いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

日々のお散歩で社会化を育むために

2022-12-25 | チャーリードッグスクール犬の森の歩き方
犬と暮らすとき、いっしょに暮らすのは飼い主さんであり、
一番に考えることは日々の生活で
犬がどのように暮らせたら幸せか、ということです。

お散歩はそのなかでも犬にとって一番の楽しみになってほしいですよね。
ただそれにはリードを着けなければならないし、
歩くときにも飼い主さんがリードを持たなければなりません。

また、他の犬がいたり、他の人がいたり、
車、バイク、自転車等々
犬にとってよくわからないものが多いのが
散歩中の環境です。

十年以上そういう環境なのですから、リードを着けていても
少しずつでも「怖くないもの」「大丈夫になる」ことが
暮らしやすさになりますよね。

無理やりその環境に連れて行って
「怖くない!」って言ったところで
犬はもっと怖くなるだろうし、
例えば抱っこされていれば、逃げ場がなく
ますます怖くなってしまいます。
それは、幼犬だろうが、保護された成犬だろうが
同じです。

どのように暮らしの中で「大丈夫」を増やしていけるかというと
無理やり慣らそうとせず、怖がった時にそれを叱らず、
怖いものから距離を取るすべを教え、
飼い主が犬ができたことをほめ、
できるように支援(誘導も)することです。

それには、お散歩トレーニング@犬の森が
とても効果があります。


犬の社会性やらパックウォークやら(犬の森公式ブログより)
 
犬は社会的な動物という意味は、犬種の中で自分の地位、
立ち位置をとても気にする動物だということでもあると思います。
 
人間も犬の社会の中に組み込まれていますが、
種が違うので地位は主張しません。
するとしたら未熟な発達段階の犬です。と考えています。
 
多くの飼い主さんのお悩みの一つに、犬の幼稚園ではうまくやれるのに
普段の散歩が大変。って・・・いうね。
 
リード付きの散歩でいろいろ困ったことが出るわけですね。
 
いろんな原因があると思うのですが総合して見ると、
リードがない幼稚園では、ぐいぐい近づきたい犬は近づき、
嫌な犬は逃げ。自由度が高いですよね?
 
言い方を変えると、動きを邪魔されないわけです。
そういう環境の中でうまくやれるのは犬としては当然なので、
怖がっている犬も無理強いしないで隠れられる場を作ってあげれば、
犬の中でだんだん馴染んでいきます。目に余る攻撃は介入すべきですが。
 
そして普段の散歩に目を向けてみましょうか。
 
多くの飼い主さんは力入ってますよ~。
リードを持つ手が体が硬い!^^;
犬がちょっとでも自分から離れようものなら
グイッとリードを引き戻して身体につけようと必死です。
 
犬はフラストレーションがたまりますね。
行きたいところにも行けないし
匂い嗅ぎたくても拾い食いが心配で(幼稚園には落ちてない)
やっぱりリードでコントロールされる。
 
犬に近づきたくて吠えも出始める個体は多いですね。
でも飼い主さん的に吠え=怖がってる、らしくて、
だからせっせと幼稚園に連れて行ったり、
またはまだ早いと、犬がいないところ見えないところを歩きたがります。
 
犬がいないところでは比較的飼い主さんもリラックスできますから
リードはタイトではない。
 
ということはますます犬にとって、
犬がいる場でのリード付きの散歩が不自由になって行くと
考えられませんか?
 
そういうことから私はできるだけ早く散歩がOKになったら
すぐにパックウォークであるお散歩トレーニングに
参加していただくようにお願いしています。
 
そこでは、犬に近づきたくても成犬の犬が嫌い、
または咬む子も参加していますから、
必然的に飼い主さんは犬を行かせないようにしなくてはならないです。
 
ただし、お散歩トレーニングでのリード使いは
みなさん一定のものを学んでいただいていますから、
叱りなく、リードショックなく、
そして相手も距離を取ってくれるので楽にできます。
 
慣らそうとどんどん近づけたり、犬が嫌がっているのに、
自分の犬を近づけるということはブログの読者さんにはいないので、
そういう点も気兼ねがありません。
 
興奮度の高い大型犬は6か月過ぎてしまうとひゃんひゃんして、
多くの犬が集まる場でリードを持ち続けるのも大変です。
だからこそ2か月3か月の頃から、いろいろな犬種の
いろいろな年代の犬と距離を取って歩く経験が不可欠です。
とにかく早く。待ったなしです。
 
リードなしで犬と遊べるということが、
将来的にリード付きで困ることになっているのを
たくさん見ていますので,ここは本当にお願いしたいところです。
 
落ち着いてから出よう、は間違っていると思うんですね。
 
いろいろな方がお散歩会やレッスンを始めて
パックウォークが一般的になりつつあるのかな?
どうなのかな?というところですが、
やはりある程度参加される方には犬学知識レベル
または向上心を持っていただかないと、
よくない経験が犬も人も定着しやすいので
そこは学びをお願いしたいですね。
 
失敗を恐れない、でも無理強いではない。失敗したと思っても
みんなでリカバリーできる場が、飼い主さんも支えられると思います。
 
まあ、音頭取りがいないとなかなか集まって歩ける機会はない、
ですからね。⇦ここまで
 
犬の森で学んでいる飼い主さんがいて、
自分の犬のことを理解している飼い主さんがいて、
リードワークを学び、犬学をまなび、
周りの犬たちにも配慮しながら
いろんな大きさ、犬種、年齢、性格の犬たちが共に歩く
リードワーク&お散歩トレーニング@犬の森
お散歩デビューから参加される方も多いです。

CDS小田原お散歩トレーニング 2022.12.11  
小田原の散トレでは、
特に大型犬から超小型犬まで
それぞれ近くはなくてもいっしょに歩きます。
犬の成長を待つのも大切な犬育てです。


★ おまけ ★
メリクリ~♪
シャトレーゼのほうじ茶、和三盆のケーキ

3年前の今日は

2022-12-24 | Choco.さんとのこと
小田原散トレだったんです。
あの頃はまだまだ元気でした。
12月といえば、バースディパンケーキ💛
この時はろうそくを消す前にフライングして
みんなビックリしちゃったんでした~(笑)


お仕事で近くまでいらしていたムクムクさんとも
思いがけずお会いできた、思い出の散トレでした。

アイくんもChoco.も今日はお空組のみんなと
クリスマス散トレ楽しんでいると思います。





猫のことですが…

2022-12-23 | いぬねこ暮らしの情報あれこれ
犬も猫もおうちにいる人は要注意です。
ねこに毒のある植物も多いですが、
アロマオイル、エッセンシャルオイルも毒性のものが多いです。
中にはヒトや犬には大丈夫なものがあるので、要注意。

犬用のシャンプーや虫よけスプレーなども
気をつけてあげてくださいね。




おだやかなNOって?

2022-12-21 | チャーリードッグスクール犬の森の歩き方
「NO」におだやかなんてあるわけない!って思っている人は、
きっとしょっちゅう「NO!」っていうんでしょうね。
でもしょっちゅう言っているってことは、
犬に伝わってないってことなんだってわかりますか?

ここから引用⇒
夏目 真利子
2015年12月21日 ·

今日はちょっと午前中家を空けるので犬の学校ブログは帰ってから更新しようと思います。
チャーリードッグスクールとして来年度、どんな形で合同トレーニングや座学セミナーを行うのかまだ白紙^^;なのですね。
まずはオンラインサロンを作り上げたいわけです。
いわゆるおとなしいガウガウや吠えが出ない子ばかりが集まるはずのない^^;スクールですから、そういう行動が出た時の飼い主さんの対処、行動の分析ができなければ円滑に授業が進まないよね、と。
数年前基礎トレを開講して、そのまま続けられないなということを痛感したのですよね。
基礎トレーニングだから基礎から。だからお散歩トレーニングの前に出られる、と思われると思いますが違います。
お散歩トレーニングではまず犬に穏やかなNOの意味を教えます。
飼い主さんがどうやって「それは許可できないよ」を教えるかの場なんですね。
叱らないを信条として集っているわけで、だから吠えや突進が出た時、飼い主さんそれぞれにその行動を止めていただくわけです。
そのために、何がそれを強化しているのか?
について考えなければいけません。
問題行動であるその行動の正の強化(どのように強化されているか)についてまずは学習理論を学んでいただく必要があると思いました。座学が必要なんですね。
正の強化がオビーディエンストレーニングとしか理解できないうちはまだまだこの点について納得できないでしょう。
自分の行動を見つめるのはなかなか難しいわけですね。でも犬じゃないよ人なんだ、という意味は、犬だけで強化されないわけです。
一番大きな犬にとっての環境である飼い主さんの行動、反応で正の強化されているんですよね。
犬の吠えが飼い主さんが視線を返すことで正の強化され
リード噛みが飼い主さんがリードを張らせるハンドリングで正の強化され
ガウガウの飛びつきが飼い主さんが反応することで正の強化され・・・。
それを理解するための行動の科学がまず大事なんだよ、が全く理解されないところが、古典的条件づけ重視に向かえない理由になっていると感じます。
まず最初にイラッとした、噛んで言うことを聞かせたい、自分の方を見てもらいたい、その時に強化されたイライラの感情に対して、は拮抗するものを与えておさめる。
それができなければその状況で、正しく正の強化は難しいわけです。
だからいわゆる陽性強化の問題行動の弱化が無理と言われることにつながってしまってます。
こういう一連の理解が家庭犬しつけトレーニングの神髄ではないでしょうか。
そこを理解して初めて、いろいろな犬が集って叱りのない場でオビーディエンスを楽しめるのかなと考えているところです。 ⇦ここまで

この投稿はいまから7年も前のことですが、
そのころすでに、エビデンスに基づいたトレーニングだったんですよね。

リードでつるしたり、リードショックを使ったりする
トレーナーだったら、それは動物虐待だし、
それで行動が変わるわけがありません。
もちろん、わけのわからないエネルギーもです。

もし、あなたの愛犬が、どよ~んとしていたら、攻撃的だったら、
それはトレーニングに原因があることが多いです。
どういうトレーニングか見極めて、
よりよい犬との暮らしを取り戻しましょう。

犬の森は、日々進化し続けています。


リード使いの癖を見直そう

2022-12-20 | 叱りも罰もない犬との暮らし方
今日お散歩中の犬を見かけたんだけど、
飼い主さんしょっちゅうリードをツンツン引いてるの。
たぶん何かにつけてそうやっているんだと思う。
自分では「犬に何か合図を送るため」と思っているに違いない。
でも結構リズミカルにやってたから癖になってしまっているかも。

首輪に着いたリードをツンツンされたら
うざいだろうし、気分悪いよねぇ。
リードはついていてもそれを忘れるような
リードの持ち方、使い方をするのが一番。

犬と一緒に歩調を合わせて歩いたり、走ったりもいいし、
でも止めなきゃいけない時には一歩も進めないくらい
しっかり止められれば(引き戻すのでなく)いいし、
リードワークは一瞬一瞬のことでもあるから
それにどれだけハンドラーが臨機応変に動けるか。

無駄な合図は全く不要。
リードは、犬とハンドラーが手をつなぐように、
幼い子どもと親が手をつなぐように、
安全のためのものでもありますからね。