閑雲孤鶴の日々  - Fire生活者の呟き -

Fire生活経験談のほか、世相世情 💹📆、知的生産技術💻📱、書評📒について、書き綴ります。⏳

私のモーツアルト

2024年07月14日 | 書評 音楽
本書は、1976年に刊行された本(ハードカバー)の同名の本を、1989年にFM選書(ソフトカバー)という形で再刊したもの。 最初に刊行されたきっかけは、出版社社長が各界のモーツアルト好きに直談判、提出された原稿を製本化したものなので、各頁とも執筆者の思い入れある内容となっている。 この本のトリ(最後の章)は渡部昇一が担当している。タイトルは「モーツアルトとその時代」。ベートーヴェンとの対比でモ . . . 本文を読む
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着席妨害されました

2024年07月07日 | 世相・世情・出来事
ある娯楽施設にいった帰りの汽車で、乗車口から乗車後、それは起きた。 私が目の前にある席に座ろうとすると、別の乗車口から乗車してきた、予想もしない人が私の方に突進してきて、バスケットボールのブロックのようなしぐさで立ちはだかり、両手を広げ体を摺り寄せてくるのである。 それがどうみても75歳過ぎのオバサン。上着は中厚の登山ウエアを着ていた。 びっくりした私は、座る位置を50センチくらいずらさざる . . . 本文を読む
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早期退職 円満退職かそれとも

2024年06月30日 | Fire生活
早期退職を選ぶということは会社との関係において束縛されない(自由になれる)ことを意味する。 この場合、二つの選択肢がある。   ・会社人生において不満に思ったことを早期退職時に清算する選択・会社人生における不満一切を呑み込み墓場まで持っていく選択   人事評価等改竄された人にとって、仕返しが効く絶好の機会である。   上司に仕返しする人しない人https . . . 本文を読む
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娯楽施設における罰ゲーム状態の問題

2024年06月23日 | ビジネス
先日20年ぶりにプロ野球観戦に出かけた。交通アクセスは、予想したとおり。ただ、関係者が安全確保に気を使っていた。この点は素直に評価できる。 入場料は以前よりも値上がりしていた。施設自体は工夫があり、階段段差も緩やかとなり、それはそれで面白かったが、アナウンスがキンキンした声、日常的に騒音が気になる人、騒音被害を経験している人には向かないという印象を持った。日本語を崩したような場内アナウンスも気に . . . 本文を読む
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これでもイギリスが好きですか

2024年06月16日 | 書評 国際
これでもイギリスが好きですか/林信吾/平凡社/2003 イギリスに関する多方面のネタが詰まっているため、ネタ本としては面白い。 しかし、何から何まで断定調。朝日新聞など、左翼系の権威主義の社説を読まされているような気分になる。 論文作法的には、事実なら出所ないし根拠を示すこと、推論・予想なら○○だろうと書くことになる。意見なら、と思いますとか、と考えますと書くことは常識。 著者は、雑誌編集 . . . 本文を読む
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上司に仕返しする人しない人

2024年06月09日 | Fire生活
早期退職して十数年が経過、無事年金生活者の生活に滑り込んだ。 早期退職する1年前、会社で重大問題隠蔽を根拠とする内部告発があり、(不祥事隠蔽の当事者でない)管理職がその内部告発によって降格処分となった。内部告発者は、上司の人事評価に不満を持つ人で私の大学の後輩。その上司と私は親しかった関係で、人事処遇の不満が内部告発の動機となったことを知らされた。 内部告発者は、人事上の不満を内部告発という仕 . . . 本文を読む
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勝者へのルール

2024年06月02日 | 書評 金融経済
勝者へのルール/林輝太郎/2008/同友館 株式相場で勝ち続けるために、必要となる基本中の基本について解説した本。著者は、この種のノウハウ本の有名人。かつて、兜町の千代田書店にあった株の専門書店に行けばこの方の書いた数万円の本が置いてあった。本書は入門書に過ぎない。心構え的なこと、情報の取扱いに関すること、日常の習慣において最低限必要なこと、とりわけ技法にこだわることについて、繰り返し繰り返し述 . . . 本文を読む
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アメリカ民主党の崩壊

2024年05月26日 | 書評 政治
アメリカ民主党の崩壊/渡辺惣樹/PHP研究所/2020   過去20年間に的を絞り、アメリカ民主党政権がしでかした悪行について、歴史書風に編集した本。 渡辺惣樹の本なので駄本ではなく、意図を持って書かれている。一言で言うと、この本は過去20年間、日本のマスコミ、特にワシントン駐在の特派員が報道してこなかった情報集である。ワシントン駐在特派員が報道していたなら、この本は刊行する価値が . . . 本文を読む
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早期退職して実現したかったこと

2024年05月19日 | Fire生活
早期退職して隠居すると宣言すると、多くの人はのんびりとした怠惰な生活をイメージするかもしれない。 実現したかったことを具体的に述べたい。 高校時代、100円の文庫本の哲学書を何冊も読みながら、これらの本を受験勉強、仕事、金という束縛から逃れ、完全隠居し自由な気持ちで読めたらどんなに幸せなことかと何度も思った。 どうすれば実現するのか考えた。 それから三十数年間、五十歳過ぎても同じ気持ちを持 . . . 本文を読む
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死ぬための教養

2024年05月11日 | 書評 エッセイ
死ぬための教養/嵐山光三郎/新潮社/2003 「死」というテーマの、エッセイ本。文章文体的には、アングラサイト二階堂ドットコムのノリなので、この本は遊び感覚の本と勘違いする方がおられるかもしれないが、深く読み込んでいくと究極的視点で突き詰めた末に、各界の著名人の生きざま、死にざまを例に見解を述べている。 タイトルにある「教養」とは、「死」を人生の最終到達点、「死」が人生を完成させると考えると、 . . . 本文を読む
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