「幸せへの道 Ⅱ」
「役立つアドバイスを求めて」
サリは,近所の夫婦マオンとエルナがいつも幸せそうにしていることに気づいていました。
それで,「今度,秘訣を聞いてみようかしら」とタムに言います。
そして,奥さんのエルナに会った時,尋ねてみました。
「そうね。わたしたちにも同じような問題や心配があるのよ」とエルナは言います。
「でも,少し前に一冊の本を見つけたの。その本にはわたしたち家族に役立つアドバイスが載っていて,
安心できる幸せな生活への道も教えてくれているのよ。それで,ストレスや心配があっても幸せでいられるの」。
サリは興味をそそられました。
エルナはその本についてもう少し詳しく説明します。
「中近東で書かれたとても古い本なんだけど,宗教を問わず,すべての人のための本なの。2,000以上の言語に翻訳されているので,世界中のほとんどの人が読めるのよ」。
さらに,その本が教育者たちによってよく引用されること,多くの国の法律の基礎になっていることも話しました。
その本をぜひ見てみたいと思ったサリは,その日のうちにエルナの家に行きました。
そしてその本から,役に立つアドバイスを見せてもらいました。次のような言葉です。
【子育て】
「少年をその行くべき道にしたがって育て上げよ。彼は年老いても,それから離れないであろう」。
(箴言22:6)
『父親たち,子供を怒らせてはなりません。主(神)がしつけ諭されるように,育てなさい』。
(エフェソス・エペソ 6:4)
【仕事とお金】
「盗む者はもう盗んではなりません。むしろ,骨折って働き,自分の手で良い業を行ない,窮乏している人に分け与えることができるようにしなさい」。
(エフェソス・エペソ 4:28)
「働きたくない者は食べるな」。
(テサロニケ第二 3:10)
【薬物とお酒】
「肉と霊のあらゆる汚れから自分を清めようではありませんか」。
(コリント第二 7:1)
「ぶどう酒はあざける者であり,酔わせる酒は騒がしい。それによって迷い出る者はみな知恵がない」。
(箴言 20:1)
【道徳】
「結婚はすべての人に尊ばれるべきであり,夫婦の関係は汚してはなりません。神は、みだらな者や姦淫する者を裁かれるのです」。
(ヘブライ 13:4)
「淫行を避けなさい」。
(テサロニケ第一 4:3)
「わたしはあなたがたに言う。だれでも,情欲をいだいて女を見る者は,心の中ですでに姦淫をしたのである」。
(マタイ 5:28)
【家族の中での敬意】
「あなたの父と母を敬いなさい」。
(エフェソス・エペソ 6:2)
「父に聞き従え,生みの親である父に。母が年老いても侮ってはならない」。
(箴言 23:22)
「自分を愛するように妻を愛しなさい。一方,妻は夫に対して深い敬意を持つべきです」。
(エフェソス・エペソ5:33)
幸せへの道 Ⅲ へ続く>>>