり朝になり,6日目が過ぎた』。
(創世記 1:28~31)
神は,エバを創造するに当たり,「わたしは彼[アダム]のために,彼を補うものとなる助け手を造ろう」と言われました。
『主なる神は言われた。「人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう」』。
(創世記 2:18)
「補うもの」であるとは,女性が男性より劣るということではありません。このヘブライ語は,「対になるもの」あるいは男性「に見合う 助け」とも訳せるからです。
手術中の外科医と麻酔科医について考えてみてください。両者は補い合う関係にあります。どちらか一方だけで手術をすることは,まずできません。
外科医は実際に執刀するからといって,麻酔科医より重要であるとは言えません。同様に,神は男性と女性を,競い合う者としてではなく,密接に協力し合う者としてお造りになりました。
「それで,男は父と母から離れて妻にしっかり付き,2人は一体となるのである」。
(創世記 2:24)
神が女性を気遣っておられることは,どうして分かりますか。
神は早くから,堕落した罪深い男性がどんなことをするかを予見して,女性を保護するつもりであることを表明されました。
著述家ロー・アーナルは,自著「女性における聖書」(フランス語)の中で,西暦前16世紀に制定されたモーセの律法について,「律法契約の中で女性に言及されている箇所のほとんどは,女性を擁護するものである」と述べています。
例えば律法は,父と母の両方を敬うよう命じていました。
「父と母を敬いなさい。そうすれば,あなたの神(エホバ,ヤハウェ)が与える土地で長く生きられる」。
(出エジプト記 20:12)
「父や母を殴打する人は必ず死刑にされる」。
(出エジプト記 21:15)
「父や母をののしる人は必ず死刑にされる」。
(出エジプト記 21:17)
また,妊娠中の女性に当然の配慮を払うことも求めていました。
「つかみ合いのけんかをし,妊娠している女性にぶつかってけがをさせ,子供が出てしまったものの,致命傷には至らなかった場合,加害者は女性の夫が要求する損害賠償を支払わなければならない。裁判人の決定通りに支払う」。
(出エジプト記 21:22)
そのように神の律法によって女性が保護されていたことは,今日でさえ,世界各地には様々な法的権利を認められていない女性たちがいるという状況と,鋭い対照をなしています。しかし,それだけではありません。
律法には女性に対する神の見方が反映されている へ続く>>>
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女性の直面する厳しい現実 Ⅰ
「女性がひどい扱いを受けているのを見ていると,大人になんかなりたくありません」。―15歳のザハラの言葉,ゲオ誌のフランス語版より。
上に挙げた少女の言葉は,厳しい現実を明らかにしています。世界じゅうで女性たちが,生まれてから死ぬまで,暴力を振るわれたり差別を受けたりしているのです。次のような事実について考えてみてください。
性差別。アジア地域では,ほとんどの親が女の子より男の子を望む。2011年の国連の報告によれば,同地域で,中絶や幼児殺しや遺棄によって人口に数えられない女の子の数は,1億3,400万人にも上る。
教育。全世界で,学校教育を受けた期間が4年未満という人々の3分の2は,女性である。
性的虐待。夫の性暴力が今も犯罪とはみなされていない国々の女性人口は,26億を上回る。
健康。発展途上国では,基本的な医療が受けられないため,2分ごとに一人の女性が,妊娠や出産の合併症で死亡する。
財産権。世界の農作物の半分以上を栽培しているのは女性だが,多くの国では,女性には財産を所有したり土地を相続したりする法的権利が与えられていない。
女性がそのような基本的権利を奪われてきたのはなぜでしょうか。世界各地には,女性に対する虐待や暴力を助長する,さらには正当化する宗教的信条や風習を持つ文化圏があります。
フランスのある日刊紙は,インドの法律家チャンドラ・ラミ・チョープラの述べた,「どんな宗教の戒律にも共通点がある。女性に対する差別を支持していることである」という言葉を引用しました。
あなたもそう考えておられますか。聖書も他の多くの宗教書と同じように女性を軽視している,と思いますか。聖書の特定の聖句から,そのような印象を受ける人もいるようです。
では,聖書の神は実際に女性をどうご覧になっているのでしょうか。
これは感情の絡む問題ですが,聖書の述べている事柄を注意深く正直に分析すれば,その答えを見いだすことができます。
神は女性を本当に気遣っておられるか
「罪は一人の女から始まった。そのせいで我々はみな死ぬことになった」。―「集会の書」,西暦前2世紀。
「あなたは悪魔の経路。あなたがあの禁断の木の封印を解いた。あなたが最初に神の律法に背いた。……あなたは神の像である男をいとも簡単に損なったのだ」。―テルトゥリアヌス,「女性の着衣について」,西暦2世紀。
上記の古代の言葉は,聖書のものではありません。これまで幾世紀もの間,女性に対する差別を正当化するために用いられてきました。
今日でも,極端な意見を持つ一部の人たちは,宗教的な文言を引き合いに出して,女性のせいで人類は諸問題を抱えるようになったと主張し,男性による女性の支配を正当化しようとします。
神は本当に,女性が男性から侮られ虐待されることを意図しておられたのでしょうか。聖書が何と述べているか,見てみましょう。
女性は神にのろわれた存在ですか。
いいえ,そうではありません。神に「のろわれた」のは,「初めからの蛇」で『悪魔と呼ばれている者』です。
「こうして,大きな龍は投げ落とされた。あの初めの蛇で,悪魔サタンと呼ばれ,全世界を惑わしている者である。彼は地に投げ落とされ,邪悪な天使たちも共に投げ落とされた」。
(黙示録・啓示 12:9)
『神である主は蛇に仰せになっ た,「お前はこのようなことをしたので,すべての家畜,野のあらゆる獣のうちで呪われる。お前は,一生,腹這い,塵を食べる」』。
(創世記 3:14)
神は,アダムが妻を「支配する」と言われましたが,男性が女性を服従させることをよしとされたわけではありません。
『女にはこう言った。「私はあなたの妊娠中の苦痛を大きくする。あなたは苦しみながら子供を産む。あなたは夫との親密さを求め,夫はあなたを支配することになる」』。
(創世記 3:16)
単に,最初の夫婦に及ぶ罪の悲痛な結果を予告なさったにすぎません。
ですから,女性が虐待されるのは,人間の罪深い性質に起因することであり,神の意志ではありません。女性は原罪を償うために男性に服従しなければならない,という考えを聖書は支持していません。
「このような訳で,1人の人によって人類に罪が入り,罪によって死が入り,こうして,全ての人が罪人になったために,死が全ての人に広がったように―」。
(ローマ 5:12)
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