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いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

犬の失敗を叱る前に飼い主ができるシンプルな方法

2016-09-27 | 叱りも罰もない犬との暮らし方

Choco.と散歩に行く隣の公園には夕さんぽの時間帯犬さんもいっぱい来ます。

その中の1頭、まだ1歳前かなぁと思うんだけど、その犬さんは他の犬さんを見るとヒンヒン鳴くのです。

そうすると飼い主さんは叱ったり、マズルをつかんだり、リードショックしたり、リードを短く踏んだりします。

トレーニングの一環でやっていると思うのですが・・・。

行動の後の結果で犬は学習するので、

吠える ⇒ リードショック・リードを踏まれる

行動の後に犬にとって嫌なことが現れるので、吠える行動が減る という理論です。

吠えたからリードショックされた。痛いから吠えないようにしようってすんなり犬さん理解するかな?

たとえ理解したとして、それって犬さんにとって決してうれしい気持ちで、じゃないですよね。

Choco.だって吠えるシチュエーションは山ほどあります。

同じシチュエーションでもなぜか吠えないときだってあります。

同じシチュエーションと思っているのは飼い主の私の思い込みだったりして…( ̄∇ ̄)

そうなるとどれが正しくてどれが間違っているのかがとっても複雑になりますよね。

トレーニングの中には、犬さんに失敗させておいてリードショックで教える方法をとるものもあるけど

それよりも吠えないときに対処してほめるほうがよくないですか?

ただ、それって飼い主さんには結構難しい方法です。

そう、「吠える」(目に見える)がなければいつほめていいのかってことになっちゃうからです。

「吠えた」⇒「叱った」⇒「吠えやんだ」⇒「いいこ~」⇒「また吠えた」・・・よくあることじゃないでしょうか?

「吠えやんだ」から「いいこ~」だったはずなのに、犬さんは「吠えた」から「いいこ~」って言われたと思う。

「いいこ~」って言われたくて「吠える」のかもしれない。これってもっとよくわからないですよね。

 

そこで、レスポンデント(古典的)条件づけが登場するのです。

CDSのメソッドでいう、名前を呼んでおやつ です♪

これは、行動に左右されないし、犬さんにとってうれしいことが際立つのでとってもわかりやすいです。

もちろん、吠えたり突進したりの場合は止めますが、そのときの犬さんの気持ちは・・・

「大好きなママの言うことなら了解!」ってくらいな感じ。

これくらいになるまで条件づけされた好子(犬にとってうれしいこと)をたっぷり、しっかり作るんです。

吠え吠えのChoco.も吠えそうな時に「Easy~」って言うとフゥって力がぬけることが多いです。

「Easy~」と「リラックス」が対提示されているから。Choco.の場合はあくまでも吠える前にですけどね。

Choco.の「Easy~」は、Choco.がゴロンとしているときなどに言います。

「Easy~」の声かけと自分がリラックスしている状態がつながる(対提示)わけです。

でもこれってできるようになったから、もうしなくていいってことはないです。

それと飼い主さんは、今回は吠えないかもしれないってつい期待しちゃうと思いますが、

たいていはやっぱり吠えちゃうものです。それが失敗と罰につながりますよね。

私もそういう失敗は数え切れないです。叱らない代わりに、「あぁやっときゃよかった」です。

だから、100%吠えることを想定して対処が必要ですよ~。

吠えてしまった後叱るんじゃなくて、日常のなんでもないときに作り上げた好子を吠える前に使って

「吠えない状況」を積み重ねていくことが大切だと思います。

「えらかったねぇ」「いいこだったねぇ」が犬さんに言えますもんね。犬さんにも「ほめられたこと」がわかりやすいです。

そうすると、飼い主が叱ることが激減して、犬さんがいつも犬らしく暮らせるし、

飼い主さんにとってももっと愛しい存在になると思いますよ。

Choco.さん、ガン見。背中の毛も逆立ってました。

この後即「Easy~」で私が動いたら、Choco.さんが私についてきて、吠えなかった。

 

 古典的条件づけってなに…?と思ったら

名前を呼んでおやつのいろいろな意味

飼い主が好子になる

もう一度「飼い主が好子になる」

最強の好子=飼い主さんですから♪

 



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