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閑雲孤鶴の日々  - Fire生活者の呟き -

Fire生活談、世相・世情 💹📆、書評📒、知的生産技術💻📱を書き綴ります。⏳

綺麗ごと滞在記を多数書き遺した人

2022年12月01日 | 読書案内
英文学者出口保夫はイギリス滞在記ものの本が多い。この人のお蔭でイギリスファンが増えたのは確かだ。 出口氏の本によると出口氏は30年前後イギリスに滞在しているようだ。 しかし、そんなに長期間滞在し、かつ英語に通じている学者にしては不可解な点がある。 それは、イギリスの闇の部分、国家を動かす権力構造、支配者の素性、存在についてまったく語らなかったことだ。 単に、旅行や長期滞在する人向けに、読ん . . . 本文を読む
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吐いた言葉は結局自分に返ってくる

2022年03月16日 | 読書案内
お涙頂戴ネタ小説で有名となり財をなし、政治分野の言論活動に転じ、大声かつ早口でまくし立てる言動態度で知られる、百田尚樹の「偽善者たちへ 」(新潮新書)に関する、低評価の書評を読んでみた。 https://www.amazon.co.jp/product-reviews/4106108364/ref=acr_dp_hist_1?ie=UTF8&filterByStar=one_star&a . . . 本文を読む
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古書用語集

2021年07月27日 | 読書案内
新刊書よりも絶版古書を購入する機会が増えたこともあり、知らないよりは知っておくべきとの結論に達した。 古本用語集https://melkdo.jp/reference . . . 本文を読む
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ことば遊びの名著

2021年04月30日 | 読書案内
最近、鈴木棠三(すずきとうぞう)という国文学者の著作を追いかけけている。意外性ある面白い世界であることを発見した。私の見立てでは、短歌、川柳、俳句、詩歌の、ウンチクが体系立てて書いてある本となるのであるが、そのことに気づいている人はほとんどいない。 面白いと思った名著は以下。 ・ことば遊び辞典 鈴木棠三・なぞの研究 鈴木棠三・ことば遊び 鈴木棠三・ことば遊びコレクション 織田正吉・ことば遊びの . . . 本文を読む
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知的生産力

2021年03月26日 | 読書案内
知的生産力/斎藤孝/CCメデイアハウス/2020 一見平易な書きぶりだが、わかる人向けに、それなりのウンチクがさらりと書いてある。わかる人は生涯そのスキルを縦横無尽に駆使し、わからない人はいつまでも気がつかずに一生を終える、知的生産技術とはそういう類のスキルと思う。著者は、渡部昇一が書いた「知的生活の方法」の21世紀バージョンを意識して書いているのではないか。 . . . 本文を読む
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イングリッシュガーデン イギリス旅行案内

2021年03月19日 | 読書案内
イングリッシュガーデンの本場、イギリスにあるイングリッシュガーデンの旅行案内、3冊あることがわかった。ただし、どれも絶版。 庭園の名前は知っていても、英文表記、現地住所、交通手段、大まかな地図が載っている本を見つけることは難しい。 どれも見ていて飽きない。見ているだけで気分が和む良書と思う。 . . . 本文を読む
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朝日新聞記者が書いたアメリカルポ本について

2021年02月07日 | 読書案内
「ルポ トランプ王国 もう一つのアメリカを行く」(金成隆一、岩波新書、2017)を手にした。 はじめに、において、最初の一文はこうなっている。 ************** 移民や女性、身体障害者、イスラム教徒らへの侮蔑的な言動を繰り返してきた実業家ドナルド・トランプ(70)が、世界中の大方の予測を覆して、アメリカの第45代大統領に選ばれた。 ************** 記者自身による . . . 本文を読む
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ギリシア神話本の解説文の問題

2020年12月15日 | 読書案内
2007年から2011年まで日本ペンクラブ会長だった阿刀田高は、2004年に刊行された「抄訳・ギリシア神話」(ロバート・グレイウズ著)の解説に際し、ギリシア神話を源氏物語を対比して説明している。 阿刀田高https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E5%88%80%E7%94%B0%E9%AB%98 私は、ギリシア神話とは、日本における古事記、日本書紀みたい . . . 本文を読む
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社会人になる息子に贈るもの

2020年06月15日 | 読書案内
社会人の息子がいる。  日本には、かつて元服という素晴らしい習慣があったが、明治維新や核家族化などで失われてしまった。 しかし、父親になった日以降、養育(金銭的な援助)以外の何かをなさなければならないときがくることは自覚してきたつもりである。 1人目の子供が生まれて間もないある日、書店で、ビジネス書で、「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」という本を見つけ、私もこの本を書店で . . . 本文を読む
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本の買い直し

2020年05月25日 | 読書案内
最近、思うところがあって本を買い直すことにした。 その代表例が、論語。ある思想家が論語を引用した著作を読み、心機一転、また読み直そうと決心した。もともと岩波文庫の論語を持っていたが、字が小さく非常に読みにく、解説が不親切なので、そうではない出版社のものを最終的に選んだ。 岩波文庫については、ほかにも何冊か持っているが、読みにくさ、解説の不親切さ、が気になり、それが原因で積読状態が続いている。せ . . . 本文を読む
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