パンと雑貨のちいさなIPPO 

愛媛県砥部町で、夫婦で手作りの小さなパン屋をしています。

かもめのジョナサン

2015年05月06日 | 本と、絵本のお話

こんばんは

GW楽しく過ごせましたでしょうか?

今年はお天気にも恵まれましたね

 

さて。今月のイッポのおススメの本は、リチャード・バックの「かもめのジョナサン」です。

鳥の世界展のこともあって、鳥にちなむ本にしようと思っていたのですが、

いつもは絵本ですが、今回は大人向け。

むか~し、この映画を見た記憶がうっすらと…。

ジョナサンのモノローグの、静か~な映画だったような。

「かもめのジョナサン」を一言で言うとすれば、哲学そのもの?かなぁと思っていたのですが、

な、なんと去年「かもめのジョナサン・完全版」とういのが出ていました

いままでの本ではパート1~パート3までだったのですが、幻のパート4があるというじゃああ~りませんか

これは買いだなと思いさっそく買って読みました

完結してました。これがないと完結じゃないぞという物語でした。

感動です

なんというか、とてもまっとうな本です。

哲学というか、思想と言うか、考える事ってとっても大切なんだけど、

そこに潜む危険性とか、集団のもつ危険性とか、偶像やシンボルの持つ危険性というか、

私が微妙に違和感を感じていたものを、カモメたちが解き明かしてくれています。

とてもシンプルなお話なんですけど、そのシンプルなところにとても深いものがあって、

あ~納得。という感じです。

この本を宗教的にとらえる方もいるようですが、

ホントのところは書いた本人に確かめないと分からないんでしょうけど、

やっぱり、ジョナサンは哲学そのものなのだろうな~。と私は思う。

ラストの…(ネタばれするかも知りたくない方は読まないでね!)

ジョナサンの登場が…感動的

パート4が本当に描きたかったところなんだろうな。

考えることってとっても大切。しかも自分の頭で、自分の言葉で。

久々にいい本に出会いました

短い本なのですぐ読めちゃいます。

おススメです

 

 

 

 

コメント
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