「なぜ聖書を調べるべきでしょうか」
あなたは聖書をお読みになったことがありますか。聖書は歴史上,他に類を見ないほど
広く頒布されてきた特異な本です。
【聖書は,全世界で40億冊以上普及してる(1990年世界聖書協会)どんな国の人でも,
少しの努力で手にする事ができますが,ほとんどの人は聖書全巻読んでいないと思われます】
(不確かな情報では,4000億冊以上普及しているとも云われています)
あらゆる文化圏の人々が,聖書の音信に慰めと希望を見いだしてきました。
その助言が日々の生活に役立つことを実感している人は少なくありません。
とはいえ今日,聖書についてあまり知らない人も大勢います。宗教に関心があるかないかは別として,
あなたも聖書に興味を持っておられるかもしれません。
聖書は実際には66冊の書から成っていて,創世記で始まり,黙示録・啓示の書で終わっています。
聖書の著者はだれでしょうか。これは興味深い質問です。実のところ,聖書はおよそ1,600年の期間にわたり,
約40人の人によって書き記されました。
しかし,注目すべきことに,それらの人は自分たちが聖書の著者であるとは述べていません。
そのうちの一人は,『聖書全体は神の霊感を受けたものです』と書きました。
(テモテへの手紙第二 3:16)
別の人は,「わたしによって語ったのは神(ヤハウェ、エホバ)の霊で,
その言葉はわたしの舌の上にあった」と述べています。(サムエル記下・サムエル記第二 23:2)
ですから,聖書を記した人たちによれば,著者は宇宙の至上の支配者である真の神です。
聖書の中で明らかにされているように,神は人間がご自分に近づくことを願っています。
聖書を理解する上で欠かせない別の点として,聖書には一つの主題があります。
それは,人間を支配する神の権利が天の王国(天国・天のエルサレム)によって立証される,というものです。
「聖書翻訳」
聖書をその原語であるヘブライ語,アラム語およびギリシャ語から現代の言葉に
翻訳することは,重い責任の伴う仕事です。
聖書は,昔の聖なる人々が霊感を受けて今日のわたしたちの益のために書き記した,
66冊から成る神聖な書物であり,その翻訳は,聖書の著者であられる天の神の
お考えやみ言葉を他の言語に移し換えることを意味します。
これは人に厳粛な気持ちを抱かせます。
この仕事に携わる翻訳者は,聖書の著者であられる神に対する恐れの念と愛を抱いており,
そのお考えや宣言をできる限り正確に伝えなければならない,という特別の責任を神に対して感じます。
翻訳者たちはまた,永遠の救いのため,至高の神の霊感の言葉を,
その翻訳に頼って熱心に研究する読者に対しても責任を感じます。