遊女~asobime~色街道中探訪記

遊廓、赤線、青線があった場所、古い温泉街や町並み、看板建築、古い旅館や旧遊廓などの建物内も画像付きで紹介しています。

花巻市東町・豊沢町、路地裏編

2013-12-12 02:04:00 | 日記
残念ながら花巻の裏町遊廓の名残は見付けられませんでしたが、路地裏の画像を紹介したいと思います^^ゞ

東町近くにある「竹駒」は、中華そばのお店で、昭和29年からの老舗。店内もレトロな雰囲気で、現在も薪を使い釜戸で調理しています。

入り口…この日は暖簾が出ていないので、早めに店仕舞いをした様です…残念。

横ら見ると普通の民家にしか見えませんが…
お婆ちゃんが一人で切り盛りしています。

右の建物の横に細い路地裏を発見

こんな感じ…

「ナウな感覚」の看板を発見(笑)
洋品店の建物だった様です。

野良猫になった気分(~∀~)

更に進むと蔵を発見。

奥には盆栽と物干し竿が…民家として使われているのでしょうか?

蔵を過ぎると「川本式ポンプ」を発見。

少し広い通りに抜けました。廃業中の店舗跡の様です…二階窓は震災後に割れたまま放置されている感じがします。

店舗跡の裏口。

古い配電盤…

配電盤の下の扉を開けると…
古い厠でした^^;

階段を上ってみます

階段上は吹き抜けになっていて裸電球が一つ…

二階の入り口…

奥行きがあるので、貸し間の様に仕切られているのでしょうか…

豊沢町から二葉町へ移動…

大畠屋の右側の路地裏へ…

スナック店が数軒

古い建物も残っていました。

奥へ進むと…

小さなスナック店や居酒屋がありました。

更に進むと、現役の飲み屋街、二葉町の通り。


花巻市東町、豊沢町、二葉町
撮影日 2013/10/21



宮沢賢治と東町(裏町)編

2013-12-08 04:16:10 | 日記
花巻市出身の童話作家詩人、宮沢賢治の生家は豊沢町にあり、その隣にある東町はその昔、裏町と呼ばれる遊廓街で、賢治はそこにあるお蕎麦屋さんによく通っていたそうです。

『嘉司屋』花巻市東町2-19
明治37年創業。宮沢賢治の生家から徒歩3分の場所にあり、蕎麦好きだった賢治さんも
よく訪れたそうです。

落ち着いた雰囲気の店内

宮沢賢治がよく食べていた「柏南蛮」を私も頼んでみました。右下の「天むす」も人気メニューの様です。実はこの日、朝から何も食べていなかった私は、お蕎麦だけでは足りない気がして、追加注文(笑)

食後には、美味しい蕎麦湯も頂きました。
蕎麦湯の入れ物も年季が入っています。


お店の入り口には「わんこそば」の歴史が紹介されていました。

次は宮沢賢治の生家跡がある豊沢町に移動…

豊沢町も古い建物は残っていない様子…

賢治の生家跡には、蔵(資料館)が建っていたのですが、2011年の震災により壁が崩壊し、取り壊されてしまった様です…残念。

生家も第二次大戦中の花巻空襲により消失、当時を偲ぶ面影はありません…
現在の生家跡。

豊沢町にある、生そば「大畠家」

東町にある八坂神社の立て札にも、戦災により消失…とあります。やはり、豊沢町と東町にある建物の殆どが、空襲で焼けてしまった様です。

映画「宮沢賢治~その愛~」
(1996年) 主演 三上博史
この作品中、賢治が裏町を歩くシーンで、花巻の遊廓街も再現されていました。


花巻市 東町~豊沢町
撮影日2013/10/ 07~21


花巻市東町『裏町遊廓』跡

2013-12-08 03:22:35 | 日記
岩手県花巻市にある東町界隈は、その昔「裏町」と呼ばれ、遊廓が置かれていたらしい…
「日本遊里史」(1929年)上村行彰 著によると、旧・碑貫郡花巻川口町(裏町)には、貸座敷数9、娼妓数39…とあります。


東町にある古い建物。



「今文本店」の横に、二ノ様!?
誰かが帽子を被せてあげたみたいです^^;

今文の通りを更に奥へ…



店舗跡の様な建物。


東町にある八坂神社。
戦後に建て直されている様です…


コチラの建物も戦後に建てられた比較的新しい感じ…

東町(裏町)にあった遊廓の名残は見られませんでした…
その理由は次の「宮沢賢治と東町(裏町)」で紹介したいと思います。

岩手県花巻市東町界隈
撮影日 2013/10/21



奥州市水沢区立町

2013-12-08 03:21:44 | 日記
奥州市水沢区立町は旧遊廓のあった柳町から近い事もあり、古い商家が残っています。
江戸時代、街道が交差する要所であった為、宿場町と商人町としても栄えました。



『コトブキみそ』の看板

繊細な格子のある商家跡の建物が多く残っています。

石川豆富(豆腐?)店とあります…

二階の格子窓の上に家紋の様な透かし彫りが施されているのが見えます。

こちらの立派な石造りの門構えと三つ巴紋瓦のお屋敷は…?
江戸時代からの商家「丸六」の名で呉服屋を営み、大久保利道や大隈重信も宿泊した…と碑にあります。
『松本家』


立町の通りを振り返り撮影。


撮影日 2011/07/18