のらねこのTNR活動で一番は、近隣の方への啓発活動だと思います。
今のところでも、
「手術をしてのらねこを増やさない」ということは理解できる、としながらも
「外で猫を飼っている」「エサをあげるからのらねこが居つく」
「のらねこに餌をあげるな!」と続いていきます。
昨日、区の生活衛生課の係長さんと担当者に来ていただいて
自治会長にお話をしていただきました。
のらねこを管理飼育することで、
1.個体識別することによる不妊去勢手術の推進
2.ねこの居住スペースをはっきりとすることで、きめられたところでの給餌、
排泄物の処理などができ、猫の居場所を清潔に保つことができる。
3.きちんと給餌することで、ごみを漁る必要がなくなる。
1~3を禁止しても世話をする人たちとの関係が悪くなり、
餌場や居住する場所が拡散されるだけで、猫が増えるのをおさえられなくなってしまう、
問題解決から遠のいてしまう。
など、デメリットが多くなる。
4.世話を認めることによって、世話をしている人たちの意識が向上する
5.自治会や管理組合の介入が不要になるので仕事が増えない。
自治会がTNR活動とは…がわからなければコミュニティーの環境保持に
役立っているのだということを住民に伝えることはできません。
区の係長さんからもまずは自治会の役員会で役員さんたちにお話していただき
のらねこのTNR活動について共通理解していただくようにお話されました。
解散したペット会は今後この活動に移行するのでその前準備にもなります。
今私がかかわっているところは、活動のモデルケースとしてみなさんの参考になるように
整えていきたいと思います。
特にのらねこの世話をしている人たちが誇りを持って活動できる場にしたいです。
これらは理想論かもしれませんが、団地という限られた場所ですから
まずは自治会に活動を認めてもらうことから進めたいと思っています。
こういう姿はかわいいけど、これが最後になるといいなぁ。