今日は、推進員研修会に参加してきました。
テーマ「多頭飼育崩壊から見る動物関係者と福祉職の連携」
~職種を超えた連携と地域の支え合いを考えよう~
講師:一般社団法人ワンウェルフェア代表理事 渡辺和弘氏
今日の研修会は、推進員だけでなく、市職員、
ケアプラザ職員を対象とした多頭飼育に関する研修でした。
多頭飼育問題では、様々な要因から当事者が
家族、地域から孤立してしまっていることが多く見られます。
その場合はことばかけひとつで、もっと頑なになってしまうこともあり、
いかに当事者によりそい、信頼関係を構築できるかどうかにかかってきます。
そして、どれだけ話を引き出すかも重要です。
家庭訪問をしたときに、たしか猫が1匹だったはずが、
次の時には増えている…などはあるあるだそうです。
そこでたとえ1匹だとしても、手術の話をすることで
増やさない手掛かりになるとのことです。
そのためには動物関係者だけでも、福祉関係者だけでも解決はむずかしい。
当事者とそれぞれが専門的な知識や仕組みを持ち寄り、
情報をシェアし早期発見、再発予防をすることが望ましいということでした。
一般社団法人ワンウェルフェア
多頭飼育崩壊の飼い主は精神的・身体的・
経済的な問題を抱えていることが多いと指摘。
地域社会から孤立し、ごみ屋敷などの社会問題につながりかねないことから、
行政の異なる部局が連携して飼い主の生活支援や再発防止を行う重要性を説いている。