■DVD:「ネバーランド」
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本作「ネバーランド」は、
言わずと知れた「ピーターパン」の世界を舞台にしている。
いや、「ピーターパン」が生まれるまでの話、と言うべきか。
原作者バリが出会ったひとりの少年、ピーター。
彼の精神的な成長をバリの視点から描くことによって、
バリがどのようにして「ピーターパン」を書き上げたのかを知ることが出来る。
この映画で一貫して描かれているのは「信じ続けることの大切さ」だ。
文字にすると大事MANブラザーズバンドの歌のように陳腐だが、
陳腐さを嘲笑うことが出来なくなるほどに、この映画は純度が高い。
心の奥底でくすぶる夢見がちな自分に止めを刺し、
現実に目を向けることこそ「成長」であると思っていた私にとって、
この映画は例えようもなく優しい説教だった。
何かを諦めたり捨てたりしなくても大人にはなれるのだ。
大人はあくまでも子供の延長線であり、
子供でなくなることが大人になるということではないのだ。
言われてみれば当たり前のことなのだが、
無限と思われた時間に限りがあると知った時から、
人は日々の生活に追われ、様々な煤を身体に纏っていく。
そして、少しずつ少しずつ「ネバーランド」が見えなくなっていくのだろう。
題材が「ピーターパン」だからと言って子連れで行くような映画ではないが、
「俺もすっかり汚れちまったな」と自覚している大人は、
煤払いのつもりで観に行くことをお勧めする。
私は、観終えて少しだけ肩が軽くなった。
ピーリングもせず一皮剥けた、といったところか。
シカゴの精神科学者であるダン・カイリーなる人物が
「ピーターパン・シンドローム」という言葉を造ってからというもの、
「ピーターパン」に憧れる者の肩身はすっかり狭くなってしまった。
しかし、今なら自信を持って言える。
「ダン、あなたはとても可哀相な人だね」と。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
タイトル:ネバーランド
配給:東芝エンタテイメント
公開日:2005年1月15日
監督:マーク・フォスター
出演者:ジョニー・デップ、ケイト・ウィンスレット
公式サイト:http://www.neverland-movie.jp/
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
小学館の編集者から聞いた話ですが
梅図さんが漫画を描かなくなったのは
老眼がきっかけでした。
こう言うと、目が悪くなったからと思われるかもしれませんがさにあらず。
梅図さんはまさに、大人と子供の狭間で苦しんでいたのです。
梅図さんは、自分のこと(中身、精神)を「少女」だと思い続けた人なんです。
しかし、老眼になってしまった。
まさに、アイデンティティクライシスに陥ってしまったのです。
この話を聞いたとき、「え、少女!?」などと突っ込むより先に、「さすが、梅図さんだ」と感動してしまいました。
それにしてもデップは自伝系の映画によく出るなぁ。
気晴らしに見に行こうかと思います。
その前にレポートをやらねばなりませんが……orz
初めてカキコミさせていただきます。よろしくお願いします。
私も最近映画見てないなー…と思いつつ「映画大好き」の方も拝見させていただきました。
そこでハウルの動く城のレビューを拝見したのですが
http://members.at.infoseek.co.jp/deka_m/movie/kako50.html
「役不足」という用語について誤解をなさってるようなきがします。正しくは
http://members.at.infoseek.co.jp/deka_m/movie/kako50.html
と正反対の意味なのです。本来ならメールでお伝えする内容なのですが、メアドが分からなかった事。私も以前他人に指摘されて間違いに気づいたこと…等でこちらにカキコミさせていただきました。
もしメアドを載せてないのであれば、hotmailでもgoomail等のステアド、基本的にレス無しの物で良いので載せてくれると嬉しいです。
もし既に載せてあるのなら探せなかった自分が悪いですが><
「役不足」に関してのurlは
http://www.tackns.net/word/yakubusoku.html
です。ググればたくさん出てくると思います。
既知の知識であれば申し訳ありません。
4,5年前とはちがいかなり貫禄がついてきました。
いや、失礼な物言いだけどさ。
おぉ、興味深い情報を感謝。
私は楳図先生のサイン会にも行ったことがあるのだ。
「神の左手」の1巻に「忍(仮名)さんへ」と
書いていただき、一緒にグワシポーズで写真も撮った。
先生、いつまでもお元気で。
>どぶ殿
うむ、今作はそれほど「お仕着せ」の感動作ではないので
単館系が好きな人にでもお勧めだ。
>しんぼう殿
なんと院生殿であらせられたか。
レポート完成の後にでも楽しんでいただきたい。
>エルレーン殿
指摘感謝。
実は「役不足」については過去に一度知り合いから聞いて知っていた。
同じように誤認されている言葉に「確信犯」という言葉もあるが、
以前知り合いの出版関係者に相談した際、
「例え誤用であっても広く一般的に普及してしまった場合
は新たな意味として使っても良いのでは」
ということで決着をみたのだ。
もちろん、私と知り合いの間で、だが。
言葉は常に進化しており、
時代に応じて増えたり減ったりしていくのだと思う。
誤用を認めろというわけでは決してないので誤解のないように。
>man_or_astroman殿
昔から妙な貫禄はあったように思うが。
割と地味な役者だったので、
正直ここまで来るとは思っていなかった。
>cross殿
いや、言わんとすることは分かる。
「ショコラ」や「フロムヘル」の方が
遥かにデップらしさが出ていると私も思う。
楳図かずおさんだった・・・
私は、サインは持ってるんですが
会ったことはないです。
ちなみに、楳図さんの作品で一番好きなのは
「わたしは真吾」です。
ジョニーデップはベタですが
「シザーハンズ」が好きですね。
みんな観てあげてねw