遊女~asobime~色街道中探訪記

遊廓、赤線、青線があった場所、古い温泉街や町並み、看板建築、古い旅館や旧遊廓などの建物内も画像付きで紹介しています。

横手市増田町「佐藤三十郎商店」

2018-10-02 12:11:00 | 日記
秋田県横手市増田町の続き…

「佐藤三十郎商店」
建築年代
主屋 明治20年 座敷蔵 明治11年

江戸後期までは「増の井」の醸造元であった石田久左衛門がこの地で醸造を行っていましたが、秋田に転居したのち初代佐藤三十郎が居住し、この地で五十集商(魚の仲買)をはじめたと伝えられます。
通り土間を通って奥の内蔵へ↓

重厚な内蔵の扉↓

内蔵内部。床は栗の木で出来ていて、この太さは珍しいそぅです↓

内蔵の一番奥は四間半の茶室になっていて、小さな囲炉裏もあります↓

上部分が無双障子になっています↓

床の間はヒノキ細工です↓

襖に描かれた絵↓

天袋の画。右上には釘隠しが見えます↓

天井には梁が多く入っているのが見えます↓

内蔵の手前の空間は水屋だったと思われます。

吹き抜けはたくさんの梁が複雑に入り組んでいるのが見えます↓


探訪日 2017年 5月3日



横手市増田町「升川商店」きもの.帯.食器

2018-10-02 12:09:45 | 日記
秋田県横手市増田町の続き…

升川商店(旧栄助商店)
主屋…大正期 座敷蔵…明治中期~後期?

外壁は白漆喰、内部は白漆喰に化粧貫が美しいです。

大正4年に初代栄助氏が仙臺屋商店から家屋を譲り受け、荒物商を営んでいました。
現在は、着物・帯・和雑貨・古布・食器などが並べられた素敵な店内↓


店の奥の細い通路を抜けると…

骨董品や古書、軍服?などが所狭しと並べられた場所が…


更に奥には内蔵の扉が!

立ち入り禁止とありますが、店主のご主人が上がってもぃぃとの事、早速中へ…

見事な打掛けや家具が並んでいます。
たくさんの「こけし」も↓

2階へ上がる怪しい階段も…残念ながら、ここより上は危ないので立入禁止との事。

壁には蝋燭を置く台もありました。

ご主人が見せてくれたレトロな時計。
大正~昭和初期のSEIKO「REGULATOR」八角掛時計…でしょうか?画像ブレちゃってすみません。

明治時代の毛羽取り機↓
繭と繭が絡まらない様に、蚕が最初に吐く糸を取る機械。


探訪日 2017年5月3日



横手市増田町「旧佐藤興五兵衛家」

2018-10-02 12:08:35 | 日記
秋田県横手市増田町の続き

旧佐藤與五兵衛家

建築年代 主屋 明治後期~大正期 座敷蔵  明治12年


佐藤與五兵衛家は代々の地主で増田銀行設立時の監査役の一人です。
大正期に増田勧業社を設立し、セメントなどの建設資材を扱う商いをしていました。現在は、まちの駅福蔵で公開しています。
↓イートインスペースもあり、コーヒーやお蕎麦、和スイーツなども注文出来ます。

上を見上げていると神棚が…改修工事の時に発見されたそぅ…2つ並んでいるのは大変珍しい↓

更に奥、こちらは昔、土間として使っていた様です↓

2階部分↓

内蔵の入り口↓

内蔵内部↓

かつては内蔵での結婚式もあったそぅ…

今回は特別に奥の畳の間に入る許可を頂きました↓

市松模様の畳↓

内蔵の階段↓※2階は非公開

吹抜け↓

お土産コーナーもあります↓



探訪日 2017年5月3日