この絵本なくして、うさぎの絵本は語れません。
ご存じ、ガース・ウィリアムズの、「しろいうさぎとくろいうさぎ」です。
二匹のうさぎが本当にやさしく心をかよわせて、結婚するお話。
ストーリーはシンプルなのに、しみじみしてしまいます。
絵の素晴らしさでしょうね、ガース・ウィリアムズという人は
無類の動物好きで、多い時は、猫25匹、犬9匹、うさぎ4匹、
きつねとハツカネズミが2匹づつ、鳥や金魚も飼っていたそうです。
1958年に出版されたこの本は、人種混合結婚を推奨するもの
だとして、大論争を巻き起こしたそうです。
人種差別がまだ色濃く残る時代のことです。
この写真の本は、私の大事な本で、子供の頃から持っていて、たび重なる引っ越しと片付けの中、
手放さずに、ずっと大切に持っていました。
1977年、第34版。初版は1965年ですね、今も多くの子供たちに愛されています。
当時、580円でした。福音館書店です。まだ見たことないよ、という方は、ぜひ一度見てみてください