図説 ドイツ名景の旅 南ドイツの２８古都とザルツブルグ/谷克二、武田和秀/河出書房新社/２００１
南ドイツの名所の写真に、歴史的背景に関する解説が付記されている本。若い頃、長期海外出張期間の休暇を利用して、南ドイツを鉄道とバスで旅行したことがある関係で、懐かしく読ませていただいた。この地にこれから旅行しようとする人はこの本には地図が不足していると思うかもしれない。が、一度訪問した人の場合、地 . . . 本文を読む
イギリスの田舎町 森と緑と田園風景に心安らぐ旅/阿部泉他/日経BP出版センター/２００２
タイトルは田舎町とあるが、実態は地方都市の旅行ガイド。過疎化、人口減で廃墟化しつつある日本の地方都市と比較して、イギリスの田舎（地方都市）は、石造りの家が多く、伝統的に住んでいる人が手入れを怠らないこともあり、日本のようになってはいない。
ハリー・ポッターやミス・マープルシリーズで出てくるイギリスの景 . . . 本文を読む
格安で海外旅行できた時代が続き、旅行ガイド本の価値は、旅行予定ない人以外は、まったくないと思ってきた。
ところが、昨今の円安、インフレで海外旅行が割高となり、移民激増による治安悪化もあり、欧米方面の海外旅行を諦めざるを得ない状況となった。
代わりに、旅行ガイドを読むことにした。
昔と異なり、旅行ガイド本は、カラー頁が増え１冊２０００円のものが主流である。一つの地域で数冊買うとすれば、すべて新 . . . 本文を読む
デザインとおとぎの国 デンマーク/ ダイヤモンド社/２０１１
デザイナーが作成したのではないかと思われる旅行案内書。意外な発見がある。知らない国デンマークが意外に心地よい国であることを気づかせる一冊。デンマークについては、「世界一幸福な国 デンマークの暮らし方」という本も出ている。本当に素晴らしい国かどうかは本を読むあなた次第。海外生活者の中には自国を否定し滞在国を絶賛するこ . . . 本文を読む
英国貴族の館に泊まる ロンドンからの小旅行/山内史子他/小学館/２００５
かつて貴族が国（王）を支え、イギリスが繁栄をほこった時代の貴族の館で、宿泊、食事可能な施設について、カラー・白黒画像で紹介した本。屋敷だけでなく、庭がどれも凝っている。宿泊者はそれなりの服装とマナー遵守であること当然として、日本のホテル単価と比較すると価格帯的に手が届かないものではない。
この種の本はどんな写真が載って . . . 本文を読む
ウィーン旧市街 とっておきの散歩道/地球の歩き方編集室/ダイヤモンド社/2008
メインストリートだけでなく路地裏情報まである旅行ガイド。装丁がウィーン風、写真も充実しているため、何気なく歩いた裏通りの記憶が甦るなど、旅の計画ではなく、旅の思い出のつもりで持っておくべき本である。 . . . 本文を読む
ヨーロッパの古城をめぐる旅/武田正彦/小学館/１９９９
この本、実はタイトル通りの内容の本ではない。正確には、「ヨーロッパの古城の美食を堪能する旅」である。城を観光するのではなく、美食本である。タイトルに釣られ勘違いして読む人が続出している可能性があるため、書評としては今一つだが美食グルメ本としては一読する価値がある。 . . . 本文を読む
ロンドンは早朝の紅茶で明ける 私のロンドン案内/出口保夫/PHP研究所/１９９９
ロンドン長期滞在者向けの観光案内本。贅沢品を買うとか高級料理を食べるとかではなく、日常生活的感覚で知的好奇心が強い人向けに書かれたロンドンガイド。
話題があちこち飛んでいる気がしない訳ではないが、徒歩で通りを歩き回った経験ある人が読めば十分共感できる内容に仕上がっている。 . . . 本文を読む
地球の歩き方 イギリス鉄道の旅/地球の歩き方編集室/ダイヤモンド社/２００４
少し古い本だが、類似書がないため、鉄道発祥の地、イギリス旅行を計画されている方には必須の本となる。写真等もふんだんにあり、読む人を飽きさせない。鉄道旅行好きな人にはたまらない一冊である。 . . . 本文を読む
図説 英国湖水地方 ナショナル・トラストの聖地を訪ねる/小野まり/河出書房新社/２０１０
イギリス湖水地方の旅行案内書みたいなタイトルがつけられているが内容はやや異なる。湖水地方の歴史、ナショナル・トラストの関与、湖水地方に関連する文学者の紹介などで構成されている。単に、美しい風景を浸りたい人には不満かもしれない。ただ、イギリスを観光するということは、その土地、人びとの生活、歴史を知ることと . . . 本文を読む
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