犬のとこやさん過去日記

犬のとこやさんの旧ブログです

何でだろう・・・ [2013年11月28日]

2013-11-28 13:46:25 | お客様
今日は今凄く気になっているお客様ワンコの事を書きたいと思います。

ヨークシャテリアのマルちゃん(♂・7歳)
お店のご利用は生後10か月の時から
頻繁にトリミングをご利用いただき(月2回)すっかり慣れてくれてもいいはず・・・、なんですが

以前から(多分初めてトリミングご利用の時から)お迎えからお届の間ず~っと荒い息遣いが止まらないんです
どんな感じかというと、夏場気温の高い時に散歩なんかをすると体温調節の為に「ハッハッハッ 」と短くて早い息遣いをしますよね これを専門用語で「パンティング」と言うのですが、体温調節以外にも「緊張した時」なんかにも出るんです。マルちゃんはお家から出て帰るまでの間、殆どず~っと パンティングしてるんです。(シャンプーの時は唯一止まります)

このパンティングが緊張もしくは怖いものから来ているのであればかなりのストレスにもなります。一向に治まる気配が無い事と、ホテルに預ける事が増えそうな事情に、飼い主さんとお話をしてトリミング時にお預かりの練習をすることにしました


先日、トリミングご利用時の様子を少しご紹介

この日は先にトリミングを済ませてケージの中でお預かりの練習です。



写真では笑顔満点 な感じですが、マルちゃんは何かの感情でストレスを感じているのだと思います



しばらく時間が経過しても・・・
なかなか、リラックスとはいきません 心なしか舌の様子は最初の写真より丸まっていて緊張度合いもMAX って感じ

それでも、時間が経つと・・・



最近では諦めて横になる時間も出来てきたんですが、音に敏感なマルちゃん
少しの音や気配に、すぐに反応してしまいます

他の子のトリミング中も



今度は立ったまま固まって(動かないのはやっぱり怖いのかな )います。
下の段のガン太くんとは対照的
室温が高いから余計にするのかな と思ってみたりするんですが、下の段のガン太くんは暑さに弱い子ですがこの通り、グッスリお昼寝中



ガン太くんは寝息をたてて、気持ち良さそうに寝ています

一方のマルちゃんは、早い息遣いのパンティングをしていると出てきてしまう、ヨダレ・・・
何とかこの緊張を取ってあげたいと思うのですが・・・



これでもお預かり練習を始めてから大分量が減っているんですけどね

ゲン太くんのトリミングも終了したんですが、やっぱり緊張は解けないようです。



こんな会話があったかどうか 分かりませんが

練習を始めてから大分諦めて寝る時間も増えたのですが、この緊張 何とかしてあげたい・・・。

ヨガのインストラクターさんの書いた記事があります。(こちらから)
この記事の中にもありますが、浅くて早い息のネズミは寿命が短く、ゆっくり長い息の亀 は寿命が長い との事。
なるほど~ 確かに人間もリラックスしている時はのんびりした呼吸ですよね
起こったり、泣いたり、緊張したりすれば自然と短い息になっています

ワンコ達ものんびり呼吸が出来る子の方が長生きなのかもしれません。
そう考えると、マルちゃん
何とか緊張 しないで済むように練習しようね

それにしても、こんなに頻繁にお店に来てくれているのに・・・、何でだろう


【2020年3月編集時の追記】

この子はこの後心臓病になってしまいます
入退院を繰り返し、酸素室から出られなくなることもありました
数年の闘病の後・・・
虹の橋を渡りました

この子の様な呼吸で緊張感を示す個体も多いです

トリミング時に少しだけ慣れる練習を入れてもらえると・・・
ワンちゃんの負担も少なくなるのでは?と思っています