■DS:「DS陰山メソッド 電脳反復 正しい漢字かきとりくん」
昨年末、埋もれてしまいそうなお勧めソフトとして紹介した
「DS陰山メソッド 電脳反復 ます×ます百ます計算」は、
発売1ヶ月で累計20万本を出荷する大健闘を見せた。
その後も順調に数字を重ね、2月までの累計出荷は25万本。
現在も毎週安定した売り上げをキープしている。
「ポスト任天堂」「●匹目の泥鰌」を狙ってを多くのメーカーが
学習ソフトをリリースする中、「百ます計算」がこれだけの
実績を上げることが出来たのは、ソフトの完成度はもちろん、
「小学館」というメーカーの持つブランド力も
大きく影響しているのではないか。
さて、「百ます計算」から4ヶ月、
算数に続いて小学館が目を付けたのが「漢字」である。
「DS陰山メソッド 電脳反復 正しい漢字かきとりくん」は、
小学校1年生から6年生までの間に習う1006字の漢字を
様々な方法で学習出来る「「漢字学習ソフト」で、
ベースとなる学習システムも、「百ます計算」に続き
陰山英男氏が考案した反復学習法を採用している。
「全漢字プリント」「総熟語プリント」など、
書籍版の総発行部数は150万部以上。
■Book:「徹底反復新漢字プリント 小学校全学年」
「かきとり練習」「全漢字練習」「総熟語練習」「力だめし」など、
いずれのモードも問題のレベルを上げて悩ませるのではなく、
簡単な問題を繰り返し解かせることで
頭に叩き込む、「陰山メソッド健在」な作りとなっている。
「かきとり練習」は、任天堂から発売予定となっている
「DS美文字トレーニング」の判定システムを
本家より一足早く採用した注目のモード。
「とめ」「はね」「はらい」「まがり」「でる・でない」
「つく・つかない」など、プレーヤーの書いた文字を
24項目に分けて細かくチェックし、採点してくれる。
「全漢字練習」は例文の平仮名を漢字で書き直しつつ、
漢字の正しい意味や書き順を学習出来るベーシックなモード。
「総熟語練習」は「全漢字練習」で覚えた漢字を使った応用編で、
熟語を学習するためのモード。
「力だめし」は学習の成果をチェックするテストモード。
「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」や「平成教育委員会」でも
採用されていた漢字を使ったクイズ
・分解されたパーツを組み合わせて漢字を作る
・上下左右の漢字から真ん中に入る漢字を予想する
など、頭の体操的なモードも用意されており、
「百ます計算」より「ます×ます」充実した仕上がり。
漢字の認識機能については、
私の触ったバージョンは少々反応が良過ぎる気もしたのだが
現在調整中とのことなので完成版を期待。
「百ます計算」に比べ価格が800円ほど上がってしまったのは、
簡単な数式だけで構成された「百ます計算」に比べ
膨大な漢字データや判定システムを収録したことで
容量が大きくなってしまったためとか。
3600円という価格設定は「少しでも安くしたい」という
小学館の心意気の表れであろう。
「百ます計算」同様、子供にも喜ばれる学習教材として
幅広い世代にお勧めだ。
■DS:「DS陰山メソッド 電脳反復 ます×ます百ます計算」
●子供に喜ばれる学習教材
「DS陰山メソッド 電脳反復 ます×ます百ます計算」
*当BLOGでの新作紹介は、
1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
3:発売までに内容変更の可能性もあること。
を予めお断りしておく。
簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。
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タイトル:DS陰山メソッド 電脳反復 正しい漢字かきとりくん
機種:ニンテンドーDS
メーカー:小学館
発売日:2007年4月5日
価格:3600円(税込み)
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