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閑雲孤鶴の日々  - Fire生活者の呟き -

Fire生活談、世相・世情 💹📆、書評📒、知的生産技術💻📱を書き綴ります。⏳

私のモーツアルト

2024年07月14日 | 書評 建築・美術・音楽・その他芸術
本書は、1976年に刊行された本(ハードカバー)の同名の本を、1989年にFM選書(ソフトカバー)という形で再刊したもの。 最初に刊行されたきっかけは、出版社社長が各界のモーツアルト好きに直談判、提出された原稿を製本化したものなので、各頁とも執筆者の思い入れある内容となっている。 この本のトリ(最後の章)は渡部昇一が担当している。タイトルは「モーツアルトとその時代」。ベートーヴェンとの対比でモ . . . 本文を読む
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世界の指揮者

2024年01月14日 | 書評 建築・美術・音楽・その他芸術
世界の指揮者/吉田秀和/筑摩書房/2008 あまり交響曲、管弦楽曲は聴かないが、それでも音楽評論書として、この本は名著レベルにある。 ためになりそうなアマゾン書評も紹介させていただく。 mogeru5つ星のうち5.0 幸福な時代の記憶2018年8月21日に日本でレビュー済み この本は、日本の音楽ファンが最も幸福だった時代の記憶だ。演奏会が徐々に盛んになり、演奏者のレベルが上がり、レコード . . . 本文を読む
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モネの庭 花々が語るジヴェルニーの四季

2024年01月07日 | 書評 建築・美術・音楽・その他芸術
モネの庭 花々が語るジヴェルニーの四季/ヴィヴィアン・ラッセル著/六人部昭昭典監訳、大久保恭子訳/西村書店/2005 モネ自宅の庭の画像とモネの絵を対比して眺めることができる決定版的本。モネの絵を愛し、ガーデニングする人なら必読書。写真、文章のバランスも良く、眺めて良し、読んでも良し、モネの庭のアクセス方法、巻末に索引までついている。   . . . 本文を読む
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レコードのモーツアルト

2023年12月17日 | 書評 建築・美術・音楽・その他芸術
レコードのモーツアルト/吉田秀和/中央公論社/1975 タイトルとは異なり、作曲家ではモーツアルト以外に、ハイドン、ベートーヴェン、ショパン、マーラーなども取り上げている。この本の注目点は、指揮者ではカラヤン、ジョージ・セル、ピアニストでは、カサドシュ、ブレンデル、ヘブラー、ハスキル、ヘブラーに関する記述である。聴き比べして楽しむ人向けに、感覚的にどう違うのか、的確な比較表現が綴られている。半世 . . . 本文を読む
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名曲三〇〇選

2023年11月19日 | 書評 建築・美術・音楽・その他芸術
名曲三〇〇選/吉田秀和/筑摩書房/2009 一見クラシック音楽入門書であるが、内容的には、何度も読みたくなる仕掛けが施されている、入門書とは言い難い本。クラシックファンなら持っていて損はない。 書評的には、不満を示しつつもクラシックファンを唸らせる内容との評価である。 ・今見ても選曲は十分斬新で示唆的・高踏的でアカデミックな西洋音楽史・壮年期らしい覇気と客気にあふれた文章が楽しい・吉田秀和の . . . 本文を読む
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音楽の光と翳

2023年09月06日 | 書評 建築・美術・音楽・その他芸術
音楽の光と翳/吉田秀和/中公文庫/1989 クラシック音楽評論家吉田秀和による、音楽エッセイものの古典的名著。雑誌「マダム」という婦人雑誌の連載を書籍化したものとしてあとがきにて紹介している。婦人雑誌向けに書かれた文章であるためか、詩情あふれる筆致、話題豊富な一冊に仕上がっている。クラシック音楽を聴きながら、コーヒーを飲みつつ読みたい一冊である。 . . . 本文を読む
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図説 英国美しい陶磁器の世界

2023年06月08日 | 書評 建築・美術・音楽・その他芸術
図説 英国美しい陶磁器の世界  イギリス王室の御用達/Cha Tea 紅茶教室/河出書房新社/2020 一見、陶磁器に関心ある読者を対象とした本のようであるが、内容は陶磁器を通じてイギリスの歴史、文化を知ることにつながる本。著者は、「Cha Tea 紅茶教室」。惚けてそうしているのかどうかまではわからないが、なかなか博識ある方。おそらく女性。 ChaTea 紅茶教室 講師紹介ht . . . 本文を読む
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図説 英国アンティークの世界 華麗なる英国貴族の遺産

2022年12月26日 | 書評 建築・美術・音楽・その他芸術
タイトルどおりの内容と著者ならでは視点、体験談を通じて、イギリス人のアンティークに賭ける情熱が伝わってくる読みどころ満載の本。 アンティークを突き詰めたい方、一部モノクロ写真がある以外は、楽しみながら読める一冊である。 . . . 本文を読む
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図説 英国貴族の城館  カントリー・ハウスのすべて

2022年12月14日 | 書評 建築・美術・音楽・その他芸術
図説 英国貴族の城館  カントリー・ハウスのすべて/田中亮三/河出書房新社/2017 英国貴族の城館に関する、解説書。どんな建物がどこにあるかだけでなく、館内の部屋・機能についての紹介がある。この本によると、カントリー・ハウスと言われる、英国貴族の城館は、一言で言うと、フランス、イタリア、スペイン、ドイツとも異なる、イギリス独特の大規模かつ世俗的な建築物と定義できる。イギリスのカントリー・ハ . . . 本文を読む
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図説 英国インテリアの歴史

2022年11月27日 | 書評 建築・美術・音楽・その他芸術
図説 英国インテリアの歴史 魅惑のヴィクトリアン・ハウス/小野まり/河出書房新社/2013 歴史、政治的背景など、多様かつ学問レベルのアプローチでイギリスのインテリアについて纏めた、百科事典的な一冊。画像は類似の本で見かけることはまずない。コラムのテーマもなかなか凝っている。インテリアに興味ある方、長期滞在予定の方にお薦めしたい本である。 . . . 本文を読む
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