閑雲孤鶴の日々  - Fire生活者の呟き -

Fire生活経験談のほか、世相世情 💹📆、知的生産技術💻📱、書評📒について、書き綴ります。⏳

教養の伝統について

2015年05月07日 | 書評 エッセイ
教養の伝統について/渡部昇一/講談社学術文庫/1977

渡部昇一による漱石論。漱石の留学時代の挫折などから話が始まる。
夏目漱石、ラフカデイオ・ハーン。一見、性格がことなる小説家が、実は、共にハーバート・スペンサーの影響を受けていると指摘している。
なお、渡部昇一は、一日千頁読破の計画を立て、数日間は実行したと書いてある。

以下は、本のPR文


日本の知性を、千年以上の永き歳月にわたって育んできた漢詩をはじめとする伝統的教養から。私たちはあまりにも遠く離れてしまった。そして、近代日本のめざましい発展がもたらしたこの伝統の断絶は、日本を知り且つ愛そうとする私たちに古き時代を見誤らせてきた。本書は、著者がこの教養の断絶を超えて漱石に迫り、彼の中に近代知性の病める姿を描き出した「漱石の漢詩論」他、読者に教養の意味を改めて考えさせる諸論考を収める。

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